ばん馬のいる風景-BANEI Photo Gallery -

ばん馬の写真とコラム。2021年夏まではツイートまとめも載せています。

カレンダー発売

2018-10-18 20:51:45 | 2018年
夫が撮影した写真が使われている2019年カレンダーが2種類、発売になりました。


まずは ばんえい競馬2019カレンダー 「命、煌めいて」(B4判、中綴じ28P、1,620円)
今年に引き続きばんえい競馬、ばん馬のカレンダーです。
https://www.hakubaouji.com/shopbanei/

帯広競馬場の中央売店のほか、Aiba札幌駅前、門別競馬場小径カフェ、サテライト石狩、JRAターフィーショップ、大井競馬場、川崎競馬場、笠松競馬場で販売しています。

インターネットでも販売中。これを機に、馬グッズショップと一緒のご購入もご検討ください。
ホースシュー様 https://item.rakuten.co.jp/horseshoe/cal2019ban/
ボロ ライディング ショップ様 https://www.boro.co.jp/
ホースファクトリー様 https://www.horse-factory.jp/ ポムレもつきますよー
ターフィー通販クラブ様(まもなく) https://shop.prc.jp/
Amazon様 http://ow.ly/4tZX30mhkxk
ハクバオウジ株式会社様(販売元) https://www.hakubaouji.com/shopbanei/


そして、カメラマン数人による「2019年ホースマンカレンダー」(カラー12枚つづり、596mm×420mm、吊り下げ・リングとじ、2000円)
http://shop.horsenavi.com/products/detail.php?product_id=239
私が昔から大好きなカレンダーです。
今年は、夫の写真を表紙を含めて4枚、使っていただきました。そのうち2枚は私が通い詰めてきた思い入れのある牧場。感無量です。
他の方の作品もとても美しいので、こちらもぜひよろしくお願いいたします。
こちらはネット販売以外はどこで売っているかがわからないのですが、見かけたらよろしくお願いいたします!!
表紙の馬はクリリンという、モデルのようなポーズをいっぱいとってくれる仔!!!!

「ばんえい牧場十勝」のカレンダーも作成中です。発行、発売が決まったらお知らせします。

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ユルリ島に思うこと

2018-07-04 00:02:08 | 2018年
根室沖にある、馬だけがすむユルリ島。憧れ、上陸したいと夢見ていた。
行ってみるか、という話もあったのにタイミングを逃しているうち、上陸できなくなった。
そして種馬の導入も終わり、牝馬は減り3頭になった。
まぁ詳しくはググれ。

今は写真家の岡田敦さんがその景色を残している。だからさらに美しさが際立つ。
無人島、野生馬。その響きは郷愁を誘い、残したい、と思わせる。

でも、馬のことを思うと、餌の確保も約束されず、崖もある危険な場所で生きるより、
人のそばでおいしいものを食べて、大切にされた方が幸せだと思う。
だから残せ、という前に一度立ち止まって考える必要があると思う。

ユルリ島にあるものは馬だけではない。
高山植物、美しい花。珍しい鳥が訪れる。それは、馬がいたことで守られてきたものらしい。
調査、研究が進んでそのようなことがわかってきたようだ。

結論として、私がユルリ島に馬が残っていてほしいと考えるのは、それによって広く、自然が守られるから。
そして、馬がいることは自然を、生態系を守ることになる― その証明にもなるからだ。
馬は私たち、地球にとって必要な生物なのだということが広く認知されるきっかけになれば、と願う。

厚岸のあやめヶ原や、濤沸湖沿いに咲きほこるアヤメは、馬のおかげで美しく残されている。
美しい花を見たいというのは人間のエゴかもしれない。
でも同じように、なにかのきっかけで、馬の能力を多くの人に知ってほしい、と思う。
そして馬のいる場所がもっともっと、増えてほしい。

また、写真によって、馬文化が守られようとしている、または考えるきっかけとなっている、という成功例もとても嬉しい。

以下見てねー

岡田敦さんのサイト
http://okadaatsushi.com/yururi_island.html

誰も入れない幻の島。鳥・花・馬が共生するユルリ島を守りたい!
https://readyfor.jp/projects/yururi




今、周りを見渡すと守りたい馬がたくさんいる。
宮古馬の問題だってそうだし、引退馬、といえば抱え込むものが膨大すぎる。
難しい選択。丁寧に見守っていけたらと思う。
クラウドファンディングが蔓延している状況もどうなのかな、と思っているが…

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チャグチャグ馬コに行って思ったこと

2018-06-16 10:50:48 | 2018年
今年の6月9日、はじめてチャグチャグ馬コに行ってきました。
馬の祭りは好きですが、チャグチャグ、ようやくだよ!!
写真は全く整理できていませんが汗、そのうちツイッターにあげたのとは別にアップしたいです。

実際、その場に行かないと気づかないことばかりです。
ミルキーやモノクロチャンが参加すること、草ばん馬も出る、東北の馬主さんの馬が多数出ていること。
その理由は、農耕馬が不足しているから、ということが一つあげられます。最高は平成2年の100頭だったそうですが、今は頑張って80頭。なんとか祭りを続けるために、チャグチャグ馬コ同好会の方は広報活動を積極的に行います。帯広や別海などで見かけるのもその一つ。
馬好きの女性3人がチャグチャグ馬コのために馬1頭を持ったとか。引き手、乗り手の募集に講習会もあります。祭りを守るために多くの人が活動していることを知りました。
14キロは人が歩くのも辛い。馬を持つ人は高齢化が進んでいます。多分、馬を一緒に引きたい、と言ったら喜んでOKしてくれるのでは?

「なぜ乗用馬を使わずばん馬なんですか」と聞くと「農耕馬の祭りだから」。
馬の祭りは数あれど、大きな馬となると限られる。もともとはそうであっても、頭数的に、サラブレッドや乗馬がその代わりになってそのまま続いているものも多いのかもしれません。
在来馬を積極的に使おう、という動きはあるかな。同じようにばん馬も増えるといいのですが。

地元の獣医師さん(元畜大w)も話していましたが、東北の人は本当に馬が好き。道南の草ばん馬に参加している時の表情を見ても真剣そのもの。北海道の人ももちろん真剣なんですが、なんか鬼気迫るものがあるんだよなぁ(笑)。はたから見るとちょっと怖いけど、スポーツでもなんでも、そういう人って私は好きです。

実は会いたい人がいました。
昔、道新帯広支社で「ばんえいフォトコンテスト」というのが行われていて、私も今の会社に入る前に応募したことがあります。確か草ばん馬の風景だったか、ポニーと飼い主のおじさんが顔を寄せてニカーッといい笑顔を見せている写真があり、こちらを最優秀賞に選んでいただきました。
このおじさんをなんとか探し当て、写真を送りました。実は盛岡在住で、チャグチャグ馬コにも参加されていると聞き「今年こそは行きたいです」と年賀状のやりとりを続けていたのですが、昨年から賀状が途絶えてしまいました。
私も引っ越しが続いたし、心配に思いあらためて手紙を出してみると電話があり「昨年から体調を崩して、列に参加していないんです」。
人も馬も、もう少し早ければ、すぐに行動しておけば、その繰り返しです。
おじさん、今年はどこかで行列を見ていたのかなぁ。

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ちゃつ

2018-05-14 00:31:57 | 2018年
平地競馬を見ていた私が、ばんえいではじめて出会った言葉の一つが「ちゃつ」。
馬を放しておく小さな放牧地のことだ。平地でいう「サンシャインパドック」、それよりちょっと広いものを指す。

どんな字を書くのかもわからない。ばんえいにはガラ(collar)やバイキ(back)など、開拓使が使っていた英語がなまってできた言葉がいくつかある。
ちゃつもそうなのか? と、想像してみるが思い当たる言葉がなかなかない。言語学とかはわからないけれど、あまり英語で「チャ」って見ない感じがするし(あくまでもイメージ)、そもそも、開拓使時代は小さな放牧地なんてなく、たくさんの馬を、ただっ広~~い放牧地にどばっと放していたように思う。小さなパドックができたのは最近のことではないのか。

いつか突き詰めようと漠然と考えていて、忘れかけていた今日、浦幌町立博物館を訪れた。
なんとなく展示物を見ていたところ、アイヌ文化のところで「チャシ」ってなんだっけ、と読むと

チャシは柵、囲い、砦などを意味する

ももも、もしや!? これか?!
でも、アイヌ語から馬の用語ができた、というのも考えにくい。アイヌ語には馬を意味する言葉がないことから、もともとは馬はいなかったとされる。アイヌ民族は馬のことを「ウマ」と呼んでいたとそうで、それは和人から伝えられた言葉だろう。
アイヌ民族が多かった日高管内や白老でよく使われるのならまだしも、それ以外の地域でどのようにして「チャシ」が広まっていったのか。アイヌ民族は全道各地にいたとはいえ、それは馬を使っていた地域とどれだけつながるのか。
日高など、サラブレッドの馬産地を多く訪れてきた私は、そこでは「ちゃつ」を聞いたことがなかった。

という話を夫にしたら、すぐにFacebookに「ちゃつってなんだろ」と書き込んでた。したらすぐ回答が来た。悩んでる場合じゃなかった、SNSすげー。日高の方が「アイヌ語語源のよう」と。やっぱりそうなの!? というか日高でも使われていたの?!

サラブレッドの世界では、内地の人とやりとりをすることが多いから、わかりやすいように「ちゃつ」という言葉は使わず、廃れていったのかもだろうか。もしかしたら私も「馬はちゃつにいるよ」なんて言われていたかもしれないが、意味がわからずスルーしていたのかもしれない。その点ばんえいの世界は道内だけだから、ずっと残っていたとも考えられる。

いずれにせよ、アイヌ語起源の言葉が一般的に今でも使われているというのは稀有な例ではないだろうか。
年齢高めの方にちょっと聞いて回らねば。

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ばんえい情報について

2018-04-18 23:04:02 | 2018年
私は「ばんえい情報」というツイッターアカウントの管理人をしています(以前は「ばんえいニュース」でした)。Facebookページもあります。
今年度が始まるにあたって、このアカウントがスタートしたことの思い出話でも。

スタートは2006年、ばんえい関連のニュースをまとめたブログでした。2006年秋、ネット上では「ばんえい廃止」という言葉だけが先行していました。競馬ファンやばんえいを好きな人のブログでさえも「残念」というコメントがあふれていました。
しかし、まだ廃止が決定したわけではない、方法を模索している途中なんだ―。そのことをなんとか広めたい、きちんとニュースを読んでほしい、そして存続への希望を持って声をあげてほしい! と、ニュースをまとめたブログを開設しました。
って、残ってたww http://newbanei.blog78.fc2.com/

その後、存続が決まりましたがいつまで続くのかわからない状況。ばんえいが頑張っていることを、多くの人に知ってほしい。あの時の気持ちを覚えていてほしい。SNSツールが増えたのに合わせてツイッターやFacebookページを開設し、今に至ります。

ばんえいの情報を流す人はここ1、2年で急激に増えた印象があります。みんなで情報を流しあって、オフィシャルもできて、このアカウントが必要なくなる時代がきてほしい、というのが私の夢です。

ちなみに、私は小学生の時から新聞やテレビのニュース(当時は野球)をはしごしてチェックするのが好きでw、競馬についてもそれは続き、自分が見てる情報を流しているみたいなもんなので苦ではないです(笑) むしろ趣味w

やってることは同じなので道営版も作りました。最近は「がんばれ!ホッカイドウ競馬」がほとんどカバーしているので、「もう道営はやめようかなー」って隊員(?)に言ったんですが、便利に使ってくださっているみたいなので、ちょっとは続けます(笑)。

yahooニュースはおおもとを探して流す! 時事・共同配信と思われるものはその通信社をリンクする! というように、最初の発信元に敬意を払うということには気をつけていたりします。

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