瞑想を始めて44年位になりますが、どんな効果が出て来たかは「瞑想を40年以上して出て来た体験」の記事をご参照ください。ここではその後どんな変化があったかをランダムにみたいと思います。
五感の変化から見てみますと嗅覚と味覚は良くなった。
嗅覚はかなり遠く離れた物の匂いがしてきたりする。

静かな公園を散歩しているとたこ焼きの匂いがして来て、何処から匂うのか周りを見渡すが見当たらない。
しばらくして出口付近に来たらたこ焼き屋があった、先ほど匂いを感じたところから500メートルは離れていた。
雨が降る5分前位に水の匂いがしてくることがある。また雨がくる前は前髪が垂れてくるので分かる(笑)。
電車に乗ると周りの人の匂いが前より強い、この人肉食べたなとか薬とっている人は薬品臭い、女性の化粧品や男性の整髪料の香りもきついです。
犬が匂いがきついと前足で自分の鼻を塞ぐように思わず鼻を塞いでしまう。最近マスクを外して電車乗る方多いですが、自分自身もマスクしないで乗っているので尚更匂う。

料理は自分の食べたいものをイメージできればその通り出来る、テーブルに食べたいもの例えばイタリアン料理ならその品々がテーブルに並んでいるのをイメージ(はっきりとイメージ出来るかがポイント、皿やテーブルクロス等もイメージできればベター)する、例えばシーフードスパゲッティーに諸々の品々というふうに。
これは自分で作らなくてもこの通りの料理が出てくる(レストランで注文するのではない)、家庭や誰かの家に招かれた時に出てくる。
また肝心の調理した際のお味はというとすこぶる美味しく出来る、如何せん最高の調味料を使いますので(笑)、それは瞑想です、瞑想してから作ると自分が脳をはじめ秩序性が出てきてこれが食材に影響します、私はあまりレシピを見るほうではないですが美味しく料理が出来ます。

自分の好きな物は伸びる絵画は自分の出したい色が作れて描ける。その代わりに駄目になることがある、生身のモデルの肖像画は描けなくなった、身体の皮膚等が刻一刻と動いているのを認識するようになり描くのは無理です(笑)。
ボウリングはコンスタントに200アップゲームが出るようになった、調子が良いと内側のもう一人(座禅でいう無の状態の時に出てくる)の自分がやってくれるないしはアドバイスをくれる、こういう時はハイスコアになる。
苦手な物は苦手、例えば金銭関係に人間関係それに理科系のもの、理科系は瞑想始めた当初(当初と言っても1年目位)は左脳の働き良くなり、虫酸が走った理系の本を開けるようになり、車の助手席に座りナビゲート出来た(40数年前はカーナビゲーションは存在しないので地図を見ていた)。

心は穏やかになりました、怒りはないです。不安や心配は相変わらずあります。
無がある時(無は瞑想中に深く心の内側に向かい最終的に無の状態に入る、無は座禅でいう無と空と同じ。)は心は穏やかで何でも分かる状態です 。最初は瞑想中にだけ無があるがだんだん日中(寝ている時と夢を見ている時も)に無があるようになる。
授業を聞いていても人の話しを聞いていても全て理解出来る。
またこの状態の時の生理は代謝が下がります、脈拍は40位で呼吸数は1分間に10回以下になります。坂道を駆け上がりダッシュしても息が上がらない(笑)。
寝ている時は自分の寝息やいびきが分かり、自分が夢を見ているのを観察しているもう一人の自分がいます。