菜食の脳

肝臓ガン死亡数(男)　1955年　1975年　1995年 　　　　　　　　　　 4877　　6677　 22773 仮に日本人が欧米人との混血になれば脂質、動物食、化学物質への脆弱性は解消し運動能力まで向上すると思われる。 同時に失われると思われるのは日本人の心、性格、知力、顔貌など　菜食の頭脳と体の構造 あなたは『欧米の遺伝子』が欲しいだろうか― 菜食の脳、肉食の脳の違いは 東洋人と西洋人の違いに表れている ・西洋文明は「物質」的　東洋文明は「精神」的 西洋の文明は「物質」に 東洋の文明は「精神」に重きを置いた文明。 ・西洋文明は征服的　東洋文明は調和的 西洋人は自然を征服・克服して科学文明を築き 東洋人は自然と調和して哲学的・思想的文明を築いた。 植民地主義など西洋人は征服的、東洋人はそれに抗う独立運動を展開し調和的・防御的に動いた。 ・西洋人は微視的　東洋人は全体的 人体を個別に分析する西洋医学と、全体を診る東洋医学の違い。東洋人は全体的・協同的に生きたのに対し、西洋では個人主義の概念が生まれた。 ・西洋文化は具象的　東洋文化は抽象的 西洋では写実性の高い精巧な絵画が発展した　ルネサンス絵画 一方で日本人の描く絵は こんな叙情性を表すものが多かった。 これも両者の脳の差異となる。 織田信長肖像　西洋　日本 ・西洋人は性悪説的　東洋人は性善説的 西洋人は「人間は悪い奴だから」と性悪説に基づきがちになり西洋では安直な殺戮、侵略、拷問、謀殺…凄絶な流血の歴史が繰り返された。 隣人への警戒心を怠らない西洋人―フランシスコ・ザビエルなどが家屋に鍵が付いていない性善説的な日本社会に仰天したのも、無理の無い話ではあったのだ。 西洋人と同じように「目に見える確かなモノ」に必要以上に振り回され、一方で物を大切にする伝統的な「精神文化」を見失った現代日本のもどかしさも、上記の対比で語ることができる。 菜食の脳などと言ってもよく理解できないかもしれない。しかし日々食べている物が、その人間の価値観までも支配している…この事実への気付きは、あなたの世界史の学びを面白くしてくれるだろう。 画像提供　ましうし堂