食と世界

食と世界についての雑記 菜食・断食の勧め

自己愛性人格障害

2012-06-23 23:59:00 | 人間


土浦連続殺傷事件の金川真大被告は自己愛性人格障害の診断を受けた。自己愛はどの生物にも重要な防衛の本能。人類が脳に持つ暴力や復讐衝動の起源は原罪の源泉でもある。

人の脳は大脳皮質(厚さ2cm)の中にある2mmの倫理の堤防で「憤怒」「悪」の激流が堰を切って氾濫するのを辛うじて防いでいる




他人への共感の欠如、傲慢な態度、不穏な人格崩壊の傾向
日本に様々な問題が山積しているのはこの危機を生み出した根本原因が私達の心にある事の認識が不十分なためではないか。

試練に遭っても、誰かが何とかしてくれると期待し、上手く行かなければ不満となり、努力の限りを尽くすことはしない。

東電だけが腐りきった体質なのだろうか。電力を無尽蔵に使ってきた都民の一人として、恩恵を忘れがれき拒否・東電批判に騒ぐ日本人にはなりたくないと思っている。

セシウム濃度、江戸川下流ほど高く - asahi.com
江戸川の泥 乾燥1kg中セシウム
利根川からの分岐点 137ベクレル
坂川との合流前   431ベクレル
坂川との合流後   740ベクレル
下流・市川橋付近  834ベクレル
下流・今井橋付近  940ベクレル 
(調査:2011年8~12月)

より良い未来のために、リスクを冒してでも挑戦する事はせず、今の立場を守ろうとする。このようなエゴと受け身の風土が日本全体を覆っている。

しかしその実現の為に試練を負う逞しさを持つ必要に誰もが気付き始めている。

雨よりもがれき対策に悩むなら、肥満人口(上記)を増やしながらもガン罹患を減らしている米国の指針に倣えば良いだろう。 がん予防の15か条 (世界ガン研究基金、米国ガン研究会調べ)



人間の悪しき行動を見るたび
「やはりアダムの原罪が・・・」「聖書の正確性を再確認した!!」等とのたまう宗教者がいるが、無能な神の監督不届きと社会の悪には何の関係も無い。

むしろ弱ったローマ帝国を制圧した野蛮人族の20世紀までのインデックスこそ、原罪の権化。
「人間が腐るところまで腐っている」と感じたら、周りにキリスト教的な物がないか確認してみよう。





損得を超えて他人に尽くす事から生まれる充実感や連帯感が何処から生まれているのかは不明ながら、転換への強い意志が原罪的利己の日本を脱する力だろう。

小さくとも情報が本物であればきっと共鳴の輪は広がり日本再生のムーヴメントに繋がる。なぜなら誰もが心の深い所で本当はそうしたいと願っているからである。



画像借用元: The Memory Practice Garbagenews.com
関連記事: ヒトのススメ



コメント (21)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自炊の勧め

2010-12-18 08:58:53 | 人間



日本が海外に確保している自国向けの食料生産用地は国内農地の総面積の3倍近くになるという。外国へ命を預けたままさらに開国(貿易自由化)を行った場合、農水省は関税撤廃で食料自給率は12%にまで落ち込むと予測している。

様々な分野で国際競争力が低下する今、日本は“自国の事は自国で”を考え直してみる時ではないか。


'04価格    国産  輸入(円/kg) '05主要輸入先(シェア)
たまねぎ    91  67     中国(62%)米国(23%)
にんじん   112  77     中国(90%)
ねぎ     349 135     中国(100%)
キャベツ    91  73     中国(86%)
ブロッコリー 320 237     米国(73%)中国(26%)
ごぼう    197 118     中国(89%)台湾(11%)
しょうが   576 282     中国(99%)
さといも   178 101     中国(100%)
にんにく  1188 142     中国(100%)



あなたの食料自給率は何%?

コンビニ弁当、外食、中食(惣菜)、冷凍食品に依存した食生活を送る人は恐らく日本の致命的に低い食料自給率に貢献している。

外食産業の経営を成り立てているのは地球の裏側から運ばれてくる安価な外国産。これら輸送燃料に大量の石油を使う食材が自給率40%のわが国を支えている。
和風「幕の内弁当」の食材19種のうち14種が外国産
フード・マイレージ|All About


食料自給率はカロリーベースのため、数値の向上にはカロリーを有する [穀類 油脂 豆 肉 魚介...] で外国産に頼る食構造を変えなければならない。主食が米('09自給率95%)から小麦(同11%)へシフトすれば自給率は低下する。

八百屋へ行っても外国産が圧倒している感はなく、問題は日本農業の規模というよりは買い手の選択にあると言えそうだ。政治の停滞が続く中、国民の側からは食糧安保から生態系保全、市民力向上まで見据えた食事仕分けでも行ってみるのはどうだろう。


食料自給率は'09年度統計 情報出典:農林水産省
パン
 
パン用小麦の自給率は1%。
→国産原料で自作する。

 
主食用の自給率は100%。1人当たりの消費量は1962年度:118kg→2008年度:59kg。米価安定には消費者の買い支えが欠かせない。
麺類
 
うどんの自給率は64%。中華麺3%。そば18%。
芋類
 
自給率 さつまいも(94) さといも(77) じゃがいも(55)
豆類
 
自給率 いんげんまめ(31) えんどうまめ(8) 小豆(45) 大豆(4)
大豆の低い数字は搾油用の輸入が多いため。(食用は20%強)
チョコレート
 
カカオ豆の自給率は0%。
コーヒー
 
→認証コーヒーを買う。
コーヒー、カカオは植民地時代に作られたプランテーション栽培が今でも続いている。
カカオ 強制栽培
種実
 
自給率 くり(59) ぎんなん(33) ピーナツ(14) アーモンド(0) くるみ(0) ごま(0)
野菜
 
自給率 小松菜(100) にら(100) 白菜(100) ピーマン(100) もやし(100) みつば(100) 大根(根)(99) キャベツ(99) なす(98) きゅうり(94) セロリ(94) ねぎ(93) れんこん(89) たまねぎ(79) 人参(71) にんにく(52) 生姜(32)
果物
 
国内で賄えない物は廃止対象…バナナ0% グレープフルーツ0% パイナップル3%
自給率 みかん(101) ネーブルオレンジ(100) びわ(100) すいか(100) 梨(98) 柿(98) メロン(88) いちご(84) いちじく(76) 桃(73) うめ(67) りんご(58) さくらんぼ(57) プラム(40) キウイ(35) ぶどう(26) あんず(24) マンゴー(18)
きのこ
 
自給率 えのき(100) ひらたけ(100) なめこ(100) しめじ(88) マッシュルーム(88) しいたけ(68)
藻類
 
自給率 あおのり(99) のり(99) こんぶ(95) わかめ(47) ひじき(24)
魚介類
 
自給率 さんま(127) さば(107) ぶり(102) まだい(101) ほっけ(100) はまち(100) たら(88) かれい(53) まぐろ類(42) ほたて(109) かき(93) しじみ(77) いか(66) あさり(50) たこ(48) かに(30) うに(26) はまぐり(11)
エビ
 
世界のエビ漁獲高の4分の1を日本人が食べている。タイでは漁場を日本人用の大がかりな養殖地に転換、エビは高価でタイ人の食事にはならず、現地の人々の栄養不足、仕事不足、漁業資源破壊の問題を引き起こしている。エビの自給率は5%。
→国産のシバエビなどを買う。
エビ養殖 マングローブ
肉類
 
国産の肉でも飼料が外国産なら自給率にカウントされない。日米間にある"とうもろこしの橋"からの遺伝子組み換え飼料流入も問題視される。日本の牛には肝膿瘍、胆管炎、肝出血が多発。豚は大半に消化器・呼吸器の障害が見られる。飼料用穀物を除いた場合の日本の穀物自給率(26%)は58%になる。
自給率 牛肉(11) 豚肉(6) 鶏肉(8) 卵(10)
国産の牛、豚の大半は病変で内臓肉が廃棄されている
乳製品
 
自給率 牛乳(43) 生クリーム(23) ヨーグルト(23) チーズ(8) ヤギ乳(43)
油脂
 
油脂の自給率は14%。
なたね油(0) ごま油(0) 大豆油(0) 米油(6) オリーブ油(0) パーム油(0) 牛脂(16) ラード(11) バター(45)
高品質の物を控え目に使いたい。 ケンコーコム
酒類
 
自給率 米(95) 大麦(8) ワイン(0)
お菓子
 
小麦(11%)製品、コーン(0%)製品 → 米製品へ
パーム油(植物油脂)使用品を削減

アブラヤシのプランテーション ~緑の監獄~
調味料
  
自給率 料理酒(96) 本みりん(96) みりん風調味料(39) 穀物酢(64) 砂糖(33) 味噌(22) 蜂蜜(8) しょうゆ(3) マヨネーズ(1) カレー粉(0) 固形コンソメ(0)








打てば世界の裏側へ響いている



“植民地支配”というと過去の遺物のように思われているが、格差拡大・人口増大を伴う本国への資源没収行為は現在も続いている。

土地の占領 - 外貨でしか食糧を得られない貨幣経済 - 労働力としての人口増加 - 豊かになれない長期低賃金、貧困の固定化 - さらなる人口増加・食糧不足 …
前世紀の後半に人口増加が加速しているように、「豊かな暮らしをより安価に」求めた結果の現代型生活は地球人類へ多大な負荷を掛けずには成立していなかった事を先進国の人間は胸に刻まなければならないだろう。





画像提供 素材屋さんROMANCE









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生物多様性

2010-11-17 09:28:49 | 人間



現在哺乳類の約23%、鳥類12%、爬虫類51%、魚類40%、植物種の全種14%が絶滅危惧種の予測割合に入り (IUCNレッドリスト 2006)1日あたり100種以上という自然現象を遥かに超える速度での絶滅が進んでいる。

生物間または森林、河川、湖沼、湿地、珊瑚礁との絡み合いがもたらす生態系サービスの消失に人類の生活が脅かされる昨今、人間の経済活動と生態系保全との妥協点を見出す事は待ったなしの課題になった。
生物多様性の現状  欧州の洪水発生件数(PDF資料)






世界を動かしていく “人間の欲求” “価値基準” これらの変遷が肉食習慣にも由来するものである事は西洋脳を脱した方々の前には既に明らかであろう。現在の地球危機は大航海時代に根を持つ西洋発の出来事だと言える。

特に西欧による16世紀の米大陸、18世紀の豪州の土地略奪と畜産域の拡大は、早い地球資源の消費に寄与したと考えられる。18世紀の産業革命以後革新された採掘技術、加工技術、精製技術の躍進は有限の地球で無限の成長を模索する資本主義、原料生産地である植民地の獲得欲に拍車を掛けていった。



神の名の下に、何をしても許されるという論理
欧米500年の世界植民地支配は悲劇と近代化を広範にわたらせることになった。その所業の主語を「キリスト教が」と変換するのは乱暴であろう。しかし教団最高権威であったローマ教皇が植民地政策、奴隷制を追認し教会が植民地争奪の尖兵として働いた事は歴史的な事実である。 フランシスコ・ザビエルも本国スペインの軍港設置の密命を帯びて来日していた事が知られる。
大航海時代とイエズス会進出  世界一受けたい授業  アジアの主な植民地

米大陸では原住民を殺し過ぎ、アフリカから輸入された黒人が新たに経済拡大の手足として使われた。20世紀まで続いたアフリカを巡る植民地争奪戦のせめぎ合いは2度の世界大戦の火種となった。祈りを捧げていようとこの世は完全な人間の自己責任の世界という世の冷徹さは、歴史の結果を以っても証する事ができる。











近代の地球的課題の一つに人口爆発の問題がある。
農地資源の不足など人類の危機を予知させるこの過剰人口も、実体は肉食由来の問題-肉食圏の文明と接触した資源輸出国に起こる現象なのだ。鍵はやはり植民地主義、18世紀以降の産業革命にある。
人口の爆発-グラフ(中国四国農政局)  世界の人口


何故バナナ、チョコレート、牛肉、エビ、タバコを買ってはいけないのか

私達の何気ない行動が豊かな土地を切り開き、国連・NGOの援助なしでは生きられない空腹の人々を増やしているとしたら…

飢えたる人に食糧を分け与えるのは対症療法に過ぎない。飢餓・貧困・感染症・エイズ・テロ・児童労働・売春の問題を根絶したい―以下はそんな事を真剣に考える人に読んで頂きたいサイトである。
人口爆発と貧困

1000年 2億人
1900年 14億人
2010年 69億人
2050年 90億人




徹底した収奪 格差の拡大 環境破壊 資源の枯渇
自然への畏敬を失い人間が自分の思い通りに開発した急転の500年、一部の人々の生活が豊かになった反面、人間・動物・地球はかつてないペースで血を流した。

人類の過去の営みの延長線上にある自然のしっぺ返しを受けている今、この先に必要なのは人類の反省に、宗教の反省。
地上を蝕む毒麦と変わりながら反省もできないのでは悔い改めが聞いて呆れよう。独裁性の宗教に一つ必要な助言があるとすれば、神の創った人間が不完全なのではなく人間の創り出した神が著しく不出来かもしれないという事だ。

画像提供   BIZUTART PHOTOGRAPH  無料画像素材のプロ・フォト 肉食ストップでCO2を18%減らせるl





















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

便利の果て

2009-04-01 12:46:45 | 人間





どれだけの私財を得ても私利私欲の為に使わない事業家達が日本近代経済社会の発展に寄与した人々の中にいた。

社会全体が貧乏であったら、一個人が富んでも幸福にはなれない―
質素倹約、余った分は社会の不足部分への投資[教育 福祉 環境....]という生きたお金の使い方が共栄の意識から生まれていた。

人の心による抑制を離れた資本主義が人類社会を滅ぼす暴走した悪魔になるぞとは、先人の頭脳には明瞭に映っていたに違いない。


もし分限を越える(奢侈に傾く)時は一身一家も破滅の基であり
一国滅亡の端緒である。 渋沢栄一


















現文明への愛着は個人的に当然強いものを持っているけれども人類独尊の身勝手な物質文明により本来あるべき地球と人とのバランスが崩れ、行き過ぎた利便性・快適性の向上は発展とは逆のものを人間にもたらした気がしてならない。

自動車、家電、インターネット、グルメ …
煤煙、排気ガス、化学物質、農薬、食品添加物 …
衰えていく人間の力は体力だけに止まらない。

「次の50年をどう生きるか」
それはこの人間衰弱の時代の総括を避けながら考える事はできないのではないだろうか。







地球と子孫を守る精神的規律を失った人々の姿が一体何人の子供、若手の生きる気力を吸い取っているのか…

かのヒトラーは極悪人ではあったものの菜食主義であったため
物事を見通す頭の冴えは確かに持っていたように思われる。
自然から逸脱した文化生活と食性を見直し、欲のままの時代を制圧する力を今磨いて行きたいものである。

「たとえ戦争も災害もなくても、人間は21世紀、空気と水と食物の汚染だけで衰えていく。いや、その前に、肉食とアルコールとタバコでも衰える。だから私は肉も食べないし、酒もタバコもやらない。」 ヒトラー



画像提供 横浜市地球温暖化対策事業本部 僕の見た秩序。 

















 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地球温暖化

2009-03-25 11:40:41 | 人間




詳しい発生過程は不明とされる地球温暖化現象

この世にが存在するとするなら、この高温化の原因を
人為起源に求めるより強い必要性が自然と感じられてくる。即ち人間の業、欲望と快楽、奢りの文明の結果であることを…









大気中でCO2以上にメタンの濃度が急上昇している。


国連報告('06)でその37%が畜産から発生するとされたメタンは
2020年の排出量が1990年比で最大約60%増になる予測が立てられている。

牛のげっぷ無視できない 温室効果ガス急増を予測

大気中濃度の増加率(産業革命以降)
CO2   31%
メタン 150% ('95)
















20世紀は人口爆発の世紀でもあった。

人間が地球上に増えかつてない工業的発展を遂げる
化石燃料を燃やして上空に炭酸ガスの層を作る
畜産動物を増やす一方で森林を切り倒す


「地球を統べる者」の視点から見るまでもなく、これなら地球が温まりそうなイメージは何となく浮かぶのではないだろうか。

























「神様は人間の味方」とは人間の早とちりかもしれない。

地球上にはその生態もオリジナリティに富む幾多の生物が同居している。仮に創造者がこれを1つ1つ手作りしたのであれば大変な気合の入りようだと思わずにいられない。"良き作品群"を人間がいじめて絶滅させようとするなら創造者の感情はどうであろう。


日本には千年を超える紙のリサイクルの歴史がある。先祖が代々積み立てて来た遺産をわずか2~3代の暮らしで浪費し台無しにしていい自由は我々にないという心を取り戻し、人間が地球上から追い出される事のない未来を選び取りたい。


「宇宙の中のちっぽけな星に何十億もの人間が住み、無数の生物が同棲している。脆い地球でお互い争い自分たちのことだけしか考えない、そんな未来はいらない。人間を愛し、生き物すべてを愛するような子どもに是非なってほしい」 (手塚治虫)

画像提供 横浜市 地球温暖化対策事業本部 ナショナルジオグラフィック アニマルフォト






 










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心の文明

2009-03-17 16:35:52 | 人間





日本に浸透した経済優先の環境破壊、金権的政治、弱肉強食の理念は本来 “西欧流”のやり方であった。


150年前の日本は強者が弱者を支え格差を嫌い永続可能の社会体制を敷いていた。若者は国を案じ自らの想いに命を懸けた。

現在の低い環境意識、非協力社会、無気力な若者、凶悪事件の増加は人間の西洋化がもたらした問題と言えよう。








カネの為に何でもする獣の文明のこれ以上の追随は今後の私たちの安全の確保を難しくするだろう。

地球温暖化の進行によっても飢饉による日本沈没が現実味を帯び始める。


1~2度の気温上昇でも厳しい干ばつ水不足が深刻化し、世界の主要農作物は大幅収穫減、農業生産が不可能に近付く。
「共生」の生き方に転換し誰かを助けなければ死ぬのは自分であると日本人こそ自身の問題を真剣に捉えなければならない。









食品偽装をしてでも、
アダルトコミックを売ってでも、
会社を大きくする。


このような規範の外れ方がこの国は尋常ではなく映る。

人々がどれだけ心の文明に価値を感じ、人間の西洋化・挫折した白人主導型文明からの脱皮を図れるかで未来は変わるのだろう。

画像提供 壁紙配布



















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草の根のチェンジ

2009-03-06 17:07:30 | 人間





コンビニエンスストアで成年誌ヤマザキのパンを買えば“そういう物が流布する社会”へ一票を投じた事になる。


あなたが家で茶碗を割ったらそのまま捨ててしまうかもしれないが江戸時代には焼継屋という修復商が存在し茶碗・陶磁器の再生を手がけていた。人々がどのような価値観の下でどう行動するか、その人間の営みの上に今日の経済も成り立っている。






お金しか見えなくなり、選択され次世代へ生き残るべきものには目を伏せ続けた、
その前世紀の反省に立って、発展戦略を今新たに組み換える時ではないだろうか。

買い物であれば
米は米屋
野菜は八百屋
豆腐は豆腐屋
魚は魚屋
肉は精肉屋
酒は酒屋
靴は靴屋
電器は電器店


専売店での積極的購入をするのもその一案になるだろう。



海外進出を含めた地球規模の競争を繰り広げた結果、地域産業と国内の農漁業は衰退、商店街の中小商店は駆逐された。

地域の空洞化と過疎が今や文化・福祉・教育という国家の基盤まで揺るがしている。





効率化・合理化に夢中になる“米国流”に身を任せれば将来に「風情」「人間味」「職人技」が残る事は期待できそうにない。

「少し高くても・・・」 そう思える店は誰にでもある。
みすぼらしくでもけち臭くでもない、人間らしく快活・大胆に経済社会情勢を作り変える“チェンジ”はどこからでも始める事ができる。

画像提供 壁紙配布



















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生き方の転換

2009-02-25 17:50:05 | 人間






米国発の金融危機の波紋が全世界に拡がっている。

派遣切りのニュースが世間を賑わせているが"お金を稼げない状況"に陥った際の自殺、強盗、詐欺、八つ当たりの増加がこの国では特に心配される。

動物脳の欲求(食欲・性欲…)に金欲が紛れ込んでいるのが他のほ乳類にない人間の奇妙な性質、日本においては金の力が別段巣食っている為である。












今「人間」と「獣」の間で価値観のシフトを図る時だろう。

  ・ 人間はこれほど過剰消費しなければ生活できないのか
  ・ これほどゴミを出さなければ暮らせないのか
  ・ お金がなければ幸福になれないのか



今のような科学技術文明とモンスター・カスタマーを喜ぶ経済活動を継続する事は地球環境を考慮するともはや不可能である。

人間は一番偉いと地球上の全自然に対して所有権を主張する合理的西洋精神文明を考え直すのに今ほどいい機会はない。







「新しい産業創出」先なら資源、農業、環境、医療、教育
ビジョンには事欠かない。
「誇らしい」活動を社会全体で支えていく
日本が元気になるとはそういう事ではないか。


人間らしい謙虚の文明へ回帰する好機
しかし日本がこの機を逃す事はもう間違いないかもしれない。

日本国を滅ぼすのに銃火器は不必要、肉と脂肪があれば良かった事は重ねて申し述べておきたい。

画像提供 30日間マクドナルド生活





















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マックが過去最高益

2009-02-14 09:27:37 | 人間






自己中心、傲慢が人間の誤った態度なら、人間が思い上がって過剰に動植物を支配する事も人間の違反となり得るだろう。

人間よ謙虚であれは人間の在り方を理性的に追求する宗教に共通したテーマになっている。



視覚、嗅覚、運動神経、走る速さ、…
どれを採っても人間は地上で一番とはいえない。

ヒグマ、ホッキョクグマの走る速度は北京オリンピック金メダルの短距離選手ウサイン・ボルトよりも速く、泳ぎも水泳界の怪物マイケル・フェルプスより速いと言われる。

タカの視力は人間の6倍以上、聴力は猫が10倍、嗅覚は犬が千~1億倍…

運動神経のトップは鳥類。優れた平衡感覚で強風の中でも隊列を維持。カラスの上方へエサを投げると跳ね上がって空中でキャッチする様を見る事ができる。
参考リンク 動物異聞録















日本の先達も、日本人がまさかこれほど動物を惨(むご)く扱うようになる日が来るとは夢にも思わなかったに違いない。

日本の畜産動物は特に飼育環境が悪く他国よりも薬と耐性菌で
汚染された食肉が出回っているという。
国産鶏肉、2割にサルモネラ菌 耐性菌4割超す



競馬ではファンの記憶に残る天皇賞の熱戦があったばかり。

動物ですら汗と辛酸にまみれて神にも感動を与える事ができるのに、人間はどうしたのだろう。人間の唯一の取り柄である”心”を失っては、人間は地球上で何が優れていると言えるのだろう。

画像提供 30日間マクドナルド生活





















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

振り込め詐欺

2008-10-31 22:16:41 | 人間







毎日と言ってよい程頻繁に起っている「振り込め詐欺(恐喝)」事件への対策強化月間として警察庁が活動を展開している。
振り込め詐欺トピックス - Yahoo!ニュース

振り込め詐欺は関西より関東で圧倒的に被害が多いという。
「騙すなら関東人を狙え」がセオリーなのだ。





東京に何年も住んでいれば日本社会の縮図がこの場所にある
と思えるほどの人々の他人への無関心さを感じる事ができる。

見ず知らずの子供が悪い事をやっていても、注意もできず。
叱る、ほめる、指導する事を怖がって後ずさる人々に放置された"非干渉の層"が非常識な暴徒と化していく。それに歯止めを掛ける事もできない恐怖の社会の典型がある。

急増 振り込め詐欺はこの国に蔓延している病気の権化した姿と言えるのかもしれない。








もはや犯行グループだけが悪いとは限らない。
煩悩の前に大敗し自己中心と人間嫌いの病に憑かれ助け合いを忘れてしまった国民全員の問題でもあるのだろう。

画像提供 丸の内写真集

















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人類の興亡

2008-10-25 08:05:28 | 人間







拝金・食欲・性欲に振り回されるばかりの現代社会を見て
人間は神性を備えた崇高な存在
と思うことは誰にでも難しいと思う。



徳性を失い醜悪なる姿へと変容した人間社会で人々は "人間嫌い""性悪説"に支配され平和維持の活動に価値を見失い、やがてクラッシュへの道を指し示されて行く事になる。

ヒトの歴史はこの破壊と再生の繰り返しである。
聡明な文明史家であれば、現代文明の行き着く先が戦争や天災で滅びる人々が新たな意識に目覚めるかのどちらかしかない事に気付けるだろう。未来を決めるのは私たちの1日1日の生き方である。







 

最近私の近隣で『文房具店』が次々に姿を消している。
このままなら将来にコンビニ・スーパー・100円ショップしか残らないのではないかと不安だ。

私たちの日々のお金の使い方も未来を決定する投票行為
今「選ぶ」という行動が大切なのだと思う。


画像提供 Tokyo Sky Blue

 

 

 




 


 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平和崩壊の法則

2008-08-19 03:34:42 | 人間







国家が平和で豊かになると次第に官僚の暮らしが贅沢になり支配層の腐敗が始まる。



現代の日本さながら政治者は平和、人命の尊さを感じる一切の精神的能力を失い国民の安泰よりも私利私欲に走るなど、弱い立場の人間を踏みにじる金権主義が横行。

やがては虐げられた健全な庶民層が退廃政権を転覆し
国家は新たに再生されていく―

これが歴史の大原則で『三国志』もそこから始まっている。
腐った朝廷の官軍、役人に苦しめられる劉備一行の姿は印象的である。











この平和は長く続かない人間腐敗の法則に今
人類全体が当て嵌まっている。

かつてない豊かな時代の到来と共に人間は平和、生命の尊厳の認知が困難となり平和な社会の実現は既に全ての人々に共通の願いではなくなっているのである。秋葉原の無差別殺人犯が一部では神などと称えられているという。

生命の尊厳を知らない悪魔化した人間が標準であるなら
戦争のない社会が必ずしも平和なのではない。
現代社会の蔭の本音はこうなのではないか。





1945年は太平洋戦争の終結であると同時に
1931年からの中国との戦争が終結した年でもあった。

日本が中国で何をしたかを知らずに楽しい北京五輪、恒久平和を望む事は厚かましいかもしれない。

歴史を知り
人間の法則を学ばない限り
平和への願いは虚しいものであり続けるだろう。




我々が歴史から学ぶことは、
我々が歴史から何も学んでいないということだ
         -ジョージ・バーナード・ショー


画像提供 壁紙.com 


























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする