先週は北海道教育局。
今日は札幌市教育委員会に行って、「高等養護学校の定員不足」について見解を聞いてきました。
たまには代議士秘書の肩書きが役に立つことも有るんです(笑)
まずは北海道。
概要はこうです。
『本来、高等養護学校の配置については都道府県の裁量であることから、定員が不足していることは十分承知している。
特にここ数年発達障害も含め、障がい児が増えており、今後3~4年は定員オーバーになることも十分承知している。
それも含めて今年度、銭函に一校新設した。
今後については、道が学校を設置する権限があるが、札幌市とも連携を取りながら進めていきたい。
何しろ人口から言っても、札幌市が抱える生徒の絶対数が多いわけだから、市にも応分の負担をしてもらいたい!
現在も北海道と札幌市の教育長が定期的に話し合いを持ち、協議しています。』
女性の課長さんでしたが、「私も実際に親御さんから泣かれてお願いもされていますので、遠距離の送り迎えのつらさなど、十分承知しています。しかし、財政が・・・」と言っていました。
次に札幌市。
私も道教育局に行って話をしてきた旨、早急に対策を講じて頂きたいというをお話して・・・
『定員不足が生じていることは承知している。
それで今年も豊明高等養護学校に一間口増設をした。
ただ「早急に対策」と言われても、今後少子化にもなってくるし、今すぐ“ハコモノ”を造ることは出来ない。
今はまだ、はっきりとは言えませんが、来年あたり、上田市長の下で計画を作る予定になっているので、その中で提案が出来るはず。』
話をしたのは男性の係長さんでしたが、「私も耳の不自由な障害の子を持っている。」と一応の理解は示してくれました。
“ハコモノ”については私も、「新設しなくても、統廃合して使用しなくなった学校を再利用するなど、やり方はいくらでもある」という提案をさせて頂き、ご理解頂きました。
どちらにも共通していたのは、
1.急激に障がいの子が増えた事への戸惑い。
2.自治体財政が厳しい事への危機感との兼ね合い。
3.少子化と学校配置のバランスの問題をどう処理するか。
と言うことでした。
どちらにもそれなりの言い分はありますが、お互いが協力し合って、少しでも改善してくれることを願わずにいられません。
いずれにしても行政が頑張ってくれない事には、前に進まないわけですから・・・
道議・市議にもこの話を働きかけていますし、私も一歩でも前進するように頑張ります。