ブロブロガー@くつログ

Proと呼ばれたい...そして日々悪戦苦闘する
Brofessional な職業人の安息の日誌

◇麻生副総理、韓国朴槿恵大統領に歴史認識の相対性を語る?

2013-04-23 | 靖国問題


> 麻生副総理や新藤総務相など安倍内閣の一部閣僚が、靖国神社の春の例大祭
> を参拝した話は、前回記事のコメント欄に書きましたよね。


▼麻生副総理ら、靖国参拝…首相は真榊料奉納
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130421-OYT1T00525.htm?from=popin

麻生さんらは、これまでも基本的に毎年参拝していて、あまり大騒ぎする様な
話では無いのでコメント欄に覚書程度に書きましたが、中韓の方では、またも
過剰反応
している様ですね…。
安倍首相自身も真榊を奉納していて、全然問題にしていない訳ですが、相変わ
らず「特定の周辺国」側で勝手に喧しくしている。


▼靖国参拝「心の問題」と菅長官、韓国訪日中止で
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130422-OYT1T00691.htm?from=main4

> 韓国の外相が、急に訪日を中止した事で、また事態が騒がしくなりました…。
> そもそも、韓国では朴槿恵大統領が、ソウルで開かれた「三・一独立運動」
> の記念式典の際に、日韓の歴史認識問題について言及していたので、立場上、
> 遺憾の意を表したとも取れますけど…。


▼韓国、尹炳世外相の日本訪問見送りへ 閣僚らの靖国参拝に反発(13/04/22)

http://www.youtube.com/watch?v=aeYRHCeUiTg

▼朴槿恵大統領「日本は歴史を正しく直視し責任負う姿勢を」対日認識初言及
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130301/kor13030111430001-n1.htm

そもそも、朴大統領は大統領就任式典の際にも、日本の代表として式典に参加
していた麻生副総理との会談で、この問題に言及していました
からね。

> あの時には、マスコミは朴大統領側の発言だけを伝えていて、麻生副総理は、
> お祝いの席なので黙認していた様な報道だったのですが、今回訪日を取り止
> めた韓国外交筋の意図を伝えた中央日報の記事で、麻生副総理の応答内容
> 判明しました。


▼「歴史認識の違い前提に」麻生氏発言に反発か
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130423/kor13042313260002-n1.htm

麻生さん、「言うべき事は言っていた」訳ですね!
てっきり、「慶事への配慮から黙っていた」と想っていました…。
言うまでも無く、朴槿恵大統領の独善的で一方的な歴史認識発言に対しては、
これを快く感じる日本人は皆無ですからね!
彼女は、時代遅れのマルクス主義的歴史教育に洗脳されて、非科学的客観論を
振りかざしているに過ぎません
から。
そもそも、朴槿恵さんは科学哲学の勉強をやり直した方が良い。
到底、麻生副総理の見識の高さには及びませんから…。


> 麻生副総理は、米国の南北戦争の呼称が北部と南部で異なる例などを取上げ
> ながら、「歴史認識の相対性」についての理解を求めた訳ですけどね…。

『馬の耳に念仏』とは、昔から言われる「ことわざ」です。
発展途上国に対しては、先進国側から支援する事は在り得ますが、妄言や一方
的な強制に従う謂れなどはありません。
朴槿恵さん、「お互いが主権国家である」事を忘れているのではないでしょうか。
それとも、お父様の様な権威主義的独裁政権を志向しているのでしょうか?


▼朴正煕 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%B4%E6%AD%A3%E7%85%95

日本でも「平和呆け」から脱却できていない一部の評論家の中には、麻生副総理
「外交音痴」と揶揄する向きもある様ですが、この際ご自身の「時代音痴」
方を反省しないと、時代の情勢変化について行けていない様な気が致します。


▼超党派の国会議員168人、靖国神社を参拝 平成になって最多人数(13/04/23)

http://www.youtube.com/watch?v=DiuyzxTsoqg

【「靖国問題」に関する過去記事】
http://blog.goo.ne.jp/ayakikki/c/5326efb64cce3ad9eac1cc4da89840d3


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◇黒田バズーカG20の理解を得る~麻生銃はワシントンで命中!

2013-04-21 | 経済


> 黒田日銀新総裁がデビュー戦を果たしたG20が無事閉幕した様ですね!
> 黒田総裁の「異次元金融緩和」は、「第一の矢では無くバズーカ砲」と呼ばれ
> て世界中を驚かせましたから、G20での国際批判が心配されていましたが、
> 前回のG20でのアベノミクス批判と同様に、首尾よく国際理解を得る事が
> できた様子です。


▼G20閉幕 黒田日銀総裁の「デビュー戦」の成果を解説します。(13/04/20)

http://www.youtube.com/watch?v=ilwUuzG099c

▼金融緩和、G20で理解得られた…黒田総裁
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130421-OYT1T00020.htm?from=main1

為替市場にも強烈なインパクトを与えた黒田総裁の「異次元金融緩和」でした
から、多少の国際批判は覚悟していましたが、G20での「お墨付き」を得た
ならば、これで一件落着ですね!

> 一方で、日本の財政再建問題については、かなり厳しい注文を付き付けられ
> た様です。


まぁ、そちらについては麻生財務相の管轄ですから、特に心配はしていません。
景気回復と財政再建の優先順位と手順については、麻生財務相が的確に判断
される事でしょうから。


▼◇今必要なのは財政再建ではない!~麻生元総理,財政政策を語る
http://blog.goo.ne.jp/ayakikki/e/90883d6c13f23f77f710ead73be03da0

> そう云えば、G20閉幕後のワシントンで麻生財務相がアベノミクスの目的
> と狙いについてスピーチしたそうです。


▼麻生財務相、米・ワシントンで「アベノミクス」についてスピーチ(13/04/20)

http://www.youtube.com/watch?v=PCcBc-yBRII

▼「私も戻ってきました」麻生氏、米でアピール
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130420-OYT1T00884.htm?from=main7

これを見る限り、麻生さんの軽妙なジョークも絶好調の様子ですね!
今年度予算案も既に衆議院を通過して、来月15日の成立が確実になりました
から、余裕を感じますね。


> 甘利TPP担当相の方も、TPP交渉参加への関係11カ国の承認を得て、ほっと
> 一安心した様子です。


▼TPP交渉参加カナダが歓迎の声明発表、日本は7月にも参加へ(13/04/20)

http://www.youtube.com/watch?v=VNcHHwviqwQ

安倍首相自身も、「アベノミクス第三の矢=成長戦略」について、少しずつ方針
を公表
し始めたみたいです。


▼安倍首相「日本国民の能力信じる」成長戦略のキーワード挙げる(13/04/19)

http://www.youtube.com/watch?v=1vI8KzExvXE

> 今回の記者会見の発表では、「女性の人材活用」について、強く前面に打ち出
> したみたいですね…。


経済成長戦略と云うのは、財政・金融政策とは異なり、中長期に渡る経済政策
の舵取りと基盤整備の事
ですからね。
その大前提として、日本の人口問題に目を向ける事は、至極当然の事柄です。
つまり、超高齢化と生産年齢人口の減少、さらには総人口の減少問題ですね。


> そう言えば、日銀の白川前総裁は、デフレが常態化している日本の現状を
> 人口問題に根本原因が在ると主張していましたね?


そもそも人口問題と経済発展との関連性については、マルサスが18世紀末に
有名な『人口論』を著して展開した議論
です。
この時マルサスは、食料の増産が人口増加に追いつかないと云う、当時の食糧
生産技術の限界を歴史統計的データで実証して自身の主張を展開していました。


> 産業用ロボットが登場して、無人の工場でも全自動で製品の製造が可能にな
> った現代とは、そもそも議論の前提が異なる訳ですよね…。
> マルサスは過去のデータを利用していたので、技術革新による生産性の向上
> などについては考慮していません。

同様に、現代においても、生産年齢人口の減少によって、将来の日本はもはや
経済成長が不可能であるかの様な暴論を主張する人々
が居るのですが、昔から
この様な未来予想屋の主張が的中した例は数少ないです。


> あはは…人類の英知は、必ず困難な問題を克服して来た歴史ですからね!

そもそも、70年代のオイルショックの時代の予想では、もう既に21世紀の
現在では、石油資源は枯渇してしまっている事になっていました
から…。

> 以前、このブログでも取上げた『成長の限界』ですね。
> でも、この書物の影響で、「持続可能経済」に対する我々の認識は、随分洗練
> されましたよね…。


▼◇「成長の限界」から「不都合な真実」まで。。。
http://blog.goo.ne.jp/ayakikki/e/51b58da2d8447f7fea411cfeddf920c0

そうですね…私は『成長の限界』を読んでから、同時に「自由市場経済の限界」
を感じていました
から、イデオロギーとしての共産主義や社会主義以前の問題
として、「持続可能経済」へのアプローチ方法としての「計画経済」の必要性
積極的に認めるように変化しました。


> 自由市場だけの力では、人類社会は持続不可能ですか!
> それが、「混合経済体制」を支持する由縁ですね。


話をアベノミクスの成長戦略に戻しますが、結局、将来予想されている労働者
不足への対応策の一つ
として、「女性の人材活用」とそれを支援する環境整備
が示された訳です。

> でも、潜在失業者で溢れている日本の現状では、何かピンときませんね…。
> 今は労働力は過剰に在って、仕事の方が少なくて困っているのです。


長いデフレ不況に苦しんできた日本経済ですから、労働者不足などの状況は
想像すらできない
事なのかもしれません。
でも、いよいよデフレ脱却後の日本経済の姿を構想する段階に来ている訳です
から、労働者不足は無視して良い問題ではありませんよね。

> なるほど…我々も、そろそろデフレ・マインドから脱却しておかない事には、
> インフレ状況下での経済計画など、とても覚束無いですね…!


だからこそ、インフレ経済の感覚を伝道する意味でも、「バブル親父の回顧録」
シリーズ
をそろそろ始めようかと模索しているのです…。


> おっ…それは有意義かもしれない!
> 「恥を晒す」覚悟は、もうできた訳ですね?


当時の関係者の迷惑にならない程度にはね…話題は適切に限定します…。


> う~ん…何か外交機密文書を公開するみたいに慎重な話ですね…。
> たかが、巷間に溢れる某バブル親父の始末記、だけなのに…。


それこそは、かつての私の一生を貫く最重要課題で在った…訳ですからね。



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◇黒田サプライズ世界を巡る!~日本市場は異次元の空間へとワープ?

2013-04-08 | 経済


> 先週末の株式市場は、とうとう一時日経平均株価一万三千円の「甘利越え」
> を果たしましたね!
> 前日4日の日銀政策会合での「黒田サプライズ」が世界中の市場を席巻して、
> 東京市場へと戻って来たかの様な勢いでした。
> まさに市場が異次元の空間へワープした「黒田サプライズ相場」です。


▼5日東京株式市場終値 199円10銭高の1万2,833円64銭(13/04/05)

http://www.youtube.com/watch?v=flVCv6LShUc

▼東京株、値上がり幅一時590円超 4年8カ月ぶり1万3200円突破
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130405/fnc13040509120004-n1.htm

…ほんと…朝方、msn産経ニュースの記事を見た時の衝撃は忘れられません…。
前回の記事を書いた後、よくよく日銀の政策決定内容を読んでから、漠然と感
じていたのです…これは、「売り」のタイミングを早まったな…とね。
冷静に考えれば、連騰しそうな事は明らかな発表内容ですよね。


▼「量的・質的金融緩和」の導入について 日本銀行2013年4月4日
http://www.boj.or.jp/announcements/release_2013/k130404a.pdf

> 改めて、中央銀行の金融政策が市場に与えるインパクトの大きさを思い知ら
> された出来事でした!
> 頭では理解していたつもりでも、ここまで明白な事実として眼のあたりにし
> てみると、その威力の大きさが何か恐ろしい気さえして来ます…。


4日午後から翌日の朝一にかけて、日経平均株価が一気に千円以上も駆け上が
った
計算ですからね!
日本企業全体の価値が、僅か一日で一割も上昇した事になります…。

> しかし、同時に為替市場では、日本円が一気に3円ほど円安になりましたか
> ら、海外から見た日本資産全体の価値は下がりましたよね…?


実際、国債の取引市場では、市場参加者が混乱して乱高下したために、1日に
2度もサーキット・ブレーカーが発動されて、取引が中断されました。


> 株式市場の方も、取引開始後は利益確定の「売り」が優勢になって、「下げ」
> に転じましたけどね…それでも、当日終値は前日より199円の上昇ですから、
> Broは完全に「売り」のタイミングを早まった訳です。
> 今後も上昇傾向は続くでしょうから、利益確保したままで、再び「買い戻す」
> チャンスは、もう来ないのかもしれませんねぇ…。


まぁ、所詮私個人の機会損失などは大した問題ではありませんが、リーマン・
ショック以後の日本経済全体の機会損失
にまで敷衍して考えてみると、日銀の
政策ミスの責任は重大です。


> リーマン・ショック後の「円高デフレ不況=白川デフレ」ですか…。
> でも、もっと言えば、そもそもバブル崩壊後の「失われた20年」の根本原
> 因にも、日銀の不適切な金融政策が存在していた訳ですよね?


キンドルバーガーが世界大恐慌の経験を分析した、『大不況下の世界 1929-1939』
などは既に邦訳まで在りましたから、「最後の貸し手」としての中央銀行の役割
の重要性については、もっと注目しているべきだったのかもしれません…。
しかし、当時のバブル崩壊は、日本単独の経済現象でしたから、国際理解を得
る意味では、日銀の金融緩和政策の範囲は限られていたとも言えます。


> 今回のアベノミクスによる円安についても、一時国際批判の矢面に上がりか
> けましたが、各国ともにリーマン・ショックの経験を経た後だけに、比較的
> 理解を得易かったですね。
> リーマン・ショック後の金融緩和政策は、各国ともに常態化していますから。
> ちなみに、今度の「黒田サプライズ」についても賛否は両論に割れています。


英国の『Financial Times』「日本の金融革命」と好意的に伝えた半面、米国
の『The Wall Street Journal』
の方は批判的な論調で書いている様ですね。
日本国内でも当然、賛否は両論在ります。


> アベノミクスの第一の矢は「大胆な金融緩和政策」ですから、方向性自体は
> 事前に充分予想できていた事なのですが、結局の所、「何が」これほど市場を
> 驚かせたのでしょうね?

「量的金融緩和政策への移行」とか、「リスク資産の買い取り」とか、いろいろ
な要素がありますけど、結局その具体的な数字の大きさに市場は驚いたのだと
想います…。

> 「今後2年間の内に、通貨供給量を2倍に拡大して、インフレ目標2%を達
> 成する」とした点ですね。


それが、勿論「黒田サプライズ」の中心だったとは想いますけど、私が個人的
に興味深く感じたのは、「長期国債を年間50兆円買い取る」とした点です。
新規国債の発行額を年間44兆円程度に抑制しているとされる現状で、この数
字の意味は、「新規国債は、ほぼ全量を日銀が市場から買い取る」と言っている
に等しいと想う。


> なるほど…「禁じ手」として昨年末話題になった、「国債発行の日銀引受方式」
> を法律に抵触しない様に、「実質的に行う」訳ですね!
> 「デフレ脱却には、これが必要だ」とBroは以前から主張していましたね!


▼◇【総選挙の視線】金融緩和における日本人気質とグローバリズム
http://blog.goo.ne.jp/ayakikki/e/9bc3b6d9ff42ab1a5708553eb0ef8771

> でも、法律には抵触しないまでも、財政規律上の問題は残りますよね?
> 「財政ファイナンス」と云う批判は出ませんか?


それは、政府が「日銀の独立性」を侵害する場合の批判です。
日銀が自主的に金融緩和政策上の手段として「買いオペ」を行う訳ですから、
問題はありませんよね。
それよりも問題なのは、政府が国債を発行する際に、一時的に市中の通貨を政
府部門が吸い上げる点
だと思うのです。
デフレ予想の環境下では、安全資産としての国債は、金融機関にとって旨みの
大きい運用先ですから、人気があるはずです。
これを速やかに日銀が買い取らなければ、政府が財政支出を実行するまでの間、
市中で流通する通貨の量は減る
一方です。
この意味で、デフレ環境下での国債発行は、中央銀行による通貨供給の増加
伴わないと、一時的にデフレを強める要因として働く事になります。
従来は、「日銀券ルール」などの日銀の内部規則が足枷になって、「買いオペ」
がスムーズに機能できなかったので、デフレ対策には「日銀直接引受方式」が
非常に有効
だと考えられた訳です。
今回の政策決定会合では、この「日銀券ルール」も一時停止する事が決定され
ましたから、これで日銀の量的金融緩和政策はより機動的になると思う。
以前にも書いたとおり、国債発行と通貨供給の間には、フロー・ベースでも、
ストック・ベースでも、非常に密接な関係が存在する
はずなのですが、従来の
「日銀券ルール」では、デフレを強める足枷としてしか機能しませんでした。
新規国債の発行額は政府が決定する訳で、これが一時的にせよデフレ要因とし
て働く以上、日銀が行う通貨供給量の決定にはこれを考慮する必要がある。
量的金融緩和を目的とする以上は、「買いオペ」の上限額を「新規国債発行額」
以上に設定しておかないと、目的を達成できない可能性が高まる
訳です。
こんな本末転倒のガラパゴス・ルールなどは、廃止にしても良いとすら思う!
ハイパー・インフレに対する予防策としては、「インフレ目標数値」が設定され
ている訳ですから、これと連動した、もっと適切な運用ルールは別に考える事
ができるはずです。


▼◇アダム・スミスに罪を問う~資金循環に関する寓話
http://blog.goo.ne.jp/ayakikki/e/5ad39fafd447daeacc082c8324cb4cbc

> 戦前の名宰相として名高い、高橋是清の発案とされる「日銀直接引受方式」
> なのですが、これを忌み嫌う日銀の風土は、『日本銀行百年史』でも、日本銀
> 行の歴史に基づく貴重な体験から得られたものとして、現在も尊重されてい
> ますよね…?


▼日本銀行百年史
http://www.boj.or.jp/about/outline/history/hyakunen/

これも歴史家の評価ですから、歴史認識問題の一部として考えるべきですが、
事態の推移を無視したままで、結果だけを見て、当時の政策の妥当性を判断す
る事は不適切だと思うのです。
この時代の「日銀直接引受方式」は、高橋の死後、軍部によって、結果的には
「財政ファイナンス」の具として、無制限の軍事費拡大に利用されたと云う事
は歴史的事実なのだと思います。
しかし、だから「日銀直接引受方式」は駄目だと結論する事は、早計だと思う。
昭和恐慌と云う未曽有のデフレ不況に直面した高橋蔵相は、流通する資金量を
減少させないで、時局救済に必要な国債発行を可能にする手段として、この方
式を発案した訳です。
結果的にそれが「財政ファイナンス」であろうと無かろうと、国民経済にとっ
「必要な手段」であった事には違いはありません。
高橋の死後、「軍事費を捻出する手段」になり果てた事をもって、これを嫌う事
は論者の主観の自由ですが、「手段の妥当性」「目的の正当性」と結び付けて
評価する事は、論理としては不適切だと言いたい。
「手段」の評価は、その「目的」とは中立であるべきであり、「手段の妥当性」
自体は、「目的達成への効率と効果」でもって評価するべきです。
その様に理解すれば、「日銀直接引受方式」「昭和恐慌からの脱却」「時局
救済」
を目的としていた高橋財政期において「効果的」であったばかりでなく、
その後の軍拡期においても、インフレを適切に抑制しつつ、国費の調達を可能
にした
手段として、本来は評価されるべきだと感じるのです。
惜しむべきは、終戦直後に発生したハイパー・インフレに対する責任の所在を、
戦前のこの「日銀直接引受方式にあった」と自虐的に説明している点であり、
何故に「戦争で徹底的に破壊された生産能力の激減に起因するものであった」
と、正しく認識する事ができないのか、不思議で仕方無い次第です。


> あはは…、『日本銀行百年史』まで「自虐史観」に侵されている訳ですね!

その様な意味も含めて、今回の日銀のレジーム・チェンジは、「デフレ脱却」
ともに、最終的に「戦後レジームからの脱却」を目標とする安倍政権に、全く
相応しいものであると感じます。


> まさにアベノミクスの「第一の矢」に相応しい内容ですね。
> 「第二の矢=機動的な財政政策」の方は、今後どう展開するでしょうねぇ?


小泉改革以降、「財政政策有害論」が根強い昨今ですからね…こちらも意識改革
が必要
ですよね。「国土強靭化計画」は、それに相応しい内容と考えますが。
前段で少し述べましたが、デフレ対策としての金融緩和政策と財政政策とは、
元来相互に補完的な関係に在って、其々を切り離して考えては不完全
なのです。
一方の副作用による弊害を、他方が補う関係である事を理解するべきです。

> デフレ環境下での国債発行は、中央銀行による通貨供給の増加を伴わないと、
> 一時的にデフレ要因として働く…でしたよね。
> つまり金融緩和政策を伴わない、財政政策単独ではクラウディング・アウト
> が生じて、財政政策の効果が失われてしまう訳ですね。


他方で、大胆な金融緩和政策だけでは、供給された通貨が適切な投資先を見い
出せなくて、投機市場に大量に流れ込む事になります。


> バブル経済が発生する訳ですか!
> 実需が無い限り、実体経済に資金が向かわない訳ですね。
> 公共事業がまず最初の新規需要を創出する事で、以降の民間需要の創出を誘
> 発させる必要がありますね…確かに。


財政政策には、その他にも景気回復のタイムラグを埋める効果や、資金を地方
経済の隅々にまで行渡らせる
効果などもあります。
経済状況に応じて、機動的に運用される事が肝心なのです。


> 成程、デフレ状況下の金融緩和政策と財政政策とは表裏一体の関係ですね!
> 「第三の矢=民間投資を誘発する経済成長戦略」の方は、どうでしょう?

これこそは、デフレ脱却後の日本経済の方向性を定めるものですが、TPP交
渉への対応と、新しいエネルギー政策の策定とが中心
に在る事は確かな様です。
いずれにしても、成長戦略については6月まで検討が続くみたいです…。


> 参院選の夏までには、「第三のレジーム・チェンジ」が期待出来そうですね!



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◇祝黒田相場発進!~円安株高後場から急騰、平均株価558円爆伸!

2013-04-04 | 経済

http://www.youtube.com/watch?v=HnGmsAjcav0&feature=share&list=UUoQBJMzcwmXrRSHBFAlTsIw

> 驚きました!
> 本日の東京株式市場は、午後に黒田日銀新総裁が新しい金融緩和政策を発表
> した途端、何と日経平均株価が558円も急伸しましたよ!
> 事前に予想はしていましたが、これほど劇的な展開になるとは驚きです!


▼資金量は常識を越えて巨額 日銀、新政策へ転換

http://www.youtube.com/watch?v=NXkiwZoNxv0

▼東京株終値は272円高 安値からの上昇幅は558円
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130404/fnc13040415110009-n1.htm

本当に冷や汗ものでしたね…午前中は、完全に諦めていたし…。
でも良かったです…結果的に高値で売れて


> Broは、ライブドア・ショックの時に大損こいて、株は手仕舞いしたんじゃな
> かったっけ?


奥さんの「へそくり」を預かっていたんです…。
家内は株の口座を持っていないので。


> 何だ、自己資金じゃない訳ですか。
> で、結局いくらで売れたんです?


日経225ETFを13,030円!
立会終了間際に、本日の最高値直前で売りました!
昨夜、奥さんと作戦会議していた時は、12,800円で売る予定だったのですが…。


▼1321日経225連動型上場投資信託(2013/04/04)


> おおっ、今日の急騰相場は分刻みで株価が爆伸していましたからね!
> 「最高値」をキャッチ・アップしたのは凄い!


…と言うか、今日の午後一時点では諦めモードだったのです…実際にはね。
で、取引終了間際にちょっと覗いてみたら、12,700円を超えて急伸していたの
で、慌てて指値を入れた。
焦って、昨夜の作戦通りの12,800円で指しました…。


> それで?

随分久しぶりの売買で操作を忘れていて、少し戸惑ったのが結果的に良かった
のですね…。
15時を過ぎて、ようやく売り注文を入力すると、即座に約定したんです。
その瞬間(15:07)が、本日の最高値(13,040円)の直前でした!


> じゃ…まったくの偶然ですか?
> で…いくら儲かったの?


三年ほど前に、貯金の替りに買った時点では一万円ぐらいでしたからね…。
ずっと塩漬け状態でしたが、これで一株あたり三千円ぐらい儲かった計算です。


> …何株?

十株ですから、儲けは合計三万円ぐらいですか。

> 何ぁんだ…たった三万円ですか…。
> ライブドア・ショックの時の損失は、確か二百万円でしたよね?


…もう…私は足を洗いましたので…。



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