ブロブロガー@くつログ

Proと呼ばれたい...そして日々悪戦苦闘する
Brofessional な職業人の安息の日誌

◇Web2.0について考える。。。本編の続き

2008-07-01 | IT
≪前回の続き≫

第2に想う事としては,「リッチなユーザ体験」を感じさせてくれるサイトが増えた事。

> RIA(Rich Internet Application)についてならば,Ajaxの普及が前提ですよね?

RIAを実現する方法としては,今ではAjaxだけでなく複数の技術的アプローチから
選択が可能です...
Ajaxは先駆的な方法ですが,生産性の面から今一つ懐疑的な思いがあって,私的
には,複数の技術的選択肢の内,FLEXの利用が今後最も有望だと思っています。

> ...胃を壊しながら考えぬいた成果ですか...否定はしないでおきましょう。一応。
> とりあえず,今後増加して行く事に疑いはありません。技術面で生産性の問題が無い
> なら,なおさらです。。。


第3のポイントですが,宣伝的意図など無いので,まずこのサイトを見て下さい...

 http://www.sitestock.jp

> Webサイトの売買サイトですか...
> でも何だか,このサイト自体が,2008/05/27付で売買されちゃってるみたい...
> ややこしいですね,何だか。。。

目敏く,変な部分に着目しましたね...流石です!


> Webサイトって売れるんですねぇ...企業売買とかは知ってましたけど...

考えてみれば「Web1.0」時代にも,ソフトバンクの孫社長が「Yahoo」を買い取った
ニュースが話題になりました...

> しかし,あれはWebサイトを買ったのではなく,ヤフーと云う企業を買収した訳ですよ
> ね...

正確に言えば,そのとおりですが,当時のヤフーにはWebサイト以外に企業価値など
皆無に等しい...

> そうかも知れませんが,人材の価値は無視できませんよ!

当時のヤフーの社員が何名いたと思います?そして,いくらでヤフーを買ったか...

> 孫社長の先見を疑う気はありませんよ。。。
> 論点から外れてしまいました...このサイトでは,「企業」ではなく「Webサイト」を
> 売買しているのですね。。。

そうです。
「Webサイト」自体の顧客やブランド価値を認知して,そこに市場価値が生じている
ので,売買の仲介サイトが成立しているのです。

> そして,その「売買仲介サイト」自身が売れちゃっている。。。

私は,インターネットビジネス(eBusiness)の発展が最高度の段階(成熟期)に突入
した事を,このサイトを見つけて感じました。。。
そして,「Web2.0」の時代をもっと真剣に再考してみようと...

> Bro の論点は良く理解しました。私も概ね同意見です。
> でも,前回 Bro が説明してくれた,「Web2.0」の技術的側面について,もっと掘り
> 下げて知りたい...ひょっとすると「Web2.0」って,技術的にも大いに示唆に満ちて
> いる気がしてきたんですが...

では,またその内に「続編」を企画して下さい。

> 企画の持ち込みも歓迎しますよ。。。Bro を信頼して!


◇Web2.0について考える。。。本編

2008-06-30 | IT
> 今回は,いよいよ本題ですね!

前回少し書きましたが,あくまで「Web2.0」の技術的な側面ではなく,インターネット
ビジネス(eBusiness)の発展状況を中心に感じた事を書こうと思います。

まず第1に想う事として,ASPサービスを提供する企業,もしくはサイトが急激に増え
た点です。

> ASPサービス自体は,「Web1.0」時代からあるもので,何も目新しいものではな
> いですよね。。。?

ご指摘のとおりですが,話題になった割に,これまでなかなかポピュラーにはならなかった

> う~ん,何故でしょうか...?

たぶん,既存のアプケーションソフトベンダーが即座には対応できなかった事と,
ユーザ側もネット経由でサービスを利用する程には,ブロードバンドが普及していな
かった事が原因としてあると思います。。。

> そう言えば,昔ASPサービスに似た発想で,「VAN(Value Added Network)サー
> ビス事業」ってありましたよね...あれって,どうなったのでしょう...?

あれも事業としての採算が取れなくて,ほどなく消えて行きました。。。
企業秘密の秘匿の問題などもあり,ターゲットであった企業ユーザ側では,設備やソ
フトを自社で所有する方を選択した訳です。。。

> 話題になった後,ダウンサイジング時代を迎えて,急速に所有コストが下がって
> 行った点も見逃せませんよね。。。
> ASPサービスも,まもなく消えて行く運命なのでしょうか??

そんな懸念を少し抱いていたのですが,見た限り,着実にASPサービスの数は増加
していると思います...数字で示せば,もっと説得力が増すのですが...


> 「Web2.0」の原則の1つとして,オライリーさんは,「プラットホームとしてのウェブ」に
> について言及していますね...


ASPサービスと云う形態は,「Web2.0」のその他の原則とも密接に関連しています。
基本的なマスタデータを予めサービスの一部として提供できたり,集合知の収集や活用が
用意になったり,それこそソフトのリリースサイクルはあまり意識しなくても良くなったり。

> なるほど...ASPサービスは,「Web2.0」を示す典型的な形態ですね。。。
> 消えて行くのではなく,増加していますか...サービス提供事業者が...

さらに言えば,ASPサービス同志が連携しあって,より高次元のサービスが増えた...
アフェリエイトとか,決済代行とか,ブログパーツショップとか...
ネット上でフランチャイズチェーン方式のASPサービスも,次々と出現しています。

> 高次元のサービスは,HPなり,ブログやSNSと云った1次サービスの普及を前提に
> しないと成立しませんものね。。。2次サービスとの意味で 「Web2.0」的かもね。。。


≪続く≫

◇Web2.0について考える。。。続編

2008-06-29 | IT
> 誰だかが書いていたのですが,「Web2.0」って言葉,何か商売臭がプンプン
> していて,あまり使いたくない。。。とか...


確かに何かとても新しい技術が出現している様な気分を煽り立てている割に,
実態は,これまでの技術の延長線上の発展でしかない...

> そう!言葉が先行していて,実体が曖昧模糊として,今一つ良く分からないん
> ですよ。。。いったい,何が「Web2.0」なの??

最初にこの言葉を発案したティム・オライリーは,自身の論文で7つの原則を述
べていますが,結局のところ,「Web2.0」とは,個々の技術なのではなく,
「Web利用の発展段階」とでも言うか,総体的なインターネット利用技術の
進化を意味する用語として発案した様です。。。
だから,日常的にWeb技術に関わっている人には,いつから「2.0」にバージョン
アップしちゃったのか,明確には分からない。。。

> う~ん...単に商売に行詰った経営者が,市場の活性化のために捻り出した
> 「造語」としか思えないのですが。。。少なくとも私的には。。。


そこまで「胡散臭い」ものでもないと思いますよ。。。
言い出しっぺのオライリーさんは,流石にIT技術の進化のベクトルをよく捉えていて
7原則の中でも,それを的確に含めています...
「ソフトウェア・リリースサイクルの終焉」とか,「軽量なプログラミングモデル」,「リッチ
なユーザ体験」などの原則は,私には特に意義深く感じるものがあります...

> 胃を壊したプロジェクトでは,「Web2.0」を意識した方針なり,設計なりに取り
> 組んでいました?

明示的に「Web2.0」を意識していた訳ではないのですが,ユーザーニーズのベク
トルが,明らかに「Web2.0」的であったと,後から振返って考えてみて,はっきりと
気付かされます。。。

> 具体的には...?

RIA(Rich Internet Application)技術へのシフト,Spring+Hibernateフレーム
ワークを利用しての「軽量なJ2EEプログラミングモデル」の取込み,そしてさらには,
エンドユーザとの要件定義段階から,Web上にモックアップ構築を求められたり...

> う~ん...胃を壊す訳だ...
> でも,もっと一般的な「Web2.0」の説明では,これまで個々に開設されてきた
> Webサイトが,相互に連携する段階に発展する点をターニングポイントとして指
> 摘する事が多い様ですよね。。。
> 一方的な情報発信ではなく,双方向の情報連携を強調する論者も多い...

かなり前に,XMLの活用がブームになった段階で,技術屋の間ではWebアプリケー
ション相互の連携にXMLを利用する事が視野にあったので,それは何も目新しい
事でも何でもないのですけどね...Webサイト間の連携方法を標準化しようとして
「Webサービス」の仕様が定められたり,SOA(Service Oriented Architecture)
などの手法概念が注目を集めたり。。。
あくまで連続的な発展なんです。。。技術屋の意識としてはね...


> 「2.0」と云う呼び方には,非連続的と言うか,何か従来とは異なる次元への
> 進化を強調するニュアンスが含まれていますよね...

そう,それは要素技術の連続的な進歩が蓄積して,総体的な状況,特にインター
ネットビジネスの状況が,さらに発展的な段階へとシフトを加速していく様子を強調
したいのだと理解してはどうでしょうか。。。

> 「Web2.0」とは技術用語ではなく,ビジネス用語であると云う事ですか...

です。私が「Web2.0時代」を実感したのも,技術的な側面からではなく,むしろ
ネット上で提供されているサービスや商行為の進歩を見て,感じ入った事に起因して
います。。。

> 何を見たの?

長くなりそうなので,それはまた次回にしましょうよ。。。

> 次回こそ本題に入ってね!

らじゃ。


◇Web2.0について考える。。。

2008-06-28 | IT
ご無沙汰しています。。。

> おっ!お久しぶりですっ!
> 元気してました?

...いえ,それが,私初めて胃潰瘍をやってしまいまして。。。

> えっ!。。。じゃあ,今入院中ですか??

いやいや,ピンピンしているんですけどね...今は...
最近,胃潰瘍で手術とか入院とかは,ほとんど無いみたいですよ。
薬が良くなっているので,投薬だけで痛みも無いし,治るみたい。。。

> なんだ。。。じゃ暇なので,「くつログ」に来たのですね。。。

駄目ですか。。。?

> とんでもないっ!大歓迎ですよ!
> そろそろ「閉鎖」かな,と考えてたんですよ...Broも忙しそうだし。。。

ずっと六本木ヒルズの客先に出張してたんです。。。
胃を壊すまで。。。

> それはそれは...お疲れ様でした。。。
> ヒルズですか...ちょっとカッコ良いですね,最先端ぽくって。。。
> ...なので今回は「Web2.0」?話題的にはちょっと古くない?

別に話題性を狙っている訳ではなく,東京から戻って,久し振りにネットで
あれこれと調べものをしていて,「Web2.0時代」を実感したので,書いて
みたくなったのです。。。

> 「実感」ですか...「話題」ではなく...

そう 「実感」です!
「話題」でも「宣伝」でも「布教」もしくは「啓蒙」でもない。。。

東京で「Web2.0」の言葉を耳にしたのは,我々が開発していた新しい
サイトのロゴについて話していて,「Web2.0っぽい」ロゴが良い...との
ユーザサイドの意見を耳にした時だけでした。。。

> なるほど,それはブームとしての「Web2.0」との出会い,ですね...
> では,どこで「実感」したのですか?Googleのサイト?

そう。。。ネット上には違いありません...
確かにGoogleのサイトは「先駆的」なのですが,それだけではあくまで
「話題」なのであって,「時代」を感じるほどの事ではないです。。。

> なるほど...「Web2.0時代」の到来を感じさせるサイトが増えてきた,
> そう言いたいのですね! Broは...

ありがとう。。。代弁してくれて。。。
では,今日はこれで。。。

> もう終りですかっ!...まだ何も意見を言ってないじゃない?


...要点は,代弁してくれたので...
ちょっと疲れたし。。。

> 弱くなったなぁ...Bro らしい熱っぽさが無くなった!

最近,血圧も高いんですよ...熱弁すると体に良くないし...

> 情けないっ!!Bro の良さがまるで無いじゃない!そんなんじゃあ...


分かりましたよ...本日はリハビリと言う事にして...次回書きます。
何を見て,どう感じたか,それを書けば良いでしょう?

> 必ずですよっ!締切は明日まで。。。です!

はい。編集長どの!


◇Happyな日々。。。新製品開発企画

2005-12-11 | IT
聞いてください!! とうとう明るい話題ですっ。
> どうしたんです?Broらしくない,はしゃぎ様ですね??
とうとう新製品の開発が決まったんですよ!私の企画が通ったんですっ!!

> それはそれは,良かったですね。
> 何か良く分りませんが,おめでとうございます。
> で,何の製品ですか?新しいゲームソフトとか??
長年私が続けて来た「医療IT」関係のソフトです。
やっと予算がつきそうなんですよ!

> 「医療IT」ですか...何か難しそうですね...
難しくなんか無いですよ。むしろ今注目の分野のひとつだと思います。

> と言うと??
今の日本は「超高齢社会」でしょう...当然「医療」に対する需要も増大の一途
です。「医療IT」に対する需要も大きくなる訳ですよ。

> なるほど...最近「医療制度改革」などが騒がれているみたいですね。。。
そのとおりです。年々医療需要が増大していく一方で,日本の財政は危機的な状
況を向えています...
これまでも何度となく「医療制度改革」が行われて来ましたが,それでもなお現
行の医療保険制度は維持が困難な状況です。。。

> すでに「国民健康保険」は負担が高すぎて未払いの人が急増しているらしいで
すね...ニュースで解説していましたよ。まったく,他人ごとでは無いですよね。

もしこれ以上の保険負担が困難だとすれば,どうします??

> 「医療」に対する支出を切り下げる事になりますね...
> だいたい無駄が多すぎるのではないですか?「保険制度」に守られている事を
> 良い事にして,悪どくもうけている医者が多い気がします...
確かに過去においては,薬ずけ,検査ずけ診療や老人病院問題など悪徳病院が話
題になった時期もありました...今でも皆無になった訳ではないでしょうが,既に
厚生労働省のたび重なる制度改革は,これらの問題を改善して来ています。

> では今後の改革は無駄を無くす事,医療に「効率」を求めていく方向が中心課
> 題になりますよね...
そうです,そしてそれは既に実施されています。。。
赤字経営の多い国公立病院は法人化され,「DPC」や「包括払い制度」も既に
始まっています。。。

> なるほど。「効率化の求められる所にIT在り」ですね。
> ところで「DPC」だの「包括払い制度」だのって何です?
それはまた今度お話しましょう。。。
とりあえず,今度の新製品は「医療の効率化」をテーマにしたアイデアを実現す
るものです。

> おおっ!! 今日のBro は気のせいか輝いて見えます。
そろそろ,「Bro」と呼ぶのは止めて頂きたいものですね。。。

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