ブロブロガー@くつログ

Proと呼ばれたい...そして日々悪戦苦闘する
Brofessional な職業人の安息の日誌

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◇越中富山の薬売りに学べ!~資本金三千万円で始める日本経済改造論3

2010-08-28 | ビジネス

> 今日は,いよいよ需要・消費管理のシステム事例についてですよね!
> でも,タイトルは「越中富山の薬売り」ですかぁ?
> また随分と古い行商の話ですよねぇ??


今なお新しいのが,「薬売り」のビジネスモデルなのです。
これほど画期的な発明は,数少ないと感じるほど。。。


> 「越中富山の薬売り」って,戸別訪問で薬箱を置いて回り,後日使った分
> の代金を受取る,あの販売方法の事ですよね?

そのとおり,画期的でしょう!


> 随分と昔から在った,薬の売り方じゃないですか。
> どこが,それほど凄いのですか?


そもそも,薬の様な緊急時のみの必需品などは需要予測が困難なのですよ。


> 成程,それは良く分りますよ,普段は無くても困りませんが,いざ必要と
> なれば,これほど必要性の高まる商品も珍しいですよね,言われてみれば。

何が,何時必要になるのか,まったく予想困難な必需品なので,ある程度在庫
が可能である点に着目して,先に無料で配ってしまう事を考え付いた訳です。
しかも,常に一定数を入れて置く事で,何がどれだけ消費されたかを,後日で
も管理可能になる。
事前に無料で薬箱を配る事で,顧客にも喜ばれながら,なおかつ自然に薬屋は
顧客の囲い込みを達成している。。。しかも,必要時に機会を逃す事なく薬の
販売を行いつつ,なお自然に,顧客の需要と消費量の管理を達成する!
一石二鳥どころか,三鳥も四鳥もの結果をシンプルに同時達成しているのです!
素晴らしい販売の知恵だと驚くのですよ,私は!


> う~ん,Broが感心する理由は分らないでもないですが,あまりに古い販
> 売手法なので,全然ピンとこないのですけどね,私には。


全ての基本はここに在ると思うのですよ。
実際,この「越中富山の薬売り」方式は,「定数管理」手法と呼んで,現代の
病院などでも在庫管理の基本手法として活躍しています。
計算や管理などの細部にコンピュータが利用されてはいても,原理的にはまっ
たく「薬売り」方式と変わらないのです。
即ち「必要な物を,必要な時に,必要な数だけ,必要とする人の元に届ける事」
これが商品販売の核心なのです。
これさえ実現できれば,価格決定等は後の交渉事の一種に過ぎません。
「顧客満足」の基本を達成していれば,交渉事も有利に進められるし,最悪でも
顧客の囲い込みを達成しておけば,損失を後日回収する事も可能な訳です。


> Broの言う事は分かるけど,「家庭用常備薬」の様に消費者の元に直接在庫
> を配置しておく事が可能な商品は良いですが,それは全ての商品で可能な
> 事ではないですよね?


別に,在庫を直接置く事に拘る必要はないと思います。


> と言うと…?


需要の発生を迅速に感知する『需要センサー』の仕組みと,センサーの情報を
受取って,迅速に商品を配送する物流ネットワークがあれば良いのです。
在庫の配置は,必ずしも必須条件ではありません。

> 「ジャスト・イン・タイム(Just In Time)」に商品を供給する,「サプラ
> イ・チェーン・マネジメント(SCM)」等のシステムについては,Broも以
> 前開発をやっていたので知っていますけど,『需要センサー』については,
> 未だ聞いた事がないですよね?

『需要センサー』は私の造語なので,聞いた事なくて当たり前ですけれども,
これに類する実例は,既にいくつか実現されていますよ。
例えば,文房具の通信販売で成功した『アスクル』では,発注専用のクライア
ントソフトを無料で顧客に提供する事を行っていました。

> 受発注システムなら,今では専用ソフトを配らなくても,Webサイト上で
> 行う事が主流ですよね?

『需要センサー』のコンセプトは,その様にWebサイトで「待つ」スタイルの
考え方ではなく,顧客側に「御用聞きソフト」すなわち,エージェントを派遣
して,お客様のニーズを聞き出してくる考え方を意味します。


> 例えば,実例で言うと?

Amazonなどのネットショップの例で言うと,『欲しいものリスト』等の仕組み
がありますよね。

> あ,成程!購入以前に,「潜在需要」の段階から顧客ニーズをモニターして
> いますよね,確かに!


注文以前の段階から顧客ニーズを把握できれば,欠品などで販売チャンスを失
う可能性を防止する事が可能なのです。配送のリードタイムも短縮できる。

> そうか,各商品ごとに最適な『需要センサー』は,もっと色々と考える事
> ができそうですね!
> 無線LANの仕組みが安価になったので,『冷蔵庫センサー』とか,『ガソリ
> ンセンサー』とか,色んなエージェント・プログラムの開発が可能ですよ!
> 面白いです,Bro!


その様な「潜在需要」を業者側でモニターしておけば,在庫を配置しなくとも,
「ジャスト・イン・タイム(Just In Time)」な商品供給は可能になります。

> でも,これは結局,企業側の顧客囲い込み戦略のシステム化であって,自
> 由な価格競争を可能にする『自由市場モデル』ではないですよね?


そう,そのとおり!
ここからが,核心なのですが,この各種の『需要センサー』と企業側の『商品
カタログ』
をマッチングして,『自由市場モデル』のサービスを提供するシス
テムを構想している訳です,私としては!


> 未だ,奥が在るのですか!
> 壮大な計画ですね,これは!


「日本経済改造論」ですからね,究極には。。。
でも介護分野などの,特定市場のサービスから徐々に展開すれば良いのですよ。
これによって,日本経済が活性化すれば,それだけでも意味があるし…

> ではまた次回,続きを伺います。
> もう疲れましたよ,今日は!


この続きは,未だZen蔵さんと計画中なので内緒ですよ。
でも,興味が在る読者さんが居れば,メールして下さい。
もっと詳細にご説明致しますので。

コメント

◇「政治評論」ブログ村の皆様,『出稼ぎ』に行って参ります

2010-08-23 | Weblog
> 「政治評論」ブログ村の皆さん,こんにちは。


> タイトルにありますとおり,「@くつログ」のブログ主であるBroこと,
> Ayakikkiは,昨日より「日本経済」ブログ村に『出稼ぎ』に行ってしまい
> まして,只今不在です。


> Broの友人の梅屋敷Zen蔵さんのブログ「執務室」が,とうとう「自営業
> ・個人事業主」ブログ村のランキング10位までランク・アップした事で,
> 先輩としての危機感を募らせ,得意科目の「経済」分野で読者アクセスを
> 稼ぎ出そうと,急遽『出稼ぎ』を決めてしまいました。

> 好評の「資本金三千万円で始める日本経済改造論」シリーズの連載は,出
> 張先から原稿をUPするとの事ですので,引き続き応援をよろしくお願い
> します。


> 勿論,母屋は「政治評論」ブログ村にも残して居りますので,ブログが更
> 新されましたら,「新着記事欄」に表示されるはずです。ご注目下さい。


> 9月に入って,民主党の党首選が始まるまでには,「政治評論」ブログ村に
> 帰って来るとの話でしたので,今後もご愛読のほど,お願い致します。。。



   **********


> おっ!Bro,もう帰って来たのですか??


ええ…ちょっと,参考文献を取りに戻りました…
私も早く『iPad』が欲しいです!
出張の度に,何十冊も書物を宅配するのは面倒くさい。。。


> Zen蔵さんに言って,1台借りれば良いじゃないですか。
> 「執務室」の方で,Appleの広告の掲載を始めたみたいだし。


彼も今のところ,1台しかないそうなので…

> 「日本経済」ブログ村の様子はどうですか?
> 10位以内に入れそう??

現在,7位までランク・アップしましたよ!
「人気記事ランキング」の方も,1位~3位まで独占しています。

  ▼最新のランキングは,こちらから
   にほんブログ村 経済ブログ 日本経済へにほんブログ村


  ▼記念写真(画像クリックで拡大)



> それは凄い!
> これで何とか「先輩としての面目」を保てますね,Zen蔵さんに会っても!


Zen蔵さんも,さっき覗いたら9位に上昇していましたからね!
まだ,油断はできません。

> 9月には帰れそうですか?
> 「政治評論」ブログ村には…


戦略は考えてますので,必ず戻りますよ!
それより,引き続き「政治評論」ブログ村の読者の皆さんの応援をお願いします。
こちらの読者さんに忘れられては,『出稼ぎ』の効果も半減してしまいます。

> そうですね。
> では,2人で再度,お願いしておきましょう。。。

「政治評論」ブログ村の皆さん!
今後も「ブロブロガー@くつログ」の応援をお願い致します!!


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◇需要が先か,供給が先か?~資本金三千万円で始める日本経済改造論2

2010-08-20 | ビジネス

> 待ってました,Bro!
> 今日のテーマは「資本金三千万円で始める日本経済改造論」の続編ですね!
> 意外と早かったですね,原稿の完成が…?


1回限りの記事で全てを説明してしまう事は止めにして,数回に分ける方針に
しましたのでね。今回は,その第2回目と言う事です。

> 連載はむしろ大歓迎ですよ,その分,長期間のアクセスを集められます!
> 分り難い説明を1回で集中して遣られるよりも,少しずつ分り易く説明し
> てもらう方が,読者のためにもなるでしょうし。。。


今回は,「市場の情報」について,基本的な事柄を検討してみます。
まずは,ケインズの『有効重要原理』についての簡単なおさらいからですが…


> タイトルに書いてある,「需要が先か,供給が先か?」のお話ですね?

そう,そもそもケインズ以前の古典派経済学では,「供給は需要を生む」と考え
られて来たのですよ。

> 「セイの法則」ですよね。これが良く分からないのですが,『売れ残り』と
> いう現象は考えなくても良いのですか?現実の市場では日常的に発生して
> いる事ですよね?


スーパーなどのディスカウントで日常的に経験しているとおり,生鮮食品など
在庫できない商品の『売れ残り』が発生しそうな場合,大幅な値引きを行って
でも,商品を完売しようという強い経済動機が供給側には生じます。
これが「安いので買っておこう」と云う需要側の動機を刺激するので,意図し
たとおりの商品の完売を促進する事が可能な訳です。

> 市場の「価格調整」機能ですよね。でも,それでも売れ残ってしまう商品
> については,どう考えるのですか?

GDP等の統計に表れる生産額とは,実際に市場で取引が行われた結果として
計上される「事後的」な金額の事なので,その様に市場で売れ残って処分され
てしまう商品の対価は,供給者側の損金として処理されるのみで,生産額とし
ての計算上からは除外されてしまいます。そして,供給業者は,事業の損失を
極小化する努力のひとつとして,ディスカウントなどの「価格調整」機能を利
用している訳です。

> なるほど,その様に考えると「供給は需要を生む」と云う「セイの法則」
> が,現実に成立ちそうですね。


実際「セイの法則」は,貨幣経済の発達が不十分な「物々交換」の経済モデル
での法則性を概念的な基礎にしていて,「数量調整」機能が働かない経済では,
有効な考え方なのです。


> 「在庫」による「数量調整」が不可能である場合の経済の考え方ですね。
> でも,実際の市場では,商品の大多数は在庫販売が可能なはずですよね?

そう,ケインズの時代になると,もはや貨幣経済が充分な発達を遂げて,市場
の商品の大多数は在庫可能な商品が大部分を占める様になりました。
消費者側も「貨幣」の形で,「購買力の在庫=貯蓄」が可能になりましたから,
市場では「数量調整」による,需給双方からの取引調整が支配的になります。


> 「数量調整」が可能である経済モデルでは,「需要が供給を生む」事になる?


そのとおり。ケインズの有効需要原理は,「価格調整」が支配的な「物々交換経
済」ではなく,「数量調整」が支配的な「貨幣経済」モデルにおける経済法則で
あると言う事ができます。

> そうすると,「市場の情報」として,より重要であるのは,「何がいくらで」
> 売れるかと云う価格情報よりも,むしろ「何がいくつ売れるか」需要量
> 情報が大切だと言う事ですね?

『需要量』と言う場合に注意して頂きたい点は,ケインズの言う,所謂市場に
おける取引の結果として,事後的に顕在化する量としての『有効需要量』と,
市場での取引以前に,消費者の欲望の形で潜在している『潜在需要量』の区別
です。供給事業者が,市場から最終的に知りたい情報は,事後的な『有効需要
量』
なのではなく,むしろ取引以前に潜在している『潜在需要量』の方なので
す。それは,実際には「価格と量の関数」である訳ですけれども。


> 勿論,市場に潜在している『需要関数』を明確に知る事ができれば,供給
> 事業者としては,最適な供給計画を合理的に判断して行動する事が可能に
> なる訳ですけどね。。。
> 実際には,どの様にしているのでしょうか?


既存商品の場合,供給者は過去において市場で顕在化した『有効需要』の情報
を基礎にして,将来の生産と販売の計画を作成しています。
新規商品の場合には,この基礎情報が無いために,マーケティング調査の結果
などを頼りに,統計的な「需要予測」を行う訳です。
勿論,不確実性を含む確率的な数値ですから,ある程度のリスクを見越した安
全な数値を導いて,これを元に計画を作成する事になりますよね。

> そう,その不確実性にどう対処するのかなのですが,安全性を重視するな
> らば,供給計画は実際よりも少なめに需要量を見積もって,結果的に高い
> 目の価格設定を行う可能性が強いですよね。それは半面,潜在している販
> 売機会を取り逃がす事でもあり,ライバル業者に対しては,市場への進出
> 機会を提供する隙を与える事にもつながると思うのですよ?。


実際の市場では,顧客の注文を先取りしたり,顧客を囲い込んだり,商品に
よっては受注生産したりと,それこそ多様な販売手段を工夫して,なるべく
確実な取引を実現する努力が事業を存続させる必要条件になる訳です。
これらの工夫は全て,言うなれば,なるべく確度の高い「需要予測」を行う
ための手段であるにすぎません。

> 正確な「需要予測」を基礎にした,合理的な供給計画こそが,事業効率を
> 最適化するための必要条件という訳ですよね。


現実には,単なる「予測情報」ではなく,「実績数値」に「予測」を近づけ
る努力こそが鍵になります。
そのために究極的には,お客様に買いに来てもらうのを待つのではなく,消
費者の所にまで,直接売りに行く販売努力こそが必要なのです。そしてこの
様な販売活動のコストを最小化するには,正確な潜在需要情報の把握が大切
になる訳です。

> 「言うは易し」ですが,それは非常に費用の掛る,前時代的な販売手法ですよね。
> 結局,「御用聞き販売」を復活させると言う事になります,意味する事は!

そうですね。但し,価格を低く抑えるために追加費用はかけられません。
現在行われているテレフォン・マーケティングなどでは,顧客側は高いもの
を売りつけられるかの不安を感じるし,不要な物の「御用聞き」など押売り
同様で迷惑すら感じる場合が多い。


> そうですよ,売れないから衰退して行った過去の販売手法ですよ,それは!


だから,必要な点は,押売りにならない様に,顧客側から積極的にお買いもの
情報を公表させる仕組み作りと,そうする事で,欲しいものが安く買える事を
実感させる競争販売の仕組み
の実現が,大切になる訳です。


> そんな都合良いシステムなど,現実に実現可能ですか?
> これまでに実例でもあるのですか?


ありますよ。
紙数が足りないので,今日はこれで終わりにしますが,次回は私がこれまでに
取組んできたシステム開発事例の紹介を中心にして,実現の可能性について説
明を行いたいと思います。


> おお!なるべく早い目にですよ,Bro!
> 次回こそ,ポイントの説明になる訳ですから,「鉄は熱い内に打て」です!
> 皆が待って居ますので。


はいはい!
需要は分りましたので,供給計画を最適化する様に努力致します。

> 絶対ですよ!
> これこそが,現代の企業にとって,生き残りの条件なのかもしれませんから!


また随分と大げさな表現ですね…まあ,否定はしませんので良いですが。。。

コメント

◇祝『政治評論』+『経済ブログ村』人気記事ランキング1位独占!

2010-08-18 | Weblog
> やりましたよ,Bro!
> 前回の記事が,早速『経済ブログ村』人気記事ランキング1位を獲得です。
> これで,前々回『政治評論』人気記事ランキングとダブルで1位独占です!
> これは,「@くつログ」初の快挙ですよ!


  ▼記念写真(画像クリックで拡大)



そうですか…でも,未だ昨日の続きの原稿が書けていないのですが…


> それは,また次回でも良いですよ。今日はお祝いです,「お祝い」


ああ良かった。また遅筆を叱られるのかと思いました。
で,『哲学』カテゴリの方はどうなのです?
あちらにもエントリしてましたよね,確か?


> 『哲学』カテゴリは,先月撤退しましたよ,知っているでしょ?
> ポイントの割振りを『日本経済』に集めたじゃないですか。

ふぅ~ん。。。
じゃあ,現在参加しているカテゴリで両方とも,人気記事ランキング1位に
なった訳だ…すごいじゃん!


> だから,「お祝い」なんです,快挙ですから!


じゃ,ビール頂戴!原稿は,次回でも良いんだよね。。。


> あっ,そうそう…
> Zen蔵さんの方も,今度は『経営ブログ村』人気記事ランキング1位を獲得
> したみたいですよ!『自営業・個人事業主』と親子カテゴリで両方1位らしい。


だからね,やはり,私の「政治れぽーと@Zen蔵TV」が貢献しているんですよ。
きっと,そうに違いない!


> でも,最近「政治れぽーと@Zen蔵TV」の更新してないじゃん!
> 政局の動きも,ほとんど無いし。。。

まぁ,そうですね…でも,9月になると慌ただしくなりますよ,きっと!
まずは民主党の党首選からですが,新総理が誕生するのかどうか…??


> 「嵐の前の静けさ」ですか…
> やはり,「資本金三千万円で始める日本経済改造論」を早く纏めたいですね!
> 原稿,早く仕上げて下さい,Bro!


何だ,今日は「お祝い」だと言ったじゃん!
もう飲んでるんだから,音楽でも聴いて寝ます。
おやすみ!

 ■ Esperanza Spalding Performs at the White House Poetry Jam

 URL:http://www.youtube.com/watch?v=0xfG-dJFbxc



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◇市場は完全か?~資本金三千万円で始める日本経済改造論

2010-08-17 | ビジネス

> Bro!Zen蔵さん活躍中ですよ!
> つい1週間前に「ブログ村」デビューしたかと思っていたら,みるみる間
> にランクアップして,今日はとうとう「自営業・個人事業主」カテゴリの
> 21位に上昇しています!「ブログ村」に参加して,最初に書いた記事が,
> 何と人気記事ランキングの1位になったみたいです!凄いです!


へ~え...それは目出度い。
やはり,私の「政治れぽーと@Zen蔵TV」が貢献したのでしょうか??


> そんな訳無いって!
> やはり,Zen蔵さんの実力ですよ,これは!
> Broも迂闊にしていると,直ぐに追い越されますよ!
> 何か新しい企画でも考えないと。


でも,この「@くつログ」も,日頃応援して下さっている皆様の御かげで,
現在,人気記事ランキングの1位と4位をダブルGETしていますよ!
さっき,記念撮影しておきました。

  ▼記念写真(画像クリックで拡大)



> そうでした!お礼しておかないと…
> Bro,お礼です。


読者の皆様,常日頃のご愛読,本当にありがとうございます。
今後とも,応援の程よろしくお願い致します!

 


それで,話題は何でしたっけ??


> 企画ですよ,新しい企画!

それなら考えてますよ。
「資本金三千万円で始める日本経済改造論」なんて,どうですか?


> えっ,もう新企画有るんですか?
> 「日本経済改造論」??
> そんな事が,たったの三千万円で可能だと言うのですか?
> そんな阿呆な話,誰も信じませんよ!馬鹿らしい!


それを納得させるのが,コンサルタントの腕でしょう。
勿論,たった三千万円で「日本経済改造」が完了する訳ではありません。
「資本金三千万円」は,あくまで事業のスタートアップ資金であり,事業を開始
するための初期費用
ですよ。

> へ~え…では,最終的にはいくら掛るのです,費用は?


「日本経済改造」なんて,誰かがいくら掛けて行うと云う様な代物ではありま
せん。あくまで,考え方の問題であり,仕掛け作りの問題なのです。
仕掛けを準備して,「これは行ける」と納得したら,多くの事業家が自主的に
取組みます
よ。そこまでの「基盤作り」が大変なのです。リスクを伴うし。

> なるほど…「日本列島改造論」みたいなものですね!
> パワフルな政治家が必要なんだ,田中角栄元首相みたいな。

そのとおり!「偉大な政治家」が不在なのです!今の日本には。。。
消費税問題ぐらいで腰砕けして,自信喪失している様な,軟弱政治家が総理大臣
では駄目なのです!一国のリーダーなら,前途の問題はもっと沢山山積している
でしょう!反対派に負けないで,信念に従って突き進むしかないのです。そうし
てこそ,協力者が大勢現れて,窮状の打開にも可能性が開けるのだと思います。


> はいはい,ご高説,御最もでございます。
> で?具体的には何をやるのです?「日本経済改造論」では?


そうでした…
原理的には,「市場原理の失敗」を再検討する事に始まります。

> 「市場原理の失敗」??


つまり,「市場は本当に完全か?」について反省してみる事から始めるのです。


> Broはケインジアンなので,最初から「市場の完全性」なんて信用してなか
> ったではないですか!そうでしょう?

それは,そのとおりですが,では「市場原理のどこを」信用できなかったので
しょうか?


> これまでの議論からすれば,「合理的な経済人」と云う大前提からではない
> ですか?

そう,それと「情報の完全性」と云う,二つの大前提が現実的でないと感じるからです。

> 「情報の完全性」??


そう,そもそも,この二つの大前提が現実の市場において機能していれば,市
場原理主義者達が主張するとおり,経済は「神の手」に導かれて,完全な自動
調整機能が働く事も可能
なのです。実際,経済問題など現実に起こり様があり
ません。
問題点が即座に顕在化して調整可能になることで,政府でなくても民
間ベースで価格や数量の調整を行う事ができる
はずなのです。


> なるほど…現実の市場では,この二つの大前提が実際的に機能できないから,
> 様々な経済問題が発生している
訳ですね。そして,政府による問題解決が
> 必要になる訳だ!

そうです。そして,「完全市場」の実現は,IT技術が高度に発展した現在では,
決して不可能な事ではありません。



> 「完全市場」の実現が可能?本当ですか,それは?
> 「計画経済」ではなく,「自由経済」なのですよね…それは?


一種の「社会化」プロセスですが,あくまで個々人の「自由な欲望」を基礎に
した,「合理的な供給体制」の仕組み作り
と云う意味において,「自由経済」だ
と言えると思います。

> それは凄い!もし,それが本当なら画期的ですよ!
> ノーベル賞ものではないですか?Bro!


人々が,その実現を望めばですね!


> 経済問題の解決を望まない人なんて,居るのですか?
> この世から,経済問題が無くなれば,大勢の人が幸福になれると思いますよ?


しかし一面で,「運よく大金持ちに成る」人は居なくなるかもしれません。
あくまで「自由経済」ですから,「人一倍の努力」や「画期的なアイデア」によ
って「実力で大金持ちに成る」人達は残るでしょうけどね。


> それは「良い事」なのではないですか?
> 「時の運」ではなく「本人の努力と実力」が評価される社会なのであれば。

でも,世の中から「ギャンブル的な要素」は駆逐されてしまうかもしれない…


> それでも良いと思います!
> それより,もっと具体的に説明して下さい,Broの考えを。

では,次回,もう少しだけ突っ込んでお話しますね。
今日は,紙面も少ないので,これまでにして。

> なるべく早い目にね!
> 待って居ますので。

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◇「個人電子出版スタートガイド」

2010-08-14 | 音楽
> 「梅屋敷Zen蔵の執務室」「ブログ村」のランキングに参加したみたいですね!


ええ,今『自営業・個人事業主』のカテゴリで33/427位『ネットビジネス』のカテゴリ
45/862位みたいですよ。


> へ~え…参加して一週間にならないのに,結構上位ですね!
> 少し感心しました。


私の「政治レポート@Zen蔵TV」の記事が貢献しているに違いない!


> …ほんとかな??
> 今,個人電子出版の記事を連載しているのでしょう?


ええ,「個人電子出版スタートガイド」というブロマガを連載しているみたいですよ。


> じゃあ,きっとそちらにアクセスが集まっているのですよ!
> 結構,関心高いと思うし…

最近「@くつログ」は,政治・経済ネタしか書いてないからなぁ。。。


> 前々回,久しぶりの音楽ネタやったじゃん!
> あの記事で私も「Esperanza Spalding」のファンになりました。


じゃあ,ついでにお奨め動画を,2本紹介しておきましょう!
小野善康先生も「音楽好き」みたいだし…

 ■Esperanza Spalding - Newport Jazz Festival 2008

 URL:http://www.youtube.com/watch?v=grRpZhLmQLk


> これは,Newport Jazz Festivalに出演した時の演奏ですね。
> 結構,ハードなソロもやるんですね!感心しました。


実力派ですからね。どこかの政党みたいに,単なる人気取りではなく。

> でも,私はやはり「歌もの」の曲が聴きたいな…


じゃあ,最後に,これなどどうでしょうか?

 ■Esperanza Spalding Grooves

 URL:http://www.youtube.com/watch?v=ZNw46j0nNOs


> 彼女らしくて良いですね!
> 良い曲です。


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◇成熟社会の大ヒット商品とは?~小野経済学入門

2010-08-12 | 経済学
> Bro,ケインズ経済学のエッセンスはどうしたの?
> 今日のテーマは,ケインズだったはずですよ。


やっぱりね,面白くないかもしれないので,急遽方針を変更しました。


> どうして?
> ケインズの名前を知らない人は,ほとんど居なくても,その経済理論とな
> ると,専門外の人では知らない人も多いと思いますよ。
> エッセンスだけでも,分り易く整理すれば,読む人は多いと思う。


最初その様に考えたのですが,流石にケインズ理論を一般向きに解説したWeb
サイトや書物は,沢山ある事に気が付いたのですよ。
もし,読みたいのなら,あのノーベル賞経済学者のポール・クルーグマン博士
が解説したものを,山形浩生さんが邦訳している,このサイトがお勧めです。

ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』解説
  URL:http://cruel.org/krugman/generaltheoryintro.html


> なるほど,難解な理論の読書案内には良い解説ですね。
> でも,まったく専門外の人には,少し難しいかも?

今さら,有効需要原理だの,乗数効果だの,流動性選好説だのと説明してみて
も,知っている人には退屈なだけですよ,おそらく。
もっとも『流動性の罠』の話は,近年の日本の経済状況を考える上で復習して
おくべき事柄かもしれません。

> じゃあ,今日のテーマは何なのです?
> 成熟社会の大ヒット商品??


ケインズの経済理論が,現在の日本のデフレ状況の解決に,どこまで有効か?
きちんと考えてみる必要があると思ったのです。

> なるほど,前々回の高橋財政の議論の際に,社会状況の変化について少し
> 触れていましたね。経済政策の有効性や効果に違いがあるかもしれないと。
> そう言えば,財政政策の乗数効果については,はっきりと否定する論者が
> 多いですね。特に経済学の専門家に多い様ですが?

ええ。私も当初,その様な意見の経済学者は,市場原理主義の立場に立ってい
る人達だと考えていたのです。そもそも政府の介入を有害だと考えていますか
らね,市場原理主義者の場合には。
しかし,以前にも話した通り,そもそも1990年代の日本の財政政策が,なぜ期
待通りの効果を達成できなかったのかを,きちんと検討してみる必要があるの
です。


> Broは,巨額の不良債権の存在が当時の金融政策の効果を無効化した事と,
> 今日の様な豊かな社会では,収入の増加が直ちに消費や投資の増加に直結
> するとは限らない点を主張していましたよね。不良資産や負債などがあれば
> その改善を優先する場合も考えられると。

そうなんです。そもそも大多数の人々が貧しくて消費意欲が旺盛な社会と,バ
ブル後の日本の社会の様に,大多数の人々が豊かで,基本的な生活物資や消費
財が充足している社会とでは,需要の行く先が異なる事は容易に想像できます。

> 「豊かな社会の需要の行く先」=「成熟社会の大ヒット商品」と言う訳で
> すか。何なのです,そのヒット商品とは?


それは「お金」の事です,菅総理のブレーンの小野善康先生の説明によると。
確かに,慢性デフレの低金利下では,流動性に対する選好が高まる事は,ケイ
ンズも指摘していた事なのですけどね。

> 物価や,株や土地などの資産の価値が下落するので,相対的に現金や預金
> などの「お金」の価値が高くなる訳ですね。分り易いです,そのお話は。


多くの人々の需要が,消費財ではなく「お金」そのものに向かい,「お金」に
執着する結果として,消費がさらに冷え込んで,デフレが一層強化される事に
なります。投資よりも貯蓄が過剰になりますからね,デフレ・ギャップを生む。

> でも,低金利なのだから,企業は,その様な遊んでいる資金を効果的に吸
> い上げて,再投資に振り向けるはずではないですか?


充分豊かな成熟社会では,その様な投資効率の高い,効果的な投資先が少ない
事も特徴らしいです。それよりも,遊休資金を集めて,借金の借り換えや,バ
ランスシートの改善を行う方が効果的である場合が多い。

> なるほど,需要が少ないと,財テクの方が有利ですか。それも,分り易い。


結局,充分豊かな成熟社会では,慢性的に需要の不足が生じていて,有効な投
資先が少なく,デフレ圧力が強いために,「お金」を保持する事が有利になって,
人々は「お金」そのものに執着する。その結果として,ますますデフレを強化
してしまうと云う,デフレ・スパイラルに陥って,不況からの脱出が困難にな
っているとの事です。

> でも,デフレ不況を放置しておくと,失業者が増大していって,ますます
> 購買力が縮小して,デフレは深刻化して行きますよね。企業の倒産も増加
> するはずだし。どうすれば良いのです,財政政策も効果的ではないのなら?


政府による「雇用創出」が最も有効であるとの事です。小野先生のお話では。
もっとも,これにも財政支出が必要ですけどね,目標が若干異なる。
でも,非自発的失業者の場合,消費性向も高いはずですから,財政政策の有効
性も担保されますよね。何よりも,そもそも失業対策こそが,政府の経済政策
にとって,最も大切な目標なのだと云う意見です。小野経済学では。

> う~む,結局行き着く先は,ケインズ経済学と同じ気がするのですが?
> どこが違うのでしょうか,むしろ?


最も顕著な違いは,増税の効果に対する見解の相違に顕れると思います。
ケインズ経済学では,と言うか,むしろケインズの後継者であるケインジアン
達の経済学では,乗数効果の重要性を強調するので,その反対の増税によるマ
イナスの乗数効果も大きいと考えられて来たのです。しかし,乗数効果があま
り有効でない前提に立てば,増税によるマイナス効果も小さいとの結論になる。
結局,消費性向の小さい富裕層から徴税して,消費性向の大きな非自発的失業
者などに再分配する政策が,非常に効果的だと考えられる事になります。
しかも,ただ失業給付するだけでなく,介護分野等の民間では投資効果が薄い
分野での雇用を創出すれば,社会保障も強化されて,最も効果的に財政政策を
運用する事が可能になる訳です。


> なるほど,小野先生がご自身を「ケインジアンではない」と言われる理由
> この辺にある訳ですね,やっと理解できました。

小野先生は元来,新古典派の経済学を研究していた様ですよ。
新古典派の不況理論が不完全だと云う想いから,不況理論の研究を続けた結果,
最終的にケインズ本人の経済学に似て来たらしい。
ケインズの「一般理論」における矛盾点も指摘しておられます,小野先生は。

> そのお話も面白そうですね!
> 結局Broは,小野経済学の勉強を始めた訳ですか,ついに。


浅学の私が,ケインズを直接再検討するよりも,小野経済学を下敷きにしてケ
インズを再読した方が,現代的な経済理論も吸収できて,効率的な気がしたの
です。

> じゃあ,また続きを期待して良い訳ですね!
> 現代における「日本のケインズ」は,小野善康先生ですかね。


小野先生が日本人初のノーベル経済学賞を取れば良いですね!
近年の海外の受賞者には不満が多いです,私的には。


コメント

◇至上の愛の在り処~夏の夜のEsperanza Spalding

2010-08-07 | 音楽
> あれ?
> 今日は,ケインズ経済学のエッセンスを語るはずじゃなかったでしたっけ?


だって,もう夏だし,暑いし…
たまには,音楽の話も良いのではないかと…


> 夏と音楽と,どんな関係があるんですか?


「Summer Jazz」って,何か相性良さそうじゃないですか。
若い頃,夏は海と,そして「Jazz Festival」三昧に決めていたのです,私は。
お金はほとんどなかったけど,時間と元気だけは有り余ってましたからね!


> Broの場合,今もあまり変わらない気がするのは,気のせいですかね?
> そう言えば,最近,Tal Wilkenfeldの話してませんよね?
> あんなに,気に入っていたのに!

Tal ちゃんは,相変わらず聞いてますよ。
でも,また,若手の女性ベーシスト見つけたので,最近こっちの方が良く聞い
てるのかもしれません。。。

 ■ Esperanza Spalding: Ponta de Areia

 URL:http://www.youtube.com/watch?v=e9sN3ySkkz0


> 「Esperanza Spalding」ですか!
> ウッド・ベース弾きながら歌ってますね,心地良いです,とても!
> でも,この曲,以前聞いた事があるような気がするなぁ??


原曲は,ブラジル音楽の大スター「Milton Nascimento」が,1975年のアルバム
に収録していた曲ですよ。
テナーサックスの「Wayne Shorter」も,自身のアルバム「The Native Dancer」
に収録しているので,そちらを聞いたのではないですか?


> そうか,Shorterのアルバムですね!確か持っているもんね,それ…。
> LP盤なので,押入れに入れっぱなしになってるけど。。。

こっちの曲の演奏も,なかなか良いですよ!聞いてみて下さい。

 ■ ESPERANZA SPALDING - "Overjoyed"

 URL:http://www.youtube.com/watch?v=-lNE7jWA5AE


> これ,スティービーワンダーの曲だよね!懐かしいなぁ~。
> やっぱり良い曲ですねぇ…愛に溢れてて…幸せな気分になれる!


でしょ!これ聞くと,子供達をつれて,川遊びでも行きたくなるでしょ?


> なるほど,それでケインズは先延ばしした訳ね。
> まぁ,家族サービスだったのなら良いですけどね。

ちなみにね,この動画の一番最初に,手を繋いだ後ろ姿で映る二人組と,一番
最後の方で座って映る観客達をよく見て下さいね。


> あっ!これスティービーワンダーですね!


それから,観客席の奥手側にはオバマ大統領も居るでしょ。

> ほんとだぁ!凄い顔ぶれの観客ですねぇ…すげぇぇ!


既に,超一流アーティストなのですよ,彼女は。

> う~ん...恐るべし,ESPERANZA SPALDING!!


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◇今こそ吼えよ達磨さん!~高橋財政に学ぶケインズ経済政策論

2010-08-05 | 経済学
> 前回は,昭和初期の井上緊縮財政がテーマだったので,今回は井上蔵相の
> 後を受けて,積極財政に転じたという高橋是清蔵相について,もう少し話
> して下さい。


そう来ると思って,ネットで動画を探していたら,良いのを見つけたのですよ。
「動いている達磨さんの映像」を見るのは,私も初めてだったので,とても
興味深かったです!

> 「達磨さん」て何ですか?


高橋是清蔵相の愛称ですよ。
この動画をみれば,一目了然です。


 URL http://www.youtube.com/watch?v=bOAa-GN1bHc


> なるほど,高橋財政の解説も付いていたので,良く分りました。
> でも,Broの主張する「ケインズの復権」って,世界金融危機の影響が最
> も深刻だった去年あたりから,世界中でブーム化しているみたいですね?


ええ,去年は私も仕事にどっぷり嵌っていて,世情の動きを良く捉まえていな
かったのですが,今調べてみると,世界的にケインズ経済学の見直しの動きが
始まっている様子です。嬉しい傾向です,私としては!


> 高橋是清蔵相は,ケインズ経済学を学んでいた訳ですか?


いえ,高橋蔵相の経済理論は,自身の実務経験から導いた全くの独学ですよ。
まあ,例の2・26事件で,青年将校達に「達磨切り」に斬り殺された際,
寝室の脇に,発刊されたばかりのケインズの「一般理論」の原書が,読みかけ
たまま置いてあったという伝説も伝わっていますがね。

> へ~え,凄いものですね!全くの独学で,あのケインズと同じ見解に達し
> ていた訳ですか!


だからこそ,「日本のケインズ」なのですよ。
そして,浅学の私がケインズの経済学を信用する理由も,むしろ高橋蔵相の
眼力を信じるが故なのです。実務の達人が,自身の観察眼を基礎にして唱え
た理論だと断言して良いのです。それは宗教でも何でもなく,極めて実際的
な,実用の学問なのです。


> なるほどね。Broの主張はよく分りました。
> そう言えば,Broは学生時代「日本のケインジアンの父」である伊東光晴
> 先生の教えを受けたのでしたよね,確か?


まあ,直接「伊東ゼミ」に入れてもらった訳ではないので,ただ先生の講義
を何度か聞いたに過ぎません。とても面白い講義でしたのでね。
でも,やはり数学モデルを駆使して「力ずくで」説得する姿勢の時(時は,
レーガノミクスの台頭期でしたのでサプライサイダーなどは,けちょんけちょん
でした)には,切れ味とともに非常に反感を感じた事も事実です。


> 経済学は,数学モデルを使うべきではないと?

そうではありません。数学モデル自体が悪い訳ではなく,数学モデルの様な
単純化した,抽象化のプロセスによって,捨象されてしまうものへの考慮
重要性を言いたいのです。経済現象は,もっと人間の集団心理が影響してい
る現象なのだと思います。

> 大衆は,「合理的な経済人」ではないと?

今風に言えば,そう言う事なのかもしれません。
人間は感情の動物ですからね。一人一人が合理的に行動する訳ではありません。

> でも,個々人はそうでも,総体としての人間集団は合理的行動になるので
> はないですか?


個々人の感情の違いは,総体としては「誤差」に含まれる,と言う意見ですか?
それでは,株式市場の様な感情的な動きは説明できませんよね!
議会が一法案を否決しただけで,株式市場がパニックになるみたいなね。

> 一昨年の世界金融危機の時の話ですね,それは。
> でも,あの時の株式市場参加者達は,個々のプレイヤーとしては,とても
> 合理的な予測もしくは期待に基づいて行動したのではないですか?

でも総体として,その合理的期待に基づく行動こそが,株式市場を混乱の深淵
に導いた訳で,全体的には自爆的な集団行動になってしまいますよね!


> 全体的には,不合理な行動になってしまう?
> 合成の誤謬ですか??

一種のね。
気体分子の個々の運動法則を合成してみたところで,決して気象現象の解明が
できる訳ではないと云う理屈と同じだと感じます。
気象現象は,やはり高気圧や前線と云ったレベルで観察してみないと,人間に
とって,意味ある理解はできないと思います。

> やはり,複雑系としての独特の構造的理解が必要ですか?
> ミクロ理論とマクロ理論の相克を考える訳ですね,Broは?


おそらく,ミクロ経済理論の主張する均衡点などは,現実世界に実在するもの
などではなく,もっと多元的に,いくつもの均衡点が存在し得て,その間を
往ったり来たりしている様なイメージが,現実世界の現象なのだと感じています。

人間がそれを実証できるのかは,また別の哲学的問題としてですが。

> 実証できないものを仮定するのは,Broらしくないですね!
> それでは,また宗教的な理論に近づいてしまう様な…?


そうですね…
死ぬ前に一度は,とことん突き詰めて考えてみたい気がするのですが…。


> まあ,良いや。
> 高橋積極財政は,現在でも有効ですか,その意見を聞かせて下さい。

社会環境は,あの時代から随分と変わっている訳なので,注意は必要だと思い
ますが,人間や人間集団の心理に由来する基本的な経済法則は,未だ変わって
いないと思います。
従って,ケインズや高橋是清の「経済現象理解のフレームワーク=経済理論」
は,現代でもかなりの部分が有効であり,少し修正すれば大部分が実用的に
利用できると思います。


> 最後はやはり認識論に戻る訳ですね,「歴史認識の相対性理論」の時みたく!

所詮,「経済現象」と云う「もの」が実在している訳ではないから,ですね。
人間の概念的な理解を,相対的に共有しているだけなのです。
客観的認識のためのモデルに過ぎないのです,その本質はね。


> 結局,政治学や経済学の問題って,哲学の問題なのですかねぇ?

その意味では,科学全般そして宗教まで含めて哲学の問題ですよ。
伊東先生の教えで,私が唯一心に留めていたのは「経済学とは規範科学である」
と云う言葉です。当時は理解できていなかったですけどね,その真意を。

> ケインズが「モラルサイエンス」と呼んだものですね。
> 何となく理解できた気がします,今では。


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