使用した糸は3種類。
フレームに枠糸をとめる部分はクレモナネットの構造と同じく
ダブルにして一番細い糸(50番)を使いました。
模様部分(オレンジ)は中間の太さの糸(40番)。
それ以外の部分は強度を確保するため太い糸(35番)を使いました。
軽量と強度を両立するために工夫です。
カラーも山吹とオレンジの2色染め。
大型トラウト用のpirikaネット。
フレーム規格は全長800mm/内寸(縦50mm横35mm)を想定してます。
通常のランディングネットの大きさから言うと約4倍ほどの大きさ。
少し時間がかかってしまいました。
以前ビリヤードキューの職人さんを尋ねた事があった。
コチラの素性を説明してきちんとアポを取って話を伺った。
全面ガラスで近代的なショップの屋根裏が工房になっている。
狭い階段の上がると秘密の工具や銘杢が所狭しと並んでいた。
スネークウッドにローズウッド・べっ甲・牛角・・珍しく珍品の数々。
インレイ・カラーベニア・組木・・・興味深い技術の数々。
玉を突く一本の棒だと思っていたけどその精巧さと工程。
構成されているパーツの多さに驚いた。
Cue一本に対してパーツの数は50個を超え100個近くにもなる。
この日、ここでの出来事が今でも大きく影響していると感じる。
これから造りたいもの。道のりは長いけど楽しみで仕方が無い。
■サイズ:【S】全長395mm/内寸:縦255mm横170mm
■オリジナルカーブ
■グリップ:ウエンジュ■フレーム:ブビンガ/黒檀/シルモア
■内張り:ブビンガ■クレモナ網■2液ウレタン鏡面仕上げ
■オーナー様へ
ビリヤードのキューをイメージして作ってみました。
LandingnetPC-030