書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

右近

2010-08-06 08:57:58 | Weblog
忘すらるる身をば思はずちかひてし人の命の惜しくもあるかな  

忘れられてしまう自分のことなんか何とも思わないないのよ、ただ、永遠に私を愛するなんて神に誓った貴方に神罰が下ると思うとちょっと可哀想な気もするのよ。

右近(?~?)
右近少将藤原季蝿の娘、父の官職の名から右近とよばれた。
醍醐天皇の中宮穏子に仕え、藤原敦忠・藤原師輔・藤原朝忠・源順などと恋愛関係があった。
多くの歌合に出詠、村上天皇期の歌壇で花形の歌人として活躍した。女房三十六歌仙。
「後撰和歌集」「拾遺和歌集」「新勅撰和歌集」に入集している。