殷王朝の前の王朝、夏王朝の存在も明らかに成りつつある。
1990年までに、合計41回の二里頭遺跡が発掘された。
二カ所の宮殿址、住居址五十余、青銅器の工房址、大量の青銅器、
トルコ石の象嵌を施した青銅製の牌飾などが出土し、
夏王朝が二里頭に存在したとする確度が高まった。
夏王朝の期間は「紀元前2070年から紀元前1600年」とされている。
殷王朝に於ける甲骨の如き、夏王朝の存在を実証するものは見付かっていないようだ。
更に2004年には、
夏王朝の王城と見られる巨大な宮殿址が発見されたと報道されている。
近々、
前述の記号・符号・紋章らしきものと甲骨文との断絶が埋められるかも知れない。