伊予市を車で走っているとと、目の端に薄紫の花の群落。夫は一瞬ジャガイモの花かと思ったようです。でも、車を停めてよく見ると、そこは畑ではなく溜め池で、花は水に浮かぶ植物に咲いていたのでした。
ホテイアオイ ミズアオイ科ホテイアオイ属
ウォーターヒヤシンスとも呼ばれるこの花を、私は好きだったのですが、この大群落をみているうちに不思議な気持ちになりました。星型の体、ダイヤの目、一つ目小僧の宇宙人が一斉にこちらを見ている感じです。
ね、見ているでしょう?最近ネットで発見したこの花のあだ名は、blue devil (青い悪魔)。爆発的に増えて、他の植物、動物の生活空間を奪い、腐って水を汚し、詰まって水路を機能させなくする、世界的に恐れられている植物なのです。「布袋さんのお腹みたいな浮き袋で浮くんだ」と教えてくれたのは父ではなかったかと思います。金魚屋さんで買ってきて、父の作った小さなひょうたん池に浮かべたあの可愛い水草が、そんな恐ろしい顔も持っていたなんて。
水鳥「バン」の親子。陸地のように歩きまわっているのは、おそらく昨年のホテイアオイが枯れて腐って、ヘドロ状になった島(?)の上です。他にも数羽の雛がいて、こんなところも、彼らにとっては楽園のようでした。
← ← ← ← 根は紫色の毛むくじゃらで、さらに悪魔っぽい風情です。
いくら機械を使って回収してもきりが無い。
なら、もっといい活用方法はないものか・・・。
確かに日本制覇をたくらむ悪魔の一つ目が笑ってるように見えるんよねぇ。
きゃぁ!!
あれ?
意志があるのかな?
なんか、目を見ていると、宇宙人みたいな気もしてくるし。