オオカワヂシャ ゴマノハグサ科クワガタソウ属
るり色の筋のはいった小花は、同属のオオイヌノフグリにも似て可愛い花です。でも、この花は特定外来生物という重い宿命を背負っています。よく似た日本在来種のカワヂシャが激減していること、カワヂシャ、オオカワヂシャの交雑が確認されていることが問題なのだそうです。カワヂシャは、花も背丈も小さく、花の色も白っぽいおとなしいイメージで、昔は川沿いなどにたくさん見られ、名前のとおり(チシャはレタスのことです)葉を食用にしていたそうです。
特定外来生物といっても、毒があるとか、湖の生物がすべて死に絶えるというような、社会に与える影響が甚大とかではないわけで・・・。でも、在来種の保護のために、日夜心を痛めている方々のことを思うと、いい加減な意見も言えないし・・・。植物の分布図が変わっていくのも、押し留めることのできない歴史の流れかなあと思ったりはするのですが・・・。
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