気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

ヒナキキョウソウ

2015-06-09 20:36:53 | 野山で

キキョウ科キキョウソウ属



 北アメリカ原産の帰化植物。キキョウの仲間だが、花はずっと小さい。枝にたくさん蕾が付いているように見えるが、実は閉鎖花で一番上の花しか咲かないらしい。閉鎖花というのは、自前で受粉して種を作るということだから、確実だけれど遺伝的にはどうなんだろう。近親結婚では、だんだん弱ってくるのが定石だし。茶色ぽくなった左の実に穴が開いているのがわかるだろうか。種は、その穴から出てくる。熟すとめくれる不思議な窓。花の大きさが1センチ程度なので、実に開いた小窓は(年を取ってくると)肉眼では見えにくい。


 実は同じキキョウ科にヒナギキョウ、さらに同科同属ににキキョウソウという、名前の紛らわしい植物がある。ヒナギキョウは在来種なので、あとふたつの外来種が入ってきた時に、もう少し違うネーミングをするべきだったかなあ。

キキョウソウ  キキョウ科キキョウソウ属

 

 

ヒナギキョウ  キキョウ科ヒナギキョウ属

 


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2 コメント

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みんな名前が (窓際三郎)
2015-06-10 19:38:02
今晩は、
雑草と言う草花は無い、
たとえ小さい花でも・・・
マクロで撮影楽しいし
なんでこんな色が出るのでしょうね。
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窓際三郎さま (Qu)
2015-06-10 21:12:15
こんばんは。
小さな花にもそれぞれの名前があり、それぞれの色と形がありますね。
身近にそんな不思議がたくさんあり、退屈する暇がありません。
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