見本市というのをご存知でしょうか。商品展示会などともいいますが、広い会場に、たくさんのメーカーさん、問屋さんが集まり、それぞれのブースで自社の新作などを展示しています。我々、その業界の人間は、商品知識を深め、もちろんそこで仕入れることもできます。今回は京都の種苗会社主催の見本市に、スタッフ総勢7名で行って来ました。島国に住んでいますから、たまには「本州」に勉強しにいかないとね。
というわけで、7月22日朝5時、京都に向けて出発です。幸い会社はインターのすぐそばなので、高速道路での移動は有利なのです。9時到着の予定(希望的観測)が、休憩したり、少し迷ったりで、会場に着いたのは11時近く。車から降りると、なぜかみんな空を見上げています。そうそう、今日は皆既日食の日だったのです。

なんの準備もしていなかったけれど、うす曇りだったので、目を細めて肉眼で見ることができました。(良い子は真似しないでね。もっとも、次は23年後だそうで、今の良い子が大人で、今大人の私たちは再び見ることができるのかどうか・・;)

花屋さん、園芸店さん、デザイナーさん向きの企画なので、種苗や肥料、器などの雑貨がそれぞれのブースに展示されています。

ちりめん布でできたおせち料理たち。おままごと大好きな、元女の子たちに、受けるかも?お正月の資材も今から考えています。ハロウィン、クリスマスは、すでに、ある程度予約済みです。

カボチャ、カボチャ、カボチャ。カボチャの器で作るアレンジメントも、ハロウィンの人気商品です。
見本市をさんざん歩き回って、ついでに大阪の市場も見学しての帰り道、淡路SAであっさり食事をしました。(せっかくだから、何かおいしいもの食べさせたいんだけれど、どこがどうやらさっぱりわからないいなか者の悲しさ;o;)

このSAには、大きな観覧車があります。せっかく京都まで行ったのに、仕事一辺倒でクタクタのスタッフに、「ねえ、観覧車乗ってみる?」私の言葉に、女の子たちは即反応。「乗りたーい!」

観覧車の上からの撮影です。明石大橋の向こうに、今通り過ぎてきた「本州」の明かりが。目の下には、小学校の校庭が見えます。橋ができる前は、静かな海辺の町だったのでしょうね。

上から見ると、道がまるで未来都市のようです。インターができると、地形が一変してしまうのです。この整備された道に壊されてしまった、ふるさとの家や畑や小川があったはずです。便利になることとの引き換えに、失うものも多いのは、ここだけのことではありませんが。

文明は美しいです。その便利さも十分享受しています。でも、ときどき、立ち止まって考え込んでしまうのです。車は、橋を渡り、いくつものトンネルをぬけ、我が愛媛へとひた走ります。
行く道は、植物の名前シリトリ。帰り道は、有名人の名前(男性のみ)シリトリの車内。若い頃のように、脳の回路がつながらない自分が歯がゆいです。
← ← ← いつも応援ありがとうございます。励みになります。
←フラワーギフト、お祝い、お悔やみはこちら。