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気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

コノテガシワ 児の手柏

2012-06-15 20:00:00 | 街なかで

コノテガシワ  ヒノキ科コノテガシワ属

 ヒノキに似た葉ですが、横向きではなく、縦に葉がついています。そのため葉の表裏もないようです。名前の由来は、子どもの手がたくさんある感じでしょうか。ちなみに、センジュ(千手)という品種のものが多く出回っているそうです。大木にはならず、樹形は自然に丸い形になるので、古くから庭園などに植えられてきました。葉の先がなんだか薄い色に見えるので、近づいてみると(近眼なのです)・・・・・。

 

 びっしりと実(球果)がついていました。先がくるんと巻いて不思議なカタチ、しかも水色に近い青緑。機会があれば、近づいてしげしげと観察してくださいね。


ホルトノキ

2010-02-18 00:30:44 | 街なかで


 先日道後公園で見かけたホルトノキ。西条市内で、街路樹を見つけました。離れてみると、葉のつき方がヤマモモのようですが、近づくと葉がギザギザ(鋸歯)なので、違いがはっきりしています。


 



 幹はこんな感じ。


 



 オリーブのような実がなっています。ところどころに混ざる赤い葉が、この木の目印です。


 


 


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欅 ケヤキ

2010-01-15 23:53:35 | 街なかで


 ケヤキ ニレ科ケヤキ属


 葉の散った樹形だけで、樹種を判断するのはなかなかですが、ケヤキだけはわかります。空に向けて精一杯手を伸ばしている形。漢字で書く「欅」も、キヘンに擧げる、挙手の挙の旧字ですね。街路樹としてずらりと並んだケヤキたちが、冬空のもと、ハーイハーイ!と手を挙げているのです。寒さに縮こまっていた背をしゃんと伸ばして、人間もがんばらなくては、ね。


 


 


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風蝶草

2009-07-29 00:57:17 | 街なかで

 生家の前には都電が走っていました。東京都は、交通渋滞を緩和するため、昭和40年頃には、都電のほとんどを都バスに切り替えたのですが、家の前の都電だけは、一般道路を走る路面電車ではなく、専用の路線を走るものだったため、廃止を免れました。住宅地の中で、道路のアスファルトと線路の砂利にはさまれた、細長い空間だけが、土の見える場所でした。線路というものは、たぶんどこでも、踏み切り以外は立ち入り禁止だと思うのですが、その辺りの子供たちは、学校へ行く近道として、柵替わりに立てられた枕木の間をすり抜けて、毎日通学していました。枕木には鉄条網が張られていたのですが、通り道(?)のところだけ、いつも空いていました。時々、修理に来られていたようですが、翌日には、必ず、鉄条網は切られていたように思います。


 通学だけでなく、遊び場でもありました。線路の上を平均台のように歩いたり、耳をピカピカの線路にあてて、遠くの響きを聞いたり、そんなことに、学校も親も特に目くじらをたてない時代でした。花好きの大人が、その一画をわが庭にしてしまっているところもちらほらありました。花をたくさん咲かせてくれて、きれいだから、誰も何も言わなかったのでしょうね。自然に生えているペンペン草やタンポポも好きだったけれど、そんな「庭」のカンナや鳳仙花や百日草も鮮やかで、今も脳裏に浮かびます。そんな中に、風蝶草もあったのです。あったと思うのです。それは、真夏の陽射しの中、ゆらっと、丈高く咲いていました。とても印象的なその姿を、何度も頭の中で思い描いているうちに、初めから自分の空想だったような気分になってしまったのです。風蝶草の名も知らなかった子供の頃、言葉にできない思い出の、幻の映像です。


 




 大人になってから、その不思議な花の名前が風蝶草という、優しい名前だと知って、とてもうれしかったものです。クレオメという名のの響きもいいですね。子供の頃の風蝶草は、背の高い草でしたが、最近の園芸種は、育て易い低いものが主流です。フチョウソウ科。アフリカ原産。


 



 まだ蕾なのに、長い雄しべがもうこんなにはみ出しています。私にとっては、幻のように美しい花だった風蝶草も、夫にとってはお墓に生えている草の印象だったそうです。同じ花でも随分違うイメージで、ショックというよりは、笑ってしまいました。


 



 こちらは、白蝶草(ガウラ)です。細いしなやかな茎は、微風にもゆらゆら揺れて、まるで白い蝶の乱舞のようです。アカバナ科。北アメリカ原産。


 



 生垣によく使われるハクチョウゲは、白蝶ではなく、白丁花です。白いT字型の花が咲くからとか。アカネ科。台湾、インド原産。


 


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京都に出張

2009-07-27 00:00:48 | 街なかで

 見本市というのをご存知でしょうか。商品展示会などともいいますが、広い会場に、たくさんのメーカーさん、問屋さんが集まり、それぞれのブースで自社の新作などを展示しています。我々、その業界の人間は、商品知識を深め、もちろんそこで仕入れることもできます。今回は京都の種苗会社主催の見本市に、スタッフ総勢7名で行って来ました。島国に住んでいますから、たまには「本州」に勉強しにいかないとね。


 というわけで、7月22日朝5時、京都に向けて出発です。幸い会社はインターのすぐそばなので、高速道路での移動は有利なのです。9時到着の予定(希望的観測)が、休憩したり、少し迷ったりで、会場に着いたのは11時近く。車から降りると、なぜかみんな空を見上げています。そうそう、今日は皆既日食の日だったのです。


 



 なんの準備もしていなかったけれど、うす曇りだったので、目を細めて肉眼で見ることができました。(良い子は真似しないでね。もっとも、次は23年後だそうで、今の良い子が大人で、今大人の私たちは再び見ることができるのかどうか・・;)


 



 花屋さん、園芸店さん、デザイナーさん向きの企画なので、種苗や肥料、器などの雑貨がそれぞれのブースに展示されています。


 



 ちりめん布でできたおせち料理たち。おままごと大好きな、元女の子たちに、受けるかも?お正月の資材も今から考えています。ハロウィン、クリスマスは、すでに、ある程度予約済みです。


 



 カボチャ、カボチャ、カボチャ。カボチャの器で作るアレンジメントも、ハロウィンの人気商品です。


 見本市をさんざん歩き回って、ついでに大阪の市場も見学しての帰り道、淡路SAであっさり食事をしました。(せっかくだから、何かおいしいもの食べさせたいんだけれど、どこがどうやらさっぱりわからないいなか者の悲しさ;o;)


 



 このSAには、大きな観覧車があります。せっかく京都まで行ったのに、仕事一辺倒でクタクタのスタッフに、「ねえ、観覧車乗ってみる?」私の言葉に、女の子たちは即反応。「乗りたーい!」


 



 観覧車の上からの撮影です。明石大橋の向こうに、今通り過ぎてきた「本州」の明かりが。目の下には、小学校の校庭が見えます。橋ができる前は、静かな海辺の町だったのでしょうね。


 



 上から見ると、道がまるで未来都市のようです。インターができると、地形が一変してしまうのです。この整備された道に壊されてしまった、ふるさとの家や畑や小川があったはずです。便利になることとの引き換えに、失うものも多いのは、ここだけのことではありませんが。


 



 文明は美しいです。その便利さも十分享受しています。でも、ときどき、立ち止まって考え込んでしまうのです。車は、橋を渡り、いくつものトンネルをぬけ、我が愛媛へとひた走ります。


 行く道は、植物の名前シリトリ。帰り道は、有名人の名前(男性のみ)シリトリの車内。若い頃のように、脳の回路がつながらない自分が歯がゆいです。


 


 


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道後界隈

2009-06-12 09:15:28 | 街なかで


 さて、緑に囲まれて建っている宝厳寺の石段を降りると、何やら昭和のネオン街の匂いがして来ます。小説「坊ちゃん」にもちらっと出てくる界隈です。昔は遊郭もあったという歓楽街なのですが、今はそういったナマナマしさはなく、壊れかけの歴史的遺産といった町並みです。昔の松山らしい建築が、崩れながらも残っています。保存するかどうか、いったい誰が保存するのか、場所が遊郭だっただけに議論がわかれるところなのでしょう。数年前に、取り壊しで議論のあった朝日楼もこのあたりだったそうです。臭いものにはフタの今の日本と、お寺の門前に遊郭のあるあっけらかんとした昔の日本。考えさせられますね。


 



 松山には、こんな感じの家が、私の知っている限りでも結構ありました。でも、老朽化して、どんどん減っています。できれば保存していきたいものです。


 



 この辺にいた人なつこい猫ちゃん。目が金銀になっていてびっくりです。


 



 観光客を乗せた人力車のおじさん。遠くに見える松山城を解説していました。坂の多いこの街で、人力車は大変な仕事でしょうね。


 



 


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辛夷  コブシ

2009-03-21 22:54:58 | 街なかで


 モクレン科モクレン属。


 ♪辛夷咲くあの丘 北国の ああ北国の春~で、知名度がアップしたコブシです。北国の印象が強いですが、日本中に分布します。庭や、街路にも植えられています。実のごつごつした感じが、握りこぶしに似ているのでコブシだそうです。学名は、Magnolia kobus。 コブス?ちょっと訛ってる?


 



 枝を折るといい香りがするそうなのですが、街路樹を折るわけにもいかないし・・・。


 



 花の下に、小さな葉が一枚あって、同属のタムシバや、ハクモクレンとは、ここで見分けられます。


 



 民家のシデコブシ。花びらが多く、優雅な雰囲気です。


 


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山茶花  サザンカ

2009-01-13 21:39:11 | 街なかで


  ツバキ科ツバキ属。


  学名は Camellia sasanqua。カを昔はクァと発音したことに忠実な学名なのでしょう。そういえば、梅の学名の Prunus mumeから、古くは「むめ」という発音もあったのだと私は知ったのでした。こちらをごらんください(コメントもね)。→Mume


 椿や茶と同じ仲間で、特に椿とはよく似ているのですが、花が散る時に椿と違い花びら一枚一枚が散ること、葉が小ぶりでふちがギザギザなこと、蕾や実に細かい毛があることなどで見わけられます。それに、生垣になっているのは、大概サザンカですね。木全体が小ぶりで花も枝数も多く、垣根に仕立て易いのでしょうね。


 写真はあるレストランの見事な生垣です。さざんかさざんか咲いた道♪は、焚き火がなくても、暖かさを感じさせる道だったのだろうと思います。


 


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夏椿

2008-06-13 23:14:48 | 街なかで

 ツバキ科ナツツバキ属 2008年6月7日撮影

 夏椿は別名沙羅の木(サラノキ、シャラノキ)。沙羅双樹とも言います。でも、お釈迦様の沙羅双樹はフタバガキ科の別の植物だそうです。ややこしい。

    祗園精舎の鐘の声                       
        諸行無常の響きあり                     
        沙羅双樹の花の色                       
        盛者必滅の理(ことわり)をあらはす   

 では、この有名な平家物語の冒頭に出てくる沙羅双樹は、日本の夏椿か、インドの本家沙羅双樹か?  多分、当時の日本でインドの本物を見た人はいないでしょうから、夏椿の花の色ではないかと思います。白く清楚な椿といった風情のこの花を見ながら、盛者必滅の理に思いをはせましょうか。木の肌も薄茶色ですべすべして、上品な植物ですから、昔の日本の誰かが、これこそ沙羅双樹だと勘違いしてしまったのも、わかるような気がします。

 ちなみに祇園精舎はインドの寺院の名です。舞妓さんのいる祇園とは関係なさそうです。

 

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ツルバラ

2008-06-08 18:53:12 | 街なかで

 

 バラ科バラ属 2008年6月5日撮影

 通りがかりのお宅の、塀にからむツルバラが、あまりに美しいのでパチリ。すみません。勝手に撮らせて頂きました。 豪華なバラもいいけれど、こんな素朴な一重のバラが可憐で大好きです。こんなにすばらしい生垣に作り上げた方は、いったいどんな方なのでしょう。

 気ぜわしく走る夕方の道での、うれしい出会いひとつ。

 

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東京都千代田区の木々

2008-02-17 00:26:41 | 街なかで

 仕事で東京に行って来ました。ホテルが半蔵門、訪問先が四谷で九時半の予定です。その時間まで、ホテルでコーヒーを飲んでいるのももったいないと、7:00過ぎから朝の散歩に出かけました。旅先では、なぜかはりきってしまうくせがあります。

 千鳥ヶ淵には、首都高速。お堀端には桜の巨木がずらりと生えています。今は冷たい空気の中、じっと春の訪れを待つ風情です。左に北の丸公園を見ながら、竹橋まで歩いてみました。

 皇居の敷地内の木も、大きな木がたくさんあります。本当にここは都心なのかと不思議になるくらいです。

 そして、ジョギングや、ウォーキングの人もたくさんいます。春になれば桜吹雪の道、なんだか日本一贅沢なジョギングです。少し、残念なのは、首都高速の影響でしょうか、排気ガス臭いこと。この程度は当たり前なのか、愛媛歴28年の私にはわかりませんが、人も木々たちも、この排気ガスに耐性があるのは確かなようです。

  

 そして、今度は靖国神社まで、ウォーキング。巨大な菊のご紋がお出迎えです。あらためて日本の国花は菊の花なんだと実感します。

 神社の中も巨木がたくさんあります。靖国問題で、世間が騒然としていた時も、100年前と変わらぬ静けさで木々たちはここにいたのでしょう。古い木ばかりではありません。まだ、植えて10年、20年の木も敷地内にはたくさんありました。元○○中隊とかの札を付けたそれらの木々は、戦後60年たっても、戦友の死を悼む人々の思いで植えられたものと思われます。その悲しみを風化させないことが、平和に向けての大切な一歩なのではないでしょうか。 

 梅がもう咲いていました。ただ、平和を祈念して、仕事に向かいました。

 

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ラッセリア ハナチョウジ

2007-10-18 19:10:06 | 街なかで

 鹿児島県錦江湾沿いの国道10号にて、2007年10月8日撮影。

 イルカの泳いでいた海(錦江湾)の道を挟んで反対側には、石垣が続いています。その石垣に垂れ下がり、赤い小さな花をたくさんつけているのは、ラッセリアです。ゴマノハグサ科でメキシコ原産、鉢植えとして市場流通しています。ただし、鉢植えの時はいつもつっかえ棒付きです。自然状態では、こうして垂れ下がって咲いているものなんだと納得です。

 茎だけのように見えますが、葉は小さな鱗のようになって一応ついています。10度くらいの温度があれば、年中咲き続けるという話ですが、鹿児島では何月まで咲くのでしょうか。

 

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マテバシイ

2007-09-02 00:08:50 | 街なかで

 いつも通る国道の街路樹。ただの風景になってしまい、しっかり見ることもなかったこの木。先日、友人に「国道にマテバシイの街路樹があるでしょう?」と言われて、え、どこに?と驚きました。木に詳しくない私は、ボサボサと茂ったこの木をヤマモモだと認識したまま、何年もその道を通っていたのでした。恥ずかしい・・・。

 で、観察してきました。あ、あれはもしや。 

 なんとドングリがなっていました。こんなに、排気ガスの多い国道でなんとけなげなことでしょう。確かにあなたはマテバシイさんでした。長い間のご無礼をお許しください。

 ドングリというと、子供たちが小さい頃一緒に読んだ「かがくのとも」の「どんぐりだんご」が思い出されます。縄文時代の食料であったドングリの食べ方を解説した絵本です。たしか、何度も煮て、何度も水にさらして、大変な手間をかけてドングリの渋みを抜くのです。一度、そんな風にドングリを食べてみたいと思いながら、20年近く過ぎてしまいました。先ほどの友人が(大学のセンセイをしている彼は、植物に関して博識です。)、「マテバシイの実は渋くないですよ。」と言っていたことを思い出し、青い実を剥いてかじってみたら、・・・・・めちゃくちゃ渋かったです。もう少し秋が深まり、充分熟れた頃再挑戦してみますね。

 

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アベリア ハナゾノツクバネウツギ

2006-09-09 22:22:13 | 街なかで

 


 道路の中央分離帯などに、よく植えられているこの植物をご存知ですか?排気ガスにも、アスファルトの照り返しにも、刈り込みにも負けず、春から秋まで小さな花を咲かせている、ほら、見覚えありますよね。この花は、スイカズラ科のアベリア(ハナゾノツクバネウツギ)と呼ばれます。白い花が、とてもたくさん咲くから、花園なのかしら。ツクバネは衝羽根、花の落ちたあとの赤いガクが、お正月の羽根突きの羽根にそっくりです。 


 



 夏は、いつの間に伸びたのかしらと驚くほど、枝を長く伸ばし、その枝々に花をたくさんつけています。時々、道路の管理をしている方たちが、無情にも、バリカンのような機械で、真四角に刈り揃えている光景もよく見ます。あんなに咲いていたのに!と、痛ましく思うけれど、2週間もすれば、また新しい枝が伸び始めているのです。


 そんなに丈夫な植物なのに、よく見ると小さい葉も、白い花も、赤いガクも繊細で可愛いんです。写真は、赤信号で止まった車上よりの撮影なので、いまひとつですけど。今度、赤信号で止まった時、窓を開けて観察してみてくださいね。


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カナリーヤシ

2006-08-31 21:16:23 | 街なかで

 松山市の海の近くの道路の中央分離帯に、ヤシを街路樹にしている所があります。ここだけ、ちょっと南国ムード。この木のことを、子供たちがパイナップル!?と言っているのを聞いたことがあります。この木はカナリーヤシ、耐寒性のあるフェニックスというヤシの仲間です。



 


 そう言われてみればパイナップルみたい。車に比べて、葉が長いのがわかります。3メートル以上ありそうです。なかなか雄大な姿です。



 オレンジ色の実。下葉から枯れてくるので、切り落とした断面がパイナップル模様なのかも。


 ヤシの木というと、名も知らぬ遠き島より~の大きなヤシの実を想像しますが、あれは背の高いココヤシで、暖かい国でしか育ちません。葉を裂いて七夕の短冊の糸代わりに使った棕櫚も、鉢植えでよくある観音竹や棕櫚竹もヤシ科の仲間たちです。


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