気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

タチアオイ 立葵

2010-07-17 23:08:34 | 店先で


 タチアオイ アオイ科タチアオイ属       2010.6.26撮影


 立葵というと、線路端や、農家の庭先に群生している一重のはっきりした色をイメージします。必ず同じところで毎年咲いている、すくっと背の高い、何やら頼もしげな花です。でも、ホリホックというと、イングリッシュガーデンや、ターシャ・テューダーの庭を思い浮かべませんか。イングリッシュガーデンという言葉の魔力に、ついヨロヨロとしてしまうミーハーな私ですが、イギリスの植物は高温多湿の日本では育てにくいものが多いのです。でも、ホリホックは、亜熱帯同様の日本の梅雨時に、堂々と咲いてくれます。立葵には梅雨葵という別名もあるそうです。


 アオイ科の中には、ハイビスカスや、芙蓉、綿、オクラなども含まれていて、 一重のものは、薄い花びら全開であっけらかんと丸く咲くグループです。単にアオイといった場合はこの立葵を指すので、アオイ科の代表選手と言えそうです。


 水戸黄門でお馴染み「葵の紋所」は、フタバアオイ(ウマノスズクサ科)がモデルなので、立葵とは無関係なんですよ。  


 


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2 コメント

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あおい (折節)
2010-07-19 21:23:59
Quさん、こんばんは。

立葵の花を見るとどこかホッとします。
優しげにでもおっしゃるとおり堂々とした感じで、あんな風にすっくと生きたいなあとも思ったりして…。
「あおい」という「音」から入る印象もとても心に受け入れやすいのかもしれません。

あおいちゃん、名前の響きもいいですね。
どっかで聞いた憶えがあると思ってましたら、数年前の篤姫。。。

遅くなりましたが、娘さん、ご結婚おめでとうございます。
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折節さん、こんばんは。 (Qu)
2010-07-20 00:00:45
ありがとうございます。
娘が生まれたとき、「あ」のつく名前をつけたくて、あすかちゃん、あかねちゃん、あおいちゃん、あ太郎といろいろ考えました。
それも24年前のこと。
結局、「あ」のつかない名前になった娘は、梅雨の晴れ間に明るくほがらかに、花嫁となりました。

そう立葵にはあこがれもあります。
雨の中、暑い中、すっくとたっているその姿。
私は今、梅雨明けのナメクジです。
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