なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

三麗花

2011年07月02日 23時59分25秒 | 本・雑誌
「俳風三麗花 草の花」三田完 2011/5 読了 ☆☆☆☆
山田風太郎の明治もののように歴史上の人物(川島芳子、甘粕正彦、溥儀、六代目菊五郎、永井荷風、高浜虚子など)が主人公たちとからみ初刊より句会の場面は少ないが、物語をよりおもしろくしている。
大連と東京を舞台に昭和10年から22年までの激動期の波乱に満ちた三麗花は、なんとか大団円をむかえた。季語に使われる古語や雅語が日本語のおくゆかさを教えてくれる。
連作の題名季語:柳絮(りゅうじょ:柳の木の種)、草の花(秋の野に咲くもろもろの花の総称)、春泥(しゅんでい:春になると雪が融けて土がぬかるむ)、星祭(七夕)、遠雷、花衣(桜の花盛りの時期に女性が身につける晴れ着)

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