なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

SUNSET AND SAWDUST

2005年10月20日 23時10分34秒 | 本・雑誌
「サンセット・ヒート」2004(原題 SUNSET AND SAWDUST) ジョー・R・ランズデール完読。☆☆☆☆
石油の埋蔵される土地をめぐり町の悪徳実力者やプロの不気味な殺し屋といった無法者に敢然と立ち向かう主人公サンセット。治安官になった彼女を助ける、生まれる前に家をでて帰ってきた父、伝説の大男の黒人。冒頭の大竜巻から始まり、イナゴの大群の押し寄せる中、最後の善対悪の究極の対決を思わせる壮絶な戦いまで西部劇をみるようなおもしろさでした。5ツ星にならないのは、ヒロインを助ける森に住む伝説の男、渡り労働者の善良な少年、捨て犬だったがヒロインにかわいがられるベン等愛すべき味方が殺されたためでした。
原書のカバーは、銃を手にしたヒロイインの姿がアップで描かれそのバックに西部劇を思わせる背景が描かれているらしい。(日本語訳版は画像のとおり夕日とボロいピックアップトラック)原題のSUNSETは主人公の名、SAWDUST(おがくず)は、製材所のある町を舞台にしてる事とヒロインが好きになる色男を含め彼女を取り巻く様々なろくでなしの事か?
ランズデールの作品「ボトムズ」は途中で読むのをなげだしたが、他の作品をチャレンジしてみようかな。

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