「正しい愛と理想の息子」寺地はるな 2018/11 読了 ☆☆☆☆
題名は意味深だが、個性豊かな人物が次々に立ち現われ家族小説「寺地はるなの世界」にいざなってくれる。
息子の友人の母親を養護施設に入所させる引っ越しのとき、手伝いにきた詐欺師の父親が「忘れるな。『お年寄り』なんていう生きものはいない。それぞれ違う心をもって、それぞれに違う長い年月をいきてきた人たちがそこにいるだけだ」と息子に諭す。
題名は意味深だが、個性豊かな人物が次々に立ち現われ家族小説「寺地はるなの世界」にいざなってくれる。
息子の友人の母親を養護施設に入所させる引っ越しのとき、手伝いにきた詐欺師の父親が「忘れるな。『お年寄り』なんていう生きものはいない。それぞれ違う心をもって、それぞれに違う長い年月をいきてきた人たちがそこにいるだけだ」と息子に諭す。