「地の果ての獄 上」山田風太郎明治小説全集五 1997/7 読了
「地の果ての獄 下」山田風太郎明治小説全集六 1997/7 読む
舞台は空知集知監へ(今の三笠市)
「地名を図示すれば、大きなYの字を頭に描かれればよい。その下端が小樽である。縦の線の中間に札幌がある。分岐点が江別だ。そして、右へゆくと幌内へ達し、左へゆくと月形に達する。小樽から幌内までは鉄道がついているが、江別から月形までは石狩川の水路による。
従って、月形から幌内へゆくには、いったん江別まで水路で下って汽車に乗り換えなければならない。
これでは北海道にまずできた二大集知監の連絡に何かと不都合であるというので、両者を直接つらねる道路を双方の囚人の労働で作りはじめた。」
「地の果ての獄 下」山田風太郎明治小説全集六 1997/7 読む
舞台は空知集知監へ(今の三笠市)
「地名を図示すれば、大きなYの字を頭に描かれればよい。その下端が小樽である。縦の線の中間に札幌がある。分岐点が江別だ。そして、右へゆくと幌内へ達し、左へゆくと月形に達する。小樽から幌内までは鉄道がついているが、江別から月形までは石狩川の水路による。
従って、月形から幌内へゆくには、いったん江別まで水路で下って汽車に乗り換えなければならない。
これでは北海道にまずできた二大集知監の連絡に何かと不都合であるというので、両者を直接つらねる道路を双方の囚人の労働で作りはじめた。」