なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

日記とエッセイ

2009年11月16日 23時59分21秒 | 本・雑誌
「 富士日記〈下〉―不二小大居百花庵日記 」  武田 百合子 1977/10 
ボチボチ読む

「下り坂繁盛記」嵐山光三郎 2009/9 読む
金はない。少しはあるけど、あんまりない。体力も落ちて、そいらじ
ゅうにガタがきている。中古品を通りこして骨董品である。それも値のつ
く古道具ではなく二束三文のガラクタである。ろくなもんではない。けれ
ど生きている。平気で生きている。下り坂を降りることはなんと気持ちの
いいことなのか、と思いつつ生きている。

いつの時も人生を楽しみ、味わい、ついに人生享楽の達人の域にある嵐
山光三郎が、体力低下も嘆かず、病にもめげす、時流にも流されず、「下
り坂」と称する自身の毎日を、いかに楽しみ輝かせているか、その証しと
なる名エッセイです。(出版社)

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