「夏の力道山」夏石鈴子 2006/9 読了 ☆☆☆☆
小さな編集プロダクションに勤める主人公が、夏でも冷房が効き過ぎて冷えるので黒のスパッツをはいている着替えをみて夫が、「力道山に似ているね、どうしてそんなのはいてるの」というところから題名はきているようだ。
3歳と5歳の子供をかかえ一家の主な収入を稼いでいる41歳のがんばる主婦の本音と疑問がユーモアをまじえ語られ、元気がでてくる本だった。
短大の同級生の緑がつくったその会社で働く人間には、いくつかの「しなければならないルール」がある。
・どんなものでもいいから、腕時計をすること→緑「学生じゃないんだから、携帯電話で時間みるなんてだめ」
・事務所に来るまでに、必ず新聞を一紙は読んでおくこと→緑「世の中でなにがあったのか知らずに仕事に出るなんて、こわいでしょ。それがこわくないほうが、こわい」
・電車の中で決して化粧をするな→緑・わたし「常識のない女に用はない」
・長い付け爪はしない→わたし「長い爪でキーボードを打つ、あの音が嫌。おまけにその音に対して鈍感な神経が嫌。そういう人は、何に対しても気が利かないに決まっている」
・ずると意地悪はしない→これは、有名なコピーライターの事務所の方針で、緑が本を読んで取り入れた(本文より)
小さな編集プロダクションに勤める主人公が、夏でも冷房が効き過ぎて冷えるので黒のスパッツをはいている着替えをみて夫が、「力道山に似ているね、どうしてそんなのはいてるの」というところから題名はきているようだ。
3歳と5歳の子供をかかえ一家の主な収入を稼いでいる41歳のがんばる主婦の本音と疑問がユーモアをまじえ語られ、元気がでてくる本だった。
短大の同級生の緑がつくったその会社で働く人間には、いくつかの「しなければならないルール」がある。
・どんなものでもいいから、腕時計をすること→緑「学生じゃないんだから、携帯電話で時間みるなんてだめ」
・事務所に来るまでに、必ず新聞を一紙は読んでおくこと→緑「世の中でなにがあったのか知らずに仕事に出るなんて、こわいでしょ。それがこわくないほうが、こわい」
・電車の中で決して化粧をするな→緑・わたし「常識のない女に用はない」
・長い付け爪はしない→わたし「長い爪でキーボードを打つ、あの音が嫌。おまけにその音に対して鈍感な神経が嫌。そういう人は、何に対しても気が利かないに決まっている」
・ずると意地悪はしない→これは、有名なコピーライターの事務所の方針で、緑が本を読んで取り入れた(本文より)