なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

漂泊の人々

2011年03月10日 23時59分14秒 | 本・雑誌
「吉原御免状」隆慶一郎 1998/9 読了 ☆☆☆☆☆
吉原の成立をモチーフにして山田風太郎、夢枕獏、西村寿行らの味付けに著者の斬新な想像力が加わり奇想天外で伝奇性豊かな作品となっている。御免色里の吉原は、傀儡子族、ひいては広く無縁の徒、漂泊のひとびとである道々の輩が生き残るための公界(権力不入の地、自由都市)だった。「神君御免状」(徳川家康が吉原に色里御免のお墨付きを甚右衛門に与えた特権文書)を狙う裏柳生との宿命的な対立、誠一郎の出生の秘密、家康影武者説などがからみ読みごたえありんす。


トゥルー・グリッド」(原題:True Grit)チャールズ・ポーティス/アメリカ 2011/2 読む
アメリカの国民的名作がアカデミー賞監督コーエン兄弟により映画化。父を殺された娘マッティが飲んだくれの保安官とともに復讐に挑む!
父を殺した卑劣漢にこの手で報いを受けさせてやる! 復讐を固く誓った14歳の少女マッティは、飲んだくれの保安官と誇り高きテキサス・レンジャーと共に荒野へと旅立つ。苦難に満ちたその道行きで試される本当の勇気と根性とは――。古き良きアメリカの魂を素朴なユーモアと熱い感動の調べにのせて謳い上げ、西部小説のジャンルを超えて読み継がれる不朽の名作が最新訳で登場!(出版社)

購入本、雑誌各1冊
「トゥルー・グリッド」チャールズ・ポーティス 
「ラグビーマガジン 4月号」別冊付録 2011スーパー15観戦ガイド

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