オッド・トーマスシリーズ第3弾

「天空の陣風」宮本昌孝　2010/3　読了　☆☆☆
戦国史で著名な人物や歴史的事実に豪快な平助がからむ。颯爽と登場して痛快なのはわかるがあまりにも無敵でご都合主義にやや興ざめ。
行き先は美濃、越後、山城、出雲など、登場人物は竹中半兵衛。謙信の軍師として知られた宇佐美定満、長尾政景夫婦。明智光秀、吉川元春、尼子義久、山中鹿介など。

「老いてこそ上機嫌」田辺聖子　2010/1　読了　☆☆☆
田辺聖子の人生哲学が凝縮。
「老いのたのしみでなくてなんであろう」人間に対する知識が深まってくるというのは、老いのたのしみでなくてなんであろう。

「オッド・トーマスの救済」（原題：BROTHER　ODD）ディーン・クーンツ/アメリカ　2010/4　読む
心の平静を求め、シエラネヴァダ山脈にある修道院に滞在していたオッド・トーマスは、12月の深夜、ボダッハ(悪霊)を発見した。ボダッハの出現は大惨事が起きる前触れとなるため、彼は調査を始める。だが修道士がひとり忽然と消え、さらに顔のない修道士や想像を絶する怪物が現われる。猛吹雪の中、修道院で暮らす子どもたちを守ろうと闘うオッドの前に、やがて驚くべき真相が! 謎とサスペンスに満ちたシリーズ最高傑作 （出版社）