なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

満を持してウィズロウを読む

2009年10月13日 23時59分45秒 | 本・雑誌
・「一寸さきはヤミがいい」山本夏彦 2003/2 読了 ☆☆☆えよんだ
週刊新潮連載時の主に40代のころ、人間や事物の本質に迫り痛快に感じて好んで読んだこのコラム。今回、最後の卷を読んでみると独断と偏見がままみられ、ちょっと違うんじゃないと感じられたのは自分が歳をとったせいか。ただ、戦前や明治時代の状況が少しわかり興味ぶかい。

・「犬の力 上」(原題:THE POWER OF THE DOG)ドン・ウィズロウ/アメリカ 2009/8
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腐敗と裏切り、復讐のサーガ。 30年にわたる未曾有の麻薬戦争を描く入魂作 鬼才ウィンズロウの新たな到達点。
メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。高級娼婦への道を歩む美貌の不良学生ノーラに、やがて無慈悲な殺し屋となるヘルズ・キッチン育ちの若者カラン。彼らが好むと好まざるとにかかわらず放り込まれるのは、30年に及ぶ壮絶な麻薬戦争。米国政府、麻薬カルテル、マフィアら様々な組織の思惑が交錯し、物語は疾走を始める――。(出版社)