「有頂天家族」森見登美彦 2007/9 読了 ☆☆☆☆☆
狸鍋の食材にされる危機に阿呆の血を引き継ぐ4兄弟が最終章で捲土重来、、乾坤一擲のハチャメチャの脱出と救出劇には恐れ入りました。京都の街に詳しければ、もっと楽しめたかも。
逃げ惑う狸、咆哮する大虎、大喝する寿老人、檻の中の母、呆然とする金曜倶楽部、腰を抜かす中居、思想的敗北を喫して尻餅をついた淀川教授、それに手を貸そうと膝をつく弁天、呆れて眺める私、「タイヘンなこっちゃ」と呟く蛙‥狸と人間と半天狗が入り乱れた大騒動。「面白きことは良きことなり!」
「有頂天家族」の第二部が10月から雑誌で始まっている。赤玉先生のご令息が大英帝国から堂々帰還らしい。
「肝心の子供」磯崎憲次郎 2007/11 読む
第44回文藝賞受賞作! ブッダ、束縛という名の息子ラーフラ、孫のティッサ・メッテイヤ。人間ブッダから始まる三世代を描く新しい才能。「身体性を持ったボルヘス」保坂和志氏、「あらゆる意味で壮大な小説」角田光代氏、他選考委員絶賛!
(出版社)
狸鍋の食材にされる危機に阿呆の血を引き継ぐ4兄弟が最終章で捲土重来、、乾坤一擲のハチャメチャの脱出と救出劇には恐れ入りました。京都の街に詳しければ、もっと楽しめたかも。
逃げ惑う狸、咆哮する大虎、大喝する寿老人、檻の中の母、呆然とする金曜倶楽部、腰を抜かす中居、思想的敗北を喫して尻餅をついた淀川教授、それに手を貸そうと膝をつく弁天、呆れて眺める私、「タイヘンなこっちゃ」と呟く蛙‥狸と人間と半天狗が入り乱れた大騒動。「面白きことは良きことなり!」
「有頂天家族」の第二部が10月から雑誌で始まっている。赤玉先生のご令息が大英帝国から堂々帰還らしい。
「肝心の子供」磯崎憲次郎 2007/11 読む
第44回文藝賞受賞作! ブッダ、束縛という名の息子ラーフラ、孫のティッサ・メッテイヤ。人間ブッダから始まる三世代を描く新しい才能。「身体性を持ったボルヘス」保坂和志氏、「あらゆる意味で壮大な小説」角田光代氏、他選考委員絶賛!
(出版社)