オーロラ特急    ノスタルジック旅日記 

旅好き、歴史好き、鉄道好き、クルマ好き、カメラ好きの団塊ボーイが社会科見学的な旅を続けます。

太宰治展、横浜・港の見える丘公園の散歩

2014年05月23日 | 神奈川
6月19日の桜桃忌の前に「生誕105年・太宰治展」が開催されているので、横浜を散歩してきました。みなとみらい線の元町・中華街駅のホームから長いエスカレーターを乗り継いで改札口に出ます。駅からはまた長いエスカレーターを乗り継ぐとアメリカ山公園の出口に出ます。ちょっとしたエスカレーターの旅です。実に便利ですね。
アメリカ山公園を抜けてゲーテ座の前を過ぎると港の見える丘公園です。神奈川近代文学館は鎌倉にあるのか横浜なのか、私にはイメージが薄かったのですが、港の見える丘公園の大佛次郎記念館の奥に神奈川近代文学館はあります。
昭和を代表する写真家の1人、林忠彦が銀座のバーで太宰を撮影した有名な写真があります。ポスターにはその写真が使用されています。入場券もプログラムももちろんその写真です。
館内はやはり中高年が多いですね。太宰の生原稿、初版本、写真などが展示され、パネルの解説を読みながら進み、太宰治の世界にしばし浸りました。
太宰の記念碑は河口湖の御坂峠の天下茶屋にあるし、三鷹には桜桃忌が行われるお寺もある。もちろん津軽には斜陽館もある。早逝した作家ではあるが、没後は本当に大事にされていますね。
私は気になる作家の文学展、文学館は時々出かけています。10年ほど前に所沢で小林多喜二展が開催されました。なぜ埼玉の所沢で開催なのか、その理由は覚えてませんが意外な感はあります。小樽には多喜二の文学碑があるくらいで、小樽文学館にも確か多喜二の部屋はなかったと思います。
太宰治は桜桃忌、芥川龍之介は河童忌、三島由紀夫は憂国忌、司馬遼太郎は菜の花忌です。小林多喜二は多喜二忌、そのまんまです。
最近亡くなった渡辺淳一はリラ忌でしょうか。あるいはひとひら忌。渡辺淳一は北海道の砂川生まれ、高校・大学・勤務医時代を札幌で過ごしました。
私は実は北海道、札幌の出身です。去年、札幌の北海道文学館で旧樺太生まれ、札幌出身の李恢成の文学展が行われました。これは行きたかったのですが、開催を知ったのは閉幕日直前のことで、残念でした。

大佛次郎記念館は昨年訪れました。大佛次郎といえば「鞍馬天狗」の作者として有名ですが、「パリ燃ゆ」「天皇の世紀」などの長編歴史小説も書いており、大佛次郎の業績を記念し大佛次郎賞が創設されています。私は大佛次郎賞受賞作に関心があります。

帰りに北原ミュージアムおもちゃの博物館でコブラと対面してきました。中央の赤い車がコブラ、左の白い車はフォード・サンダーバードです。コブラについては「栃木の旅(5)那須クラッシクカー博物館と那須PSガレージ」を見てください。
元町モールの店頭で見かけたクラッシクなMG。

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