オーロラ特急    ノスタルジック旅日記 

旅好き、歴史好き、鉄道好き、クルマ好き、カメラ好きの団塊ボーイが社会科見学的な旅を続けます。

陸奥国・古城の旅 松平定信の居城、戊辰戦争の激戦地、小峰白河城

2015年08月19日 | 宮城・山形・福島
青春18きっぷの旅5回目はわりと近場、福島県白河の白河小峰城へと向かいました。小峰城は東日本大震災で石垣が被害を受け修復工事中です。今年の4月までは工事のため立入禁止でしたが、5月からようやく立入禁止は解除となりました。

黒磯駅で乗り継ぎの時間が45分ほどあったので、初めて途中下車をしました。


和菓子の明治屋。石造りのいい雰囲気のお店です。

古い酒店。この店はいかにも古いです。

モダンな建物のカフェ。栃木県では石造りの建物が多いですね。


白河駅のホームから小峰城が見えます。西日本では駅から城が見えることはよくあります。東日本では少ないと思います。

白河駅内の観光PRパネル

白河駅に到着。この駅は昨年30分ほど途中下車したことがありますが、探索するのは初めてです。

白河駅の駅舎は線路の南側、小峰城は線路の北側にあり、線路の南北を結ぶ地下通路「こみね ふれあい通り」






ふれあい通りの観光案内パネル

ふれあい通りの北側出口

城山公園

青色の部分は現在も工事中で、立入禁止です。








石垣は基本的には水平を意識して積まれていますが、所々に半円状に積まれた部分があります。







桜之門の石垣


本丸跡

復元された前御門

三重櫓と前御門



三重櫓。小峰城を象徴する建物ですが、戊辰戦争で焼失し、前御門とともに平成になって復元されました。小峰城のシンボルは三重櫓ですが、これは天守といわないのだろうか。櫓の大きいのが天守なので、三重だと天守とはいわないようです。弘前城も同様です。天守は城の象徴であるため、大きな天守を造るかどうかは藩の財政との相談、藩の序列、さらに幕府の目にどう映るかなどの諸事情があったようです。



三重櫓入口

戊辰戦争時の弾痕。といってもこの櫓は戊辰戦争時のものではありません。櫓復元のために白河口の戦場付近の杉の木を切ってきたら、その木に当時の鉄砲玉の跡があったということです。





三重櫓の内部


市街地。白河口の方向です。


忠魂碑











二の丸の集古館。「寛政の改革」で知られる老中松平定信は白河藩の藩主でした。「白河の清きに魚も住みかねて、もとの濁りの田沼恋しき」という狂歌が歴史の教科書に出ていました。



展示品のアームストロング砲。この砲はNHK大河ドラマ「八重の桜」で使用されたレプリカです。けっこうリアルに作られています。






会津門付近


太鼓門跡

白河、桑名、行田の3市は友好都市です。


駅近くには美味そうなそば店がありました。

白河駅に戻りました。
白河の支配は鎌倉・室町時代には結城家、秀吉の時代には蒲生家、上杉家、徳川の時代になって再び蒲生、その後丹羽、榊原、本多(忠勝の子孫)、松平、阿部と続きました。
戊辰戦争では旧幕府軍は宇都宮城、白河小峰城、二本松城での戦いに敗れて会津の籠城戦に至りました。白河口の戦いは駅の南側、奥州街道や谷津田川の辺りで激戦が繰り返されました。


















最新の画像もっと見る

コメントを投稿