レベル4

今年中に目標達成だ

最終決断

2010年12月06日 | Weblog
 今日病院へ行って来て最終決断をしてきました。今から20年ほど前人間ドックで不整脈が発覚、ウェンケバッハ型というタイプで心房と心室の電気指令が上手く伝わらない症状のもの。状態としては4段階の内の2段階で直ぐにはペースメーカー等の装着は必要ないが、3段階に入ってしまうと手術が必要、つまりボーダーライン上にいるってことでした。当時はまだ若かったし、自転車に関してもアイアンマンの様な過激なものでは無ければ問題ないので好きなことをやった方がいいと言われていました。ロードも結構激しんだけどな、でもいいって言うんだから自分の都合のいい方に解釈してのめり込みました。いつまで続けられるか分からないので悔いのないようにと。37才で三連勝で走り始めた頃はシニアのおじさんに千切られガックリ来たりしましたが何とか人並みに走れるようにはなりました。

 それから20年近く症状も変わりがない日々が続き、病院も行ったり行かなかったりでそれほど深刻には考えていなかったのですが。今年の8月の検診時に同じような症状の人が生命の危険に関わる様な状態になった例もあるのでそろそろペースメーカーの装着も検討した方がいいのではと主治医から勧められてしまいました。そして11月にホルターと言う24時間心電図の検査をしたら、昼間の活動中は問題ないが、夜間就寝中はボーダーラインの2度を超えて3度に入っているとのこと。通常心拍数は1分間に50拍位なのに一番少ない時で24拍しか打っていない、しかも最大3.6秒だか3.9秒だか心停止状態にあると言われては決断せざるを得ませんでした。

 主治医はペースメーカーを入れても普通に運動は出来るので自転車を続けても大丈夫ですよと言ってくれたが、このペースメーカーは左鎖骨のちょっと下に本体を埋め込み本体から出るリード線を鎖骨付近の静脈から心臓まで到達させると言う構造なんです。鎖骨付近と言えば自転車競技で最も骨折し易い場所、そこに精密機械と電線を通すのですから危険ですよね。これはもうレースには出てはいけない状況、常識的にはそうしないと。8月以来決断しきれずにいましたが、今日手術の日程を決めてきました。来年早々には電池式人間になってしまいます、悲しいけど。そいうことで来年のレースは出場しないので実業団のサポーターを買って出ようかと思っています。でも個人TT位なら出てもいいのかなあ・・・未練がましいですね!