MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

ネットで見つけた新アーティスト

2008-04-06 00:36:17 | 新アーティスト・新曲

《Zipper-Cremallera》
これまでにCloudberryから3インチを出していたスペイン・マドリッドの3ピース。Discos Liliputというレーベルから「11」というタイトルのデビュー・アルバムを2月に発売しています。MySpaceで聴いてみてすぐにAmelia Fletcherを思い出しましたが、サウンドタイプにはTalulah Gosh、フレンド欄にはTender Trapの名前がそれぞれ一番初めにありました。他では最近Cloudberryから出しているStrawberry Storyにも近いパンキッシュなインディー・ポップです。
採点:★★★★★★☆☆☆☆
MySpace ↓
http://www.myspace.com/grupozipper 


《The School》=写真
4月14日にスペインのElefantからデビュー・シングル「All I Wanna Do」を発表するウェールズ・カーディフの7人組。MySpaceのフレンド欄にCamera Obscura、Lucky Soul、El Perro del Marの名前もあるように、女性ヴォーカルの60年代風インディー・ポップです。ヴォーカルの女性はThe PipettesかBlondieかといった雰囲気ですが、「All I Wanna Do」という曲はそのBlondieの「Slow Motion」をスローにしたような曲で(しゃれではなく)、PVはLucky Soulを意識しているのかなと思います。Tracey Ullmanに似たところもあり全体的にかなり気に入りました。この手のアーティストでは昨年はThose Dancing Daysでしたが、今年はこのバンドかなという予感もします。CD欲しくなりました。要注目!
採点:★★★★★★★★☆☆
MySpace ↓
http://www.myspace.com/theschoolband
「All I Wanna Do」↓
http://www.youtube.com/watch?v=zdarcOe5L2k

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The Cherry Orchard / the start of our affair

2008-04-05 21:28:50 | この1枚

英国のJasonとSaraによる男女デュオThe Cherry Orchardの98年発売のファースト・アルバム。とにかく優しくドリーミーな、これからの季節にぴったりの音楽です。今日はこのCDを聴きながら何度となくまどろんでしまいました。

柔らかいギター・サウンドに涼しいヴィブラフォン、温かみのあるキーボード、爽やかなホーンが織りなす繊細で切ない青春ポップ、少し淡さを感じさせてくれるサンシャイン・ポップです。ヴォーカルも抑え目で優しく、そんなサウンドによく合っています。滅多に聴くことはないけれども、1年に一度くらいは聴きたくなる一枚です。

1曲のみ試聴 ↓
http://www.quince-records.com/shopping/catalog_01.html#001
オフィシャル・ページ ↓
http://www.tcopop3.freeserve.co.uk/

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スウェーデン・ミニ情報

2008-04-04 13:02:47 | トピックス

It's A Trap!のページに掲載されていたニュースを中心に紹介します。

《Billie the Visionニュー・アルバム続報》
Billie the Vision and the Dancersのニュー・アルバムは6月4日に発売になるようです。翌5日からはマルメ、ストックホルム、イエテボリ(ヨーテボリ)の3都市でリリース・フェストを開催するようです。アルバム・タイトルはまだわかっていないとのことです。
http://www.billiethevision.com/shows.php


《Jens Lekmanスタジオ・ライヴ》
NPR MusicのページにNPRスタジオで行われたJens Lekman【写真】のライヴの模様(音声?)がアップされています。スピーカーのない場所からの投稿なので、内容については未確認です。
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=89310593


《Lykke Liのニュー・アルバム続報》
昨日紹介したAtlanticによるLykke Liのアルバム発売地域は、英国だけではなく「スカンジナヴィア以外の全世界」に訂正されていました。


《Swedishcharts.com4月3日付チャート》
シングル(こちら)はとくに大きな動きはありませんでした。期待のMaia Hirasawa「The Worrying Kind」は前週の9位から11位へダウンしました。
アルバム(こちら)はHåkan Hellström「För sent för edelweiss」が初登場1位、Christer Sjögren「Jubileum 40 år med Christer Sjögren」が初登場3位、そしてSäkert!「Säkert!」が18位に再登場しています。

コメント (4)
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スウェーデン・ミニ情報

2008-04-03 13:50:01 | トピックス

《Action Biker》=写真
Action Bikerはデビュー・アルバム「Hesperian Puisto」の発売を16日に控えて、Digfiスタジオ・セッションを行いました(こちら)。インタヴューとライヴのWMVファイルのリンクがありますが、残念ながら開くことができませんでした。


《The Kid》
HybrisのバンドThe Kidは、5月初旬のニュー・アルバム発売に先駆けて2日に新曲「Mayhem Troopers」を発表しました。これは80年代スウェーデンのポスト・パンク・バンドCortexのカヴァーということです。相変わらずのダンサブル・ロックですが、イントロからピアノが印象的な曲で途中から入るサックスも素敵です。
Mayhem TroopersフリーDL ↓
http://www.box.net/shared/kuvttf3s44


《Lykke Li》
Lykke LiはLL Recordingsを通じてEP「Little Bit」を5月6日に、アルバム「Youth Novels」を年内に米国で発売するようです。また英国ではAtlanticから「Youth Novels」が同じく年内に発売になるとのことです。

コメント (2)
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スウェーデン・ミニ情報

2008-04-02 00:13:48 | トピックス

Hybrisの2アーティストです。

《Vapnet新曲のPV》
Vapnetの公式ブログに新曲「Plötsligt händer det inte」【写真】のPVがアップされました。とても軽快な曲でニュー・アルバムが今から楽しみです。映像の方はある女性の日常を描いているのかと思ったら、最後はかなりすごいです。
http://vapnet.blogspot.com/2008/03/pltsligt-hnder-en-video.html

《Biker Boy、4月の新曲》
Biker Boy恒例の今月の新曲「April Song」は、今年発表した4曲の中では一番好みです。シンセなのかストリングスなのかよくわかりませんが、ゆったりとして宇宙的な広がりを見せてくれます。夢見心地になりそうです。http://www.myspace.com/bikerboymusic

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The Smiths / Meat Is Murder

2008-04-01 00:02:52 | この1枚

エイプリル・フールということで、大口叩きのMorrissey率いたThe Smithsのセカンド(85年)です。

The Smithsといえば「唯一、信頼できるバンド」、「80年代中期英国の良心」だったわけですが、また同時に女々しく自閉症的でもありました。このアルバムではボーナス・トラックの名シングル曲「How Soon Is Now?」を含めた全10曲中、実に6曲の歌詞の中に「die」という単語が出てきます。残る4曲のうち2曲で「death」、「kill」が出てきます。最後に残った2曲も教師にいじめられる学生時代と、家庭内暴力の曲です。

この後の名作サード・アルバム「The Queen Is Dead」(86年)に比べると、全体的にはややインパクトに欠ける気もしますが、傑作であることは間違いないです。個人的なベスト・トラックはカントリー風の「Rusholme Ruffians」。他では「Well I Wonder」や「I Want The One I Can't Have」、「Barbarism Begins At Home」あたり。Johnny Marrの作る音楽は確実に進化しています。このセカンドも次のサードもなぜかタイトル曲は少し苦手ですが。

Morrisseyの書く詞も冴え渡っています。よく意味がわからないながらも素敵なフレーズが次々と飛び出す「Rusholme Ruffians」、女王に向かってズボンを下ろしたいという「Nowhere Fast」、そして死というテーマを扱いながらも得意のユーモア感覚を織り交ぜ全く暗くはなく、逆に共感を呼び起こさせてしまう(それも実にさりげなく)ところはさすがです。

なんとなく思い出しましたが、当時のある雑誌の注釈に「The Smithsとは、ヨーデルのような歌い方で何かと♪マンチェスタ~♪と歌いたがるバンドのこと」とありました。

YouTubeには、収録曲をまとめて投稿しているご親切な人がいました。

The Headmaster Ritual
http://www.youtube.com/watch?v=Cz3oMaN_ZFg
Rusholme Ruffians
http://www.youtube.com/watch?v=WyAijQH8-UE
I Want The One I Can't Have
http://www.youtube.com/watch?v=FgU6DhMEqpg
What She Said
http://www.youtube.com/watch?v=NBj18W3zu-s
That Joke Isn't Funny Anymore
http://www.youtube.com/watch?v=1xIleF3Dm-Y
How Soon Is Now?
http://www.youtube.com/watch?v=S4_g_pRTGnQ
Nowhere Fast
http://www.youtube.com/watch?v=HRTOtCCm-Ns
Well I Wonder
http://www.youtube.com/watch?v=-sfEbekdSB8
Barbarism Begins At Home
http://www.youtube.com/watch?v=NtpDEEs4lHU
Meat Is Murder
http://www.youtube.com/watch?v=yAVM3sJ6Gc8

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