MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

8 クラシック風ニューウェイヴ、Virginia Astley

2006-04-09 18:21:48 | アーティスト紹介
 子供の頃からピアノとフルートを始め、ロンドンの名門音楽学校シティ・ユニヴァーシティで学ぶ。そこで一緒だったケイト・セント・ジョン(後に「Life In A Northern Town」のヒットで知られるザ・ドリーム・アカデミー、その後ソロで活躍)らとクラシックとフォークをミックスしたようなラヴィッシング・ビューティーズで81-82年の2年間活動、ティアドロップ・エクスプローズとよく共演していたという。
 その後才能が認められ、スキッズ、ピート・タウンゼンド(義兄で元ザ・フーのギタリスト)、スージー&バンシーズら多くのセッションに起用されるようになる。ソロ・アルバムも5枚発表、クラシックの素養を基盤に英国の田園風景などを表現する。85年には来日し、音楽と詩の朗読とファッション・ショーを結びつけたユニークなパフォーマンスに参加している。また86年のサード・アルバム「Hope In A Darkened Heart」は、プロデューサーに坂本龍一を起用し日本でもそこそこ話題になった。収録曲の「(Le Song)A Day, A Night」はTVCFにも使われた。
 父エドウィンはオーケストラ指揮者・作曲家・アレンジャー、兄はレコード・プロデューサー。義兄に元ザ・フーのピート・タウンゼンドがいる。
 他のアルバムはすべてCD化されているが、セカンド・アルバム「Promise Nothing」だけは一度CD化の計画があった後に発売されないままだ。良い曲が多いだけにCD化が待ち遠しい。

<私の選んだVirginia Astleyベスト5>
1 Soaring
2 Tender
3 Broken
4 A Summer Long Since Passed
5 Love's A Lonely Place To Be

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