スウェーデンの女性シンガー・ソングライター
Frida Hyvönenの昨年10月発売のサード・アルバムです。
07年1月発売の前作「PUDEL」は
美しいながらもやや地味な印象のアルバムだったので
今回はそれほどは期待していなかったのですが
良い方に裏切られました。
しっかりと心に響く曲とヴォーカルです。
プロデュースはCamera Obscuraの新作も手掛けたJari Haapalainen。
05年のファースト「Until Death Comes」以来の起用です。
発売前にフリー・ダウンロードになっていた「Enemy Within」と
「Scandinavian Blonde」の2曲は聴いていて
これまでにない感じの曲に仕上がっているとは思いましたが
アルバム通してスケールの大きい感動的な作品でした。
ややオーヴァー・プロデュース気味ではありますが
それに負けない存在感のあるFridaの歌が見事に応えていて
かなり高いところで自然な一体感を生んでいます。
ピアノを基本に、シンセやドラムを効果的に使い
Fridaが情感たっぷりに歌うのですが
コーラスの入り方が良く、厚みを増した劇的な歌になっています。
ソングライティングも完璧。間違いなくこれまでの最高傑作です。
「Enemy Within」「London!」「Birds」「Dirty Dancing」はとくに良し。
発売はThe ConcretesのレーベルLicking Fingers。
アートワークはEl Perro Del Marのセカンドも手掛けた
The ConcretesのLisa Milbergが担当しています。
Enemy Withinフリーダウンロード ↓
http://www.lickingfingers.com/songs/02%20Enemy%20Within.mp3
MySpace ↓
http://www.myspace.com/fridahyvonen
オフィシャルページ ↓
http://www.fridahyvonen.com/
Dirty Dancing (with Markus Krunegård)↓
http://www.youtube.com/watch?v=dej1hxnZBzE
Birds ↓
http://www.youtube.com/watch?v=ijpAL_zvxJQ
London! ↓
http://www.youtube.com/watch?v=zdNekZT7098
