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MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

As Tears Go By / Marianne Faithfull

2009-07-28 00:06:43 | 今日の一曲

可憐で清純なイメージのアイドル歌手として
64年にデビューしたMarianne Faithfull。
そのデビュー曲が「As Tears Go By」です。
しかし今日紹介するのはそちらではなく87年のアルバム
「Strange Weather」に収録されたヴァージョン。

当時、この曲を聴いてとても気に入り
アルバムを購入したわけですが
トーチ・ソング集のこのアルバムで感じられる
痛みはかなり苦手です。

スキャンダル、流産、ドラッグ、Mick Jaggerとの破局・・・。
自殺未遂、アル中とタバコで作り上げたという
しわがれ声はこの人の壮絶な人生を物語っています。

デビュー曲を23年ぶりに淡々と歌う姿は
かなり感動的で、胸に強く訴えてくるものがあります。
それにしても当時41歳とはとても思えません。

As Tears Go By ↓
http://www.youtube.com/watch?v=3TN4N_1a8ic

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Prefab Sprout / 'Til The Cows Come Home

2009-07-19 13:31:03 | 今日の一曲

きょうは「ウシ」年の土用の「ウシ」の日ということで
Prefab Sprout「'Til The Cows Come Home」。

85年の名作2nd「Steve McQueen」の数週間後に
3rdアルバムとして出る予定だった
89年の4作目「Protest Songs」に収録。

そして01年の「The Gunman and Other Stories」以来となる
8作目が今年9月7日に発売になります。
Let's Change the World With MUSIC」の凄いタイトルです。
03年のPaddy McAloonのソロ・アルバム
「I Trawl the MEGAHERTZ」から数えても6年ぶりという
相変わらずのペースです。
今回は古巣のKitchenware Recordsから。

四半世紀に及ぶ期間での8枚目。
もう待たされるのは慣れっこになっています。

「'Til The Cows Come Home」↓
http://www.youtube.com/watch?v=ln7pDzpLjRk


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ABBA / Super Trouper

2009-07-10 00:03:14 | 今日の一曲

70-80年代に全世界で成功したといわれているABBA。
英国などヨーロッパでは本国スウェーデン以上の人気でしたが
意外なのは米国で今ひとつだったこと。

米国では「Dancing Queen」がシングル・チャート1位に輝き
全部で4曲がトップ10に入りましたが
英国では9曲がNo.1を記録する人気ぶりでした。

ABBAのシングル曲はそこそこ知っていますが
まだアルバムを通して聴いたことは一度もありません。
このレベルになるとどうしても今更な感じがしてしまうので。

ここ数年で目立つのがインディーズ・シーンのアーティストによる
「Super Trouper」のカヴァーです。

今年1stアルバムを発表したTwo White Horses、
07年のシングル「Tears for Affairs」の
カップリングとして収録したCamera Obscura、
そして正式リリースはしていないと思いますが
YouTubeにはClub 8のライヴでのカヴァーもありました。

この曲は80年に全英1位、スウェーデン11位
全米では81年に45位が最高位でした。
日本ではヨーロピアン・ディスコ調の曲は人気があって
オリコン・チャートによく入っていましたが
当時のこの曲の印象はそれほど強くありません。

改めて聴いてみると、よくできている曲だなと思います。

Benny Anderssonの新バンド
Benny Andersson Bandのアルバム「Story of a heart」が
先週のスウェーデン・チャートの上位に入ったようです。
チャートのページがまだ更新されていないので
はっきりわかりませんが、多分5位以内です。

ABBA ↓
http://www.youtube.com/watch?v=joPdCYzZsVY
Club 8 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=x9T1j0G0vcs
Camera Obscura ↓
http://www.youtube.com/watch?v=BD3fvoe74pE
Two White Horses(下の方にあります)↓
http://www.myspace.com/2whitehorses

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The The / Sweet Bird of Truth

2009-07-07 00:08:44 | 今日の一曲

Anna Domino絡みでもう1曲。
今回紹介するThe The「Sweet Bird of Truth」は
少し前に書いた「Heartland」と同様
The Theのセカンド・アルバム『Infected』(86年)に収録されています。

「Heartland」では
ポケットの中のポンドがドルに変わってゆく
ここ(英国)はアメリカ合衆国の51番目の州じゃないか

と歌いましたが
この「Sweet Bird of Truth」は
西ベルリン・ディスコ爆破事件の報復として
当時の米国大統領レーガン(親父の方)がリビアの2都市を
米軍機で爆撃したことを痛烈に批判したもので
空爆に向かう戦闘機のパイロットの苦悩と葛藤を描写しました。
なにが正しくてなにが間違いなのか
俺は感情を押し殺しただけのごく普通の男
教会へ行ったこともキリストを信じたこともないが
君が死ぬ時は神がともにあるよう祈ってる

どちらもヒット曲とは思えない歌詞ですが
「Heartland」は放送禁止となりながらも全英29位、
「Sweet Bird of Truth」も最初は限定盤という形をとりましたが
翌87年に55位まで上がっています。

そしてこの曲でMatt Johnsonのバックで
印象の残るヴォーカルを聴かせてくれるのがAnna Dominoなのです。
(って、これ結構有名な話ですが)

「Sweet Bird of Truth」↓
http://www.youtube.com/watch?v=o8utsi-DkCY

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Al Stewart / The Last Day of June 1934

2009-06-30 23:22:22 | 今日の一曲

きょうは6月30日。
1年のちょうど真ん中、折り返し地点です。
だいぶ以前に書いたAl Stewartの5枚目のアルバム
『Past, Present and Future』(74年)に
「The Last Day of June 1934」という曲があります。

75年前の6月末日、ヒトラー支配下のドイツで
「レーム事件」(長いナイフの夜事件)という
ナチス党内の「反ヒトラー」勢力が粛清される事件がありました。

この曲は事件の起きたその日の
ヨーロッパを舞台にしたどこか物悲しい歌です。
地味なアルバムの中でもかなり地味な曲です。

結局、この事件がひとつの大きな要因となって
第二次世界大戦へと突き進んでいきます。
そんなこととは知らない穏やかなヨーロッパの風景が
描かれていて物悲しいのです。

Singing "All the lonely, so long and so long
You don't know how I long, how I long
You can't hold me, I'm strong now I'm strong
Stronger than your law"


試聴(4曲目)↓
http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:dcfwxq95ldje
歌詞 ↓
http://www.alstewart.com/lyrics/lastdayofjune1934.htm

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J.J. Burnel / Freddie Laker(Concorde and Eurobus)

2009-06-18 00:05:33 | 今日の一曲

今日たまたまYouTubeで見つけて懐かしかった曲。
70年代英国パンクの人気バンドThe Stranglersのベーシスト
J.J. Burnel(Jean-Jacques Burnel)のファースト・ソロ・アルバム
「Euroman Cometh」(79年)からのシングル曲です。

パンク・ロックは昔も今も全くダメですが
当時、同級生にどうしようもないThe Stranglersファンがいて
半ば無理矢理に渡されたのが
この「Euroman Cometh」とThe Stranglersの4作目
「The Raven」が入った90分テープです。

The Stranglersは思ったよりもポップだったので
結構聴いた記憶がありますが
J.J.の方は1、2度聴いただけで30年が経ってしまいました。

久しぶりに聴いてみると結構、格好イイと思えたのが
かなり意外な感じです。

そういえばこの友人からはYMOのアルバム
2枚入り90分テープももらいました。
どちらも段ボールのどこかにまだあるはずなので
休みの日に探してみようかと思います。

Freddie Laker(Concorde and Eurobus)↓
http://www.youtube.com/watch?v=ns-fw7a16Gw

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EBTG / Goodbye Sunday

2009-06-15 00:21:59 | 今日の一曲

なぜかこのところ登場頻度が高いEverything But The Girl。
この曲は4枚目のアルバム「Idlewild」(88年)に収録。

アコースティック中心だった初期EBTGの音楽の中で
GO-GOのリズムを取り入れたこの曲は
世間(?)をあっと言わせました。

♪ Every Monday is goodbye Sunday

そして毎週この曜日のこの時間の
個人的なテーマ・ソングでもあります。

「Goodbye Sunday」↓
http://www.youtube.com/watch?v=sv-EkFNeiCU

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Club 8 / Everlasting Love

2009-06-06 00:20:07 | 今日の一曲

スウェディッシュ・ポップを聴くきっかけになった曲が
Club 8の「Everlasting Love」です。
セカンド・アルバム『The Friend I Once Had』に収録。

初めて聴いたのはそのアルバムではなく
スペインのレーベルSiestaの97年発売のコンピ『Expreso』で。
10年くらい前にHMVで500円ほどで購入しました。

イントロから軽快で気持ち良くなるくらいの青春ギター・ポップです。
Karolinaの澄んだ声と自然なヴォーカルも魅力的です。

タイトルからして最初はてっきりラヴ・ソングだと思っていたのですが

I don't know why
suddenly we changed into
the very persons
we said we'd never be
わからないわ
絶対になりたくないと
私たちが言っていたような人間に
どうして突然なってしまったのか

の部分は当時も今も聴くたびに身につまされるようです。

「Everlasting Love」↓
http://www.youtube.com/watch?v=k2jywpKt8js
http://www.youtube.com/watch?v=vQkt8nzmE24
http://www.youtube.com/watch?v=zS1TtMBvJQ4

コメント (2)
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横浜開港150周年

2009-06-02 00:01:34 | 今日の一曲

市内の市立小学校に通っていた者はすべて
市歌が歌えるという不思議の町・横浜。
生まれて以来、ここでずっと育ってきたわけですが
きょう2009年6月2日は記念すべき横浜開港150周年です。

先日、横浜ランドマークタワー内のレストランで
両親らと会食する機会がありました。
大勢の人でにぎわう街を眼下に眺めながら
Y150の話題で盛り上がりました。

母がぼそっと
「そういえば、私たちが結婚したときは
開港100周年って騒いでいたわ」。
歴史を感じる一言でした。

今日は1曲ではすみませんで
6曲ほどあります。

横浜市歌 ↓
(さあ、皆さん歌いましょう)
http://www.youtube.com/watch?v=1CjTL5cDxQg
いしだあゆみ / ブルー・ライト・ヨコハマ ↓
http://www.youtube.com/watch?v=oKZuHI9j4G8
木之内みどり / 横浜いれぶん ↓
http://www.youtube.com/watch?v=hzGja1FADUA
五木ひろし  / よこはま たそがれ ↓
http://www.youtube.com/watch?v=fbetw6Ti848
Linda Ronstadt / Poor Poor Pitiful Me ↓
(歌詞にYokohamaが出てきます)
http://www.youtube.com/watch?v=ovTHWI3vE7A
Maia Hirasawa / Gothenburg ↓
(港というと、このPVです)
http://www.youtube.com/watch?v=KG64DmsSQH4

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China Crisis / You Did Cut Me

2009-05-24 08:33:50 | 今日の一曲

China Crisisの代表曲というと
一般的には「Wishful Thinking」あたりだと思いますが
個人的には「You Did Cut Me」です。
初めて聴いたのがFMの深夜番組、サウンド・バリケードで。

その日かかった他の曲は、New Order「The Perfect Kiss」、
The Arcadians「On Our Last Day Together」、
The Talking Heads「The Lady Don't Mind」(12インチ)、
The Style Council「The Whole Point Of No Return」、
A Certain Ratio「Wild Party」、
曲は忘れましたがJah Wobbleなど。
確か2時間の番組だったと思いますが
結構、密度が濃かったです。

80年代後半の英国には
Steely Danシンドロームという一つの流れがありましたが
「You Did Cut Me」はそれよりも前の85年のアルバム
『Flaunt The Imperfection』からのシングル曲です。
プロデュースはそのSteely DanのWalter Becker。

Steely Danシンドロームという言葉を
初めて聞いたのは、意外にも日テレの11PMで。
Danny Wilsonが出てきてからなので
87年頃のことだと思います。

初期Prefab Sproutもそうでしたが
Steely Danの名前を出して英国バンドに重ね合わせてみても
なんとなくピンと来ませんでした。
言われてみれば、少し似ている面もあるのかなと思う程度です。

ちなみにSteely Danで一番好きな曲も
かなり地味なこの曲です。

「You Did Cut Me」↓
http://www.youtube.com/watch?v=zbmlYoAttQg
http://www.youtube.com/watch?v=_lq3HD1yIVY

コメント (2)
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