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MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

Heartland / The The

2009-02-03 00:02:01 | 今日の一曲

Matt Johnson(The The)の曲とヴォーカルは
それほど好きというわけではないのですが
ポップ/ロックの世界でこれほど
詞に込められたメッセージが強いアーティストは
他に類を見ません。

なかでも86年のアルバム「Infected」に収められた
この「Heartland」です。

もはや死語になってしまった観がありますが
この曲を聴いて思い出されるのは
「Cocacolonization」という単語です。

最後のThis is the 51st state of the USA
リピートはとにかく圧巻です。
英国が51番目なら、日本は一体
五十何番目の州なのかなと思ってしまいます。

次作「Mind Bomb」(89年)の
イスラム教とキリスト教の対立による
最終戦争を警告した
Armageddon Days Are Here (Again)」 と双璧です。
この曲が出た次の年には湾岸戦争がありました。

「Heartland」 ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=f8Tov0B-BEQ

コメント (2)
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Rose Garden / Lynn Anderson

2009-01-27 02:02:39 | 今日の一曲

♪ I Beg Your Pardon...

もう日付が変わってしまったので昨日の話ですが
30年以上も前に初めて聴いて、しばらく気になっていた曲の
タイトルと歌手名が偶然わかりました。

The Beatlesを聴き始めて間もなく
なんとなく洋楽というものを意識し始めた頃に
日曜日の朝、床屋さんで散髪してもらっている時に
ラジオから流れてきた曲です。

以後、2度か3度、どこかで聴いた覚えがありますが
結局わからずじまいになっていました。

Lynn Andersonの「Rose Garden」と聞いても
なんだかピンときませんでしたが
カントリー畑でかなり活躍したシンガーのようです。
ポップ・チャートではこの曲が唯一のヒット曲だったようで
71年に全米、全英とも3位まで上がっています。

Rose Garden ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=mX_YeXWqtNA

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The Venus of the Soup Kitchen / Prefab Sprout

2009-01-11 19:28:40 | 今日の一曲

大きな社会問題となっている「派遣切り」。
年末年始の「年越し派遣村」でのニュース映像で
炊き出しの様子を見るたびに思い出されたのが
Prefab Sprout【写真】の「The Venus of the Soup Kitchen」です。

87年のサード・アルバム(実質は4枚目)
「From Langley Park to Memphis」のラスト・ナンバーで
ミュージカルやバカラック風の普遍的なメロディと
紅一点Wendy Smithのバック・ヴォーカルが印象的な
とても麗しい曲です。

スープ・キッチンとは、失業者や貧者向けに
無料あるいは安価で提供する給食施設のことで
この曲は戦争で深傷を負った一文無しと
そこにいる女神(幻か)のことが歌われています。

毎日通っている仕事場の近くの公園には
以前からどこかの教会が周期的に炊き出しを行っており
その日の昼過ぎにはどこからともなく大勢の
ホームレスが集まってくるという光景を目にしていましたが
今回の出来事でなにかそう遠い世界で起こっていることでは
ないのだと考えさせられました。

そういえば最近はあまり歌詞を深くかみ締めずに
曲を聴いてしまっているわけですが
Prefab Sproutの曲では
「Life of Surprises」や「The Sound of Crying」など
まだまだ教訓になりそうなものがあるので
機会があれば紹介していきたいです。

「The Venus of the Soup Kitchen」↓
http://jp.youtube.com/watch?v=Y1JCuoYTM14

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