アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

令和6(2024)年 公募美術団体展その4(第90回記念旺玄展その4)

2024-05-24 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 予定通り、一昨日の水曜、会期2日目の22日に、母と上野の東京都美術館へ行き、第90回記念旺玄展を見てきました。

 こうしたとき、いつもは午前中の遅い時間に家を出るんですが、今回は早めに出ようということになり、午前9時過ぎに出発。

 やっぱり西武新宿線、混んでました。とりあえず、すぐ来る急行に乗って、どこかの駅で各駅停車に乗り換え、座っていこうと思っていたら、その急行にたまたま2人とも並んで座れました。

 ですが、さすがに高田馬場駅で乗り換えたJR山手線では座れず、上野駅まで20分ほどなので、母に我慢してもらって立って到着。午前10時前頃だったかな。

 上野駅公園口出てすぐ、ロータリーの右側に見える、「Parks 上野グリーンサロン」というレストランに入り、ホットドッグとコーヒーのセットで朝食(とにかく母に座ってもらって、足を休めてもらわないと)。


 十分休んでから東京都美術館へ。向かう途中の国立西洋美術館の次回展予告が、何と「内藤コレクション 写本展」というマニアックな内容。私が心惹かれて看板を見ていると、これまた何と、母が興味を示し、見に行きたいと言い出す。意外な展開。ちょっと考えておくということにして、まずは肝心の旺玄展へ。

 入口の受付で、持参した葉書(この案内状で2名無料で入場できる、事前に郵送されてくる)に母の名前を書き、自分は入選証を見せ、かつ入選証に切り取り線つきでついている図録の500円割引券で図録も購入し(割引で税込2000円)、無事に入館。

 入館してすぐの広い場所に(もちろん壁沿いには作品が展示されている)、たくさんの折り畳みの椅子が置かれ、会の人たちが座っていて、何やら司会の人が、講演会なのか、報告会なのか、ミーティングなのか、大きな声で話してました。

 その脇をすり抜けて奥へ。この日は夕方に上野の精養軒で懇親会が開かれるので、それに合わせた某かの催し物をやっている模様。

 さて展示作品ですが、入口から大作がずらりと並び、進むにつれ、作品の大きさが小さくなっていくのが、今年の展示の特徴かな。小品は小品で小さく仕切られた区画に展示。ただし最後の区画は再び大作が展示。確か企画展だか何かでした。


 肝心の私の作品ですが、F50号ですので、進路の真ん中辺りの区画に展示されてました。会場で見ると画面が暗めですね。私の出品作はどれも暗め。去年もそうだし、以前出していた他団体でもそう。

 もうこうなるとこれは私の油絵の特徴ですね。別に家で描いているときは、そうは思わないんですが、会場で見ると、これは東京都美術館の照明は関係ないですね、なぜなら他の出品者の作品は暗くないわけですから、とにかく暗いです。

 もうこれについては気にしないことにしました。これはこれでいいんじゃないかと。出来上がった私の技法がそうさせているわけで、改善する必要もないと今作で腹を決めましたの。

 自作はF50号と、100号が中心の公募展では小さい方ですが、画題が上半身の人物画ということもあって、それなりに画面の小ささを感じさせませんでした。

 何か地味な印象ですね。でもそれもよし。渋めというより目立たない。何でも目立てばいいってもんでもないですが、どうせだったら品が良いまでいけばよかったんでしょうが、そこまでの腕前はなし。

 個人的には満足してます。やりきりましたので。これを土台に新たに飛躍するわけで、今回は荒削りで結構。次ですね、次。今秋の旺玄会東京支部展出品作に、はっきりとした成果(画面効果)を出すと。


 しっかり自作を見て退館。母は今作、今までで一番いいんじゃないかと言ってくれました。そうかもしれませんね。そうだったら嬉しいです。

 東京都美術館を後にして、台東区役所の近く、でもないか、「古城」という有名な喫茶店へ行き、ナポリタンとコーヒーのセットで昼食。「古城」へはこれで2回目。椅子がソファーでゆったりして休めるのがいいです。

 それから上野駅へ戻り、帰途についたんですが、ぼんやりして乗っていたせいか、山手線で高田馬場駅を通り過ぎてしまい、新宿駅で降りることに。せっかくだからと、山手線新宿駅を出て、西武新宿駅までぶらぶら歩くことに。

 ところがその道すがら、私の後ろを歩いていた母が転倒。すぐに気づいた外国人観光客の男女に助け起こされるという。歩道脇の店舗前の段差に気づかなかった模様。確かに危ない、高い段差でした。

 焦りましたし、びっくりしました。母は高齢とはいえ、まだ元気。転んで大事には至らず。これからはなるべく並んで側にくっついていようと思います。

 それから無事に西武新宿駅に着き、電車で帰宅。帰宅してみて、母の左腕に擦り傷があるのに気づく。大したことなく、この程度で済んでよかった。


 以上です。さて、母が「内藤コレクション 写本展」へ行きたいと言った件ですが、帰宅後にパソコンで調べてみると、この内藤コレクション、寄贈されたもので以前、3回に分けて小企画展示されていたそう。今回まとめて一気に大半を公開するらしいです(詳しくは国立西洋美術館のホームページ見てね)。

 これ、私は興味あるんだけど、母もなぜか行きたいというなら、行くしかないですね。というわけで、来月12日の水曜に予定を入れました(ホントに母は行く気なのかしらん)。

 まあ内容次第ですが、図録も買うつもりでいます、私。久しく美術館の企画展に行ってませんし、ちょうどいい機会かも。
 
 そうそう、今秋に東京都美術館で田中一村展を開催するらしいので、これは行かねば。

 むう。にわかに忙しくなってきたぞ。他の美術館でどんな企画展をやっているのかも調べておこうっと。


 蛇足)それにしてもこの写本展、人、見に来るのかなあ。いくら美術好きでも限られると思うんだけど。よく企画したよね、国立西洋美術館。

 付)母と行くとして、今度は上野で別の老舗喫茶店で朝食を、帰りに新宿の老舗喫茶店か、西武新宿線の武蔵関駅近くの蕎麦屋で昼食を、と考えてます。

 注)予算をちゃんと組んでおかないと。こっち持ちだから、結構お金かかるぞ。まあこれも親孝行みたいなもんなんで別に構わないんですけどね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿