もとmoto元・甲斐の馬券神

2007年甲斐から笄に、2011年芝浦に拠点を移し、さらに2016年からは本拠札幌にて競馬三昧の日々を送る毎日。

2007年G1第9戦・Derby

2007年05月25日 | G1予想&結果
◆2007年日本ダービーの枠順
 1-1 タスカータソルテ(牡3、武豊・藤原英昭)
 1-2 ゴールドアグリ(牡3、勝浦正樹・戸田博文)
 2-3 ウオッカ(牝3、四位洋文・角居勝彦)
 2-4 ゴールデンダリア(牡3、柴田善臣・二ノ宮敬宇)
 3-5 トーセンマーチ(牡3、内田博幸・萩原清)
 3-6 マイネルフォーグ(牡3、川田将雅・宮徹)
 4-7 フィニステール(牡3、藤田伸二・藤原英昭)
 4-8 ドリームジャーニー(牡3、蛯名正義・池江泰寿)
 5-9 ヒラボクロイヤル(牡3、武幸四郎・大久保龍志)
 5-10 プラテアード(牡3、北村宏司・藤沢和雄)
 6-11 ナムラマース(牡3、藤岡佑介・福島信晴)
 6-12 サンツェッペリン(牡3、松岡正海・斎藤誠)
 7-13 ローレルゲレイロ(牡3、池添謙一・昆貢)
 7-14 アドマイヤオーラ(牡3、岩田康誠・松田博資)
 7-15 フサイチホウオー(牡3、安藤勝己・松田国英)
 8-16 アサクサキングス(牡3、福永祐一・大久保龍志)
 8-17 ヴィクトリー(牡3、田中勝春・音無秀孝)
 8-18 フライングアップル(牡3、横山典弘・藤沢和雄)

◆昨日までのピックアップ馬<8頭>
 1-1 タスカータソルテ
 2-3 ウオッカ
 2-4 ゴールデンダリア
 5-9 ヒラボクロイヤル
 6-12 サンツェッペリン
 7-14 アドマイヤオーラ
 7-15 フサイチホウオー
 8-17 ヴィクトリー

◆能書き
 ◇今回逃げるのは、12番サンツェッペリンと16番アサクサ
 キングスの2頭。サンツェッペリンは皐月賞で逃げ粘って
 万馬券を演出し結果を出しているからには、大一番で戦法
 を変えられない。アサクサキングスは瞬発力に欠けるのが
 分かっているだけにいちかばちかでの逃げに打って出る。
 鞍上福永はスタートが上手なので出遅れの可能性も低い。
 むしろ出負けがあるとすればサンツェッペリンのほうか?
 皐月賞は120点の騎乗で惜しい2着にきたが、鞍上の経
 験値のなさも加味し、12番サンツェッペリンについては、
 無印とする。

 ◇17番ヴィクトリーもいきたいクチではあるが、気性がハ
 ンパでなく荒い馬がゆえに、20万人の観客が醸し出す異
 様な雰囲気に包まれる東京競馬場スタンド前の外枠でタイ
 ミング良くスタートできる確率は3割程度。まあ、内側の
 枠だと出負けした場合一旦下げないといきたいポジション
 に位置取りできないが、外枠ゆえスタートの不利があった
 としてもその影響は最低限には収まるだろう。道中いい位
 置をとるためにはスタート直後に少し仕掛けなければなら
 ないが、ポジションが決まった後落ち着いて折り合いがつ
 くかどうか。皐月賞では、3コーナーからゴール直前まで
 右手前のまま走りきったらしく、能力の高さが窺える。
 血統的な底力と能力の高さはあるものの、気性面の危うさ
 と展開面の不利を考慮して、▲印まで。

 ◇1番タスカータソルテは本来なら2番手の内ポケットを
 とりたいところで、武豊は押していくだろうが、今まで岩
 田はそういう騎乗をしてきておらずワンパターンの後方待
 機で直線前がバテれば差し届く、という競馬しかしてきて
 いない。好位からの競馬を突然この大一番で試みても馬自
 身が反応しないだろう。したがって、武豊はあきらめて後
 方待機策で直線のイン差し一発にかけるしかない。
 馬自身の能力値はさほど高いとは思わないが、先行馬がバ
 テる展開になれば、インベタできっちり2400mを走りきる
 のならば、アタマにくることはないが馬券圏内に絡む可能
 性もある。3着候補としてのかなり低い△の評価。

 ◇逃げ馬3頭の直後、ベストポジションである2番手内ポ
 ケットに入るのは、3番ウォッカと4番ゴールデンダリア。
 15番フサイチホウオーは、12番・16番・17番と逃げたい馬
 に囲まれているためスタート直後は一旦押さえる挙動が必
 要となる。その後好位置をとりにいってうまく馬群にもぐ
 り込めるかどうか。ここまで内枠発走のケースが多く、馬
 群の中に位置取りするにはさほど苦労をしていないだろう
 と推測するが、周辺の逃げたい馬がノシをつけて先行し、
 前の視界が開けた時にうまく折り合いがつくのか、それと
 も逃げ馬にくっついていってしまう恐れはないのか、鞍上
 アンカツのさばき具合に着目してみたい。
 展開面や馬の能力での不安は少ない。○の評価。

 ◇14番アドマイヤオーラは鞍上が武豊から岩田へ衝撃的な
 乗り代わりとなった。武豊のHPによれば「オーナーサイ
 ドからの通告があった」とのこと。今週の競馬ブックには
 皐月賞を勝ったヴィクトリーのオーナーである近藤英子氏
 (アドマイヤのオーナー近藤利一氏の妻)のインタビュー
 が掲載されており、こんなくだりがある。
 『主人のアドマイヤオーラは1番人気でしたからプレッシ
 ャーがかかっているようでした。でも、あの人はレースの
 3日位前から自身にプレッシャーをかけて楽しんでいるよ
 うに思います。携帯電話でオッズをみてみたり、緊張して
 みたり(笑)』
 近藤利一氏は、皐月賞終了後はヴィクトリーのオーナー
 である妻や鞍上の田中勝春を祝福していたそうだが、やは
 り腹に据えかねて今回の乗り替りになったのだろうと思う。
 ◇確かに皐月賞のアドマイヤオーラはフサイチホウオーを
 意識したような後ろ過ぎる位置取りとなり、結果的に前残
 りを許してしまった。もし、武豊が「展開のアヤで皐月賞
 の位置どりは後方になってしまった」というのなら、弥生
 賞でキツイ競馬を経験させるトライをしたことが何の意味
 もなくなる。ただ、ひょっとしたら弥生賞の結果で武豊が
 「ココナッツパンチにここまで詰め寄られるということは、
 アドマイヤオーラは先行させたら全能力を発揮させること
 はできない。勝つために皐月賞では後方待機策にしよう」
 と判断したことも想定される。
 ◇今回の乗り替りの経緯を考慮すれば、岩田はオーナーを
 納得させるためには、先行策をとらざるを得ない。そして、
 武豊の見立て(推測の)に狂いがなければ、アドマイヤ
 オーラがスタート直後に先行策をとったその瞬間に、2分
 後に府中の長い直線で早々と馬群に飲み込まれるシナリオ
 のカウントダウンが始まる。
 評価は、限りなく無印に近い△。

 ◇今年のダービーは先行した馬にはかなりつらくなる展開
 だろうと、推測する。したがって、穴馬は馬自身と騎手の
 両方の要素で差し届く可能性がある馬をピックアップした
 い。
 4番ゴールデンダリア(柴田善臣)
 9番ヒラボクロイヤル(武幸四郎)
 8番ドリームジャーニー(蛯名正義) 
 の3頭を押さえる。

◆評価

 ◎ 3ウォッカ
 ○ 15フサイチホウオー
 ▲ 17ヴィクトリー
 △ 4ゴールデンダリア
 △ 9ヒラボクロイヤル
 △ 8ドリームジャーニー
さらに一枚落ちの評価で
 △ 1タスカータソルテ
 △ 14アドマイヤオーラ

 ◇牝馬の場合、3才秋の秋華賞では夏競馬で古馬混合の
 1000万条件を勝ちあがった馬は十分馬券圏内にくるこ
 とができる。2才暮れ時点ですでに古馬1500万条件と
 同等のタイムを叩き出していたウォッカが牡馬に混じって
 どんな成績を収めることができるのか。桜花賞の着差を考
 慮すれば、先週のオークスが2分25秒3で決着したので
 あれば、単純計算ではウォッカはそれより1秒近くタイム
 を短縮できるはず。ウォッカが2分24秒前半で走りきっ
 た時に、その前にいることのできる馬はどれか?というの
 が今回の予想の骨子である。ディープインパクトに勝てる
 牝馬も存在する、というのが凱旋門賞の結末だった。
 歴史的名牝の誕生に期待したい。


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1 コメント

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あなた予想上手いよ (西田)
2007-05-27 19:50:50
初めて閲覧させてもらいました。
本日、ウオッカ快勝。
単勝3番のみ当たり。
ほとんど、元返しでしたが・・・
あなた、競馬結構判っている人だよ。
評価しますよ。本当に。
ウオッカに印付けるとすれば、◎(本命)
しかないよね。それか無印(切るか)どっちか。
どちらかの予想で通すのが、プロだものね。
私は、今回、フサイチホウオー中心の馬単
15→3(1,000円)15→17(4,000円)17→15(1,000円)15→9(1,000円)とウオッカ中心の馬券 単勝3番(1,000円)3→15(3,000円)総額11,000円購入しました。
単勝3番のみ当たりましたが、予想は2パターン考えていました。センス全くありませんでした。
あなたを見習わなければ・・・では、また。次週。
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