◆先週末から2泊3日にて入院&手術を経験してる。
入院先は「広尾日赤病院」。広尾の高台にあり、病室からは六本木
ヒルズと東京タワーが一望にできる。ある意味とてもバブリーな病院。
でも入院費は特別な価格ではなく、病室も6人の相部屋を利用して
いるので、普通の費用しかかからない。まあ保険が効かない費用は
3食の食事代かな。でもそれも780円/日ナリ、なので普通に暮らし
てるより安上がりかも。
入院&手術の目的は「白内障手術」のため。全く視界が白くなって
しまったわけではないが、ここ数年逆光だとほとんど見えず、光に
向かうとかなり眩しくて困っていた。
手術するとピント調節がまったく効かなくなるのでここまでは躊躇
していたが、ここ1-2年は近いところもピント調節ができなくなって
きたため、「どうせ老眼鏡かけなきゃいけないのなら、自前のレンズ
に拘る必要もなし」と割切ることにした。
・・・ってわけで、白内障手術を決意。
術式は「超音波乳化吸引術+眼内レンズ挿入術」というヤツ。
まずは10/29に右目をやって、1週間後の11/5に左目をやる、
という段取り。
10/29右目施術後の状況。山本勘助状態。
ついでにいうと、入院時の衣装は「作務衣」または「甚兵衛」が
Good。パジャマなんかよりも数段機動性が高い。
◆手術当日のレポート
7:00 起床。そもそも病室は21:00が消灯時間で早いうえに、なにしろ
眼を使うわけにはいかないので、自然と早寝せざるを得ない
環境に追い込まれている。とくに用はないが、とにかく早起き
にはなるな。
8:00 待望の朝食。別に食事がしたいわけじゃなく、やることがない
ので、食事という特別なことをすることで退屈しのぎになるか
ら。
10:00 看護婦の指示により安定剤を服用。手術する際には全員に
安定剤の服用を義務付けているとのこと。やっぱ途中で
パニックになるケースもあるんだろうな。
安定剤服用とともに、手術に向けた眼の環境整備として
5分ごとの2種類の目薬服用を命令される。
手術予定時間は12時半なので、これから2時間半の間
ずっと目薬を差し続けていかなやいかん。こりゃなかなか
大変だわい。
11:30 看護婦より術着への着替え指示あり。パンツ一丁になり
貫頭衣のような手術着を着用。さあいよいよだ。
12:00 病室から車椅子に乗せられて手術室のあるフロアに移動。
車椅子に座り看護婦に押してもらうと病人気分が盛り上がる。
12:05 手術室前到着。
おおおお。いよいよじゃ。
手術室はスリガラスの自動扉の向こう側にある。扉前でしばし
順番待ち。胸が高鳴るぜい。
12:08 ついに手術室内へ潜入。
入口で車椅子からストレッチャーに乗り換える。体制は座位
から仰向けに。手術用のキャップもかぶせられ、手術気分は
さらに高まる。
手術室内を30mほど引きずり回され、やっと手術室に到着。
12:10 ぞわわわわわぁぁぁ。きたぜぃきたぜぃ。人生初の手術だべさ。
手術台の位置に固定されちまったぜ。上を見上げると、TV
ドラマで良く見る円い照明台がある。 ヒデキ感激ぃぃ。。
体には心電図の電極が取り付けられ、左手指先には心拍計の
センサーが。
おおおお、「ピッ、ピッ、ピッ」とかいうリズミカルな音が。
元気じゃん、オイラの心臓。
この時に何を考えてたか、というと「このピッ、ピッという
音が早くなる、っちゅうことはビビって動悸が激しくなってる
ことになるので平然としたリズムを刻みたいものだ」という中身。
よくよく自分の姿をみると、全身からコードが伸びていて、
結構ご大層な手術姿になってる。
12:20 手術開始。
眼を開いたままに張りつけにするための器具を装着。
大量の洗浄液が目玉に注がれる。強制的に開かれているため、
洗浄液がアップで注がれ、目玉で飛沫をあげるのが見える。まあ
麻酔が効いているので痛みも痒みもないけど。
次に不透明な膜を目玉に貼り付けられる。なんじゃこれ。
気持ちわりーな。不透明な膜なので目前(文字通り)で行われて
いることが見えなくなった。さらに強烈なライトを当てられた
ことで視界は真っ赤に燃え上がる。
続いて「痛かったら言って下さい」とか言われつつ、目玉に
何かが刺さる感触。その後ゴリゴリという感触。
おそらく角膜の一部をカットし、レーザーで破壊した水晶体
を吸い取ってるんだろうな・・・。たのむぜ、失敗すんなよ。
でも痛みを感じたら悶絶すんじゃないの??
目玉をゴリゴリする過程が一段落した後、「じゃあレンズ
入れますね」のコメント。ここまでおおよそ20分。
これで無事レンズを挿入し、最初に開けた穴を縫えば術式
終了のはず・・・。とか思ってると、「レンズいえますね」の
コメントから結構な時間が経過している。しかも何回かやり
直してるような気配が。
耳元で複数人が会話してる。専門用語なので何を語っている
かは定かではないが、あまりいい内容でないのは分かる。
そもそも、この手術は失敗する可能性は低い手術だが、失敗
するケースとしては「人工レンズを挿入するための嚢が破れて
使い物にならなくなるケース」もまれにあるそうな。頼むか
らそういう状況にならんといてや。。。。
そういう気配を感じ取るのに集中していると、脈拍が速い
ラップを刻んでいるのに気付く。おっと、あぶねー、あぶねー。
後で「脈、途中で乱れてましたよね」などと言わせないように
しなくちゃ。
とか、安定剤でヘラヘラする寸前の状態でいろいろ感じなが
ら&考えながら手術台で固まってたら、「ハイ、これで終わり」
という医者の言葉が・・・。
結構、終盤あやしげな雰囲気になってから時間かかってたよ
な、アンタ。一体手術はうまくいったのかい?任したんだから
な。どんな按配だったんだね??
と思ってたら、一応医者からは「まずは成功。ただ人工の
レンズがなかなか入らなかった」とのコメント。
・・・・・ま、まあ、そういうことであれば許してやらんでも
ない。
13:30(おそらく) ということで人生初の手術台経験は無事終了。
次回は来週月曜日だが、今度は手術室の状況を撮影してアップできないか
トライしてみたい。
入院先は「広尾日赤病院」。広尾の高台にあり、病室からは六本木
ヒルズと東京タワーが一望にできる。ある意味とてもバブリーな病院。
でも入院費は特別な価格ではなく、病室も6人の相部屋を利用して
いるので、普通の費用しかかからない。まあ保険が効かない費用は
3食の食事代かな。でもそれも780円/日ナリ、なので普通に暮らし
てるより安上がりかも。
入院&手術の目的は「白内障手術」のため。全く視界が白くなって
しまったわけではないが、ここ数年逆光だとほとんど見えず、光に
向かうとかなり眩しくて困っていた。
手術するとピント調節がまったく効かなくなるのでここまでは躊躇
していたが、ここ1-2年は近いところもピント調節ができなくなって
きたため、「どうせ老眼鏡かけなきゃいけないのなら、自前のレンズ
に拘る必要もなし」と割切ることにした。
・・・ってわけで、白内障手術を決意。
術式は「超音波乳化吸引術+眼内レンズ挿入術」というヤツ。
まずは10/29に右目をやって、1週間後の11/5に左目をやる、
という段取り。
10/29右目施術後の状況。山本勘助状態。
ついでにいうと、入院時の衣装は「作務衣」または「甚兵衛」が
Good。パジャマなんかよりも数段機動性が高い。
◆手術当日のレポート
7:00 起床。そもそも病室は21:00が消灯時間で早いうえに、なにしろ
眼を使うわけにはいかないので、自然と早寝せざるを得ない
環境に追い込まれている。とくに用はないが、とにかく早起き
にはなるな。
8:00 待望の朝食。別に食事がしたいわけじゃなく、やることがない
ので、食事という特別なことをすることで退屈しのぎになるか
ら。
10:00 看護婦の指示により安定剤を服用。手術する際には全員に
安定剤の服用を義務付けているとのこと。やっぱ途中で
パニックになるケースもあるんだろうな。
安定剤服用とともに、手術に向けた眼の環境整備として
5分ごとの2種類の目薬服用を命令される。
手術予定時間は12時半なので、これから2時間半の間
ずっと目薬を差し続けていかなやいかん。こりゃなかなか
大変だわい。
11:30 看護婦より術着への着替え指示あり。パンツ一丁になり
貫頭衣のような手術着を着用。さあいよいよだ。
12:00 病室から車椅子に乗せられて手術室のあるフロアに移動。
車椅子に座り看護婦に押してもらうと病人気分が盛り上がる。
12:05 手術室前到着。
おおおお。いよいよじゃ。
手術室はスリガラスの自動扉の向こう側にある。扉前でしばし
順番待ち。胸が高鳴るぜい。
12:08 ついに手術室内へ潜入。
入口で車椅子からストレッチャーに乗り換える。体制は座位
から仰向けに。手術用のキャップもかぶせられ、手術気分は
さらに高まる。
手術室内を30mほど引きずり回され、やっと手術室に到着。
12:10 ぞわわわわわぁぁぁ。きたぜぃきたぜぃ。人生初の手術だべさ。
手術台の位置に固定されちまったぜ。上を見上げると、TV
ドラマで良く見る円い照明台がある。 ヒデキ感激ぃぃ。。
体には心電図の電極が取り付けられ、左手指先には心拍計の
センサーが。
おおおお、「ピッ、ピッ、ピッ」とかいうリズミカルな音が。
元気じゃん、オイラの心臓。
この時に何を考えてたか、というと「このピッ、ピッという
音が早くなる、っちゅうことはビビって動悸が激しくなってる
ことになるので平然としたリズムを刻みたいものだ」という中身。
よくよく自分の姿をみると、全身からコードが伸びていて、
結構ご大層な手術姿になってる。
12:20 手術開始。
眼を開いたままに張りつけにするための器具を装着。
大量の洗浄液が目玉に注がれる。強制的に開かれているため、
洗浄液がアップで注がれ、目玉で飛沫をあげるのが見える。まあ
麻酔が効いているので痛みも痒みもないけど。
次に不透明な膜を目玉に貼り付けられる。なんじゃこれ。
気持ちわりーな。不透明な膜なので目前(文字通り)で行われて
いることが見えなくなった。さらに強烈なライトを当てられた
ことで視界は真っ赤に燃え上がる。
続いて「痛かったら言って下さい」とか言われつつ、目玉に
何かが刺さる感触。その後ゴリゴリという感触。
おそらく角膜の一部をカットし、レーザーで破壊した水晶体
を吸い取ってるんだろうな・・・。たのむぜ、失敗すんなよ。
でも痛みを感じたら悶絶すんじゃないの??
目玉をゴリゴリする過程が一段落した後、「じゃあレンズ
入れますね」のコメント。ここまでおおよそ20分。
これで無事レンズを挿入し、最初に開けた穴を縫えば術式
終了のはず・・・。とか思ってると、「レンズいえますね」の
コメントから結構な時間が経過している。しかも何回かやり
直してるような気配が。
耳元で複数人が会話してる。専門用語なので何を語っている
かは定かではないが、あまりいい内容でないのは分かる。
そもそも、この手術は失敗する可能性は低い手術だが、失敗
するケースとしては「人工レンズを挿入するための嚢が破れて
使い物にならなくなるケース」もまれにあるそうな。頼むか
らそういう状況にならんといてや。。。。
そういう気配を感じ取るのに集中していると、脈拍が速い
ラップを刻んでいるのに気付く。おっと、あぶねー、あぶねー。
後で「脈、途中で乱れてましたよね」などと言わせないように
しなくちゃ。
とか、安定剤でヘラヘラする寸前の状態でいろいろ感じなが
ら&考えながら手術台で固まってたら、「ハイ、これで終わり」
という医者の言葉が・・・。
結構、終盤あやしげな雰囲気になってから時間かかってたよ
な、アンタ。一体手術はうまくいったのかい?任したんだから
な。どんな按配だったんだね??
と思ってたら、一応医者からは「まずは成功。ただ人工の
レンズがなかなか入らなかった」とのコメント。
・・・・・ま、まあ、そういうことであれば許してやらんでも
ない。
13:30(おそらく) ということで人生初の手術台経験は無事終了。
次回は来週月曜日だが、今度は手術室の状況を撮影してアップできないか
トライしてみたい。
オケラ親爺は3年前(だったかな)、大阪で経験済み。右目だけだけどね。
小生は日帰り手術だったな。
最近は残りの左目もやられてきて、そろそろこっちもやらないかんかと思っとります。
まあ、ゆっくり静養してください。
とりあえずまだ片目しか終わってないけど、劇的に視界が変化するのが実感できたよ。
秋のG1もまだ片目がうっすら開いた状態だが、エリザベス女王杯の時には両目とも手術が終了してるので、きっと視界良好になるはず。。。。と確信しておるのさ。ハハハハ。
しかし、同じパーツを人造物に変更するとはお互い歳をとったもんよのお。