もとmoto元・甲斐の馬券神

2007年甲斐から笄に、2011年芝浦に拠点を移し、さらに2016年からは本拠札幌にて競馬三昧の日々を送る毎日。

「本社病」という病気

2006年07月28日 | Weblog
◆本社にいると、多かれ少なかれ「本社病」という病気に罹る。

 多くの場合、患者は自分が「本社病」に罹っていることに気付かず、
健常であると誤認識しているケースが8割以上ある。自覚症状がない
状態が長く続くと、もう一生現場でまともな仕事のできない体になっ
てしまう、という習慣性の高い危険な病気だ。

 「本社病」は常に自分を振り返ってチェックをすることを怠ると、
速やかにその精神を蝕む。本社から一歩外に出て客観的に眺めると、
一目瞭然なのだが、初台ビルの中にいる人間にとっては、かなり意識
を集中させないとみつけることができない、厄介な病だ。

◆今日、久しぶりに典型的な「本社病」患者に遭遇した。

 わが社には、事業運営上の種々の課題について経営TOPが委員会
で審議する仕組がある。
 馬券神の現場で本社で規定する制度の変更に関して改善提案をした
ところ、この委員会にて審議することになった。
 ところが、委員会審議を行うに当り、初台地区に「本社病」が蔓延
していることが判明した。
 
 以下にその顛末を記す。

 ① 馬券神は本社の改善委員会に制度改善要望を提出した。内容は、
  「本社で規定する制度が現実にそぐわないことから、実態に適応
  する制度に改善すべき」というものであった。
   馬券神の提案内容は、前述のとおり本社で規定する制度の変更に
  関するものであり、何ら地域的に特殊な事項を含むものではなく、
  本社スタッフのみで検討すれば足りるものであった。

 ② この提案を受けた委員会事務局は、委員会での審議に当り、馬券
  神の出席を求めた。もちろん甲斐→初台は所要時間は片道2時間を
  要する、ということは承知のうえであった。

 ③ 委員会は出席委員が出席する別の会議の直後に予定されており、
  その予定に合わせ、馬券神は委員会開催当日、審議会場に向かった。

 ④ 委員会開催予定時間になったところ、事務局から「本日は別の会議
  が長引いたため委員会は延期になった。また別の日に開催するので
  よろしく」との連絡があった。

 ⑤ 「片道2時間かかるところを呼び出しておいて『今日はダメなので』
  また後日よろしく」と平然と言い放つ神経に立腹するも、どうやら
  「本社病」罹患患者の様子が窺えたため、「本案件は本社スタッフだけ
  で審議しても足りるハズ」と意見提起し、馬券神は委員会会場を後に
  して甲斐への帰路についた。

 ⑥ 新宿駅へ向かう途中、同行者へ事務局より連絡あり。
   「委員長からの指示により今から委員会を開催するので、会場に急
  いで戻れ」とのこと。
   どうやら、委員長の指示を仰ぐことなく、事務局が勝手に延期を決め
  たが委員長からは「開催する」との指示を受けた様子。

 ⑦ 連絡を受け10分後に再び委員会開催場所のビルに到着。

 ⑧ すると再び事務局より連絡がある。「委員会は今終了した」との
  こと。
   再度審議会場に向かう途中「これで戻ったら『もう終わった』と
  言われるんじゃないの?」と冗談を言ってたら、本当になった。

 ⑨ 結局、委員会審議については、本社スタッフのみで審議が行われ、
  現場から出席することなく審議は終了した。

◆「わずか15分の審議のために往復4時間以上要する者に出席を要請」
 「チンピラの勝手な判断で『今日の審議は延期』と決定」
 「TOP指示があったといって「急いでこい」と平然と言い放つ」

 まさに「本社病」そのものだ。その神経の図太さは想像を絶するものが
ある。

◆自分が「本社病」に毒されていた頃は、多分こういうことに違和感を
覚えることはなかったのだろう。しかし、「本社病」に似たものに
「スタッフ病」がある。症状はほとんど同じものだ。

 会社生活を始めてから早や25年目を迎えようとしている今、自分自身
もこの病気に罹ることのないよう我が身を戒めて暮らしていきたいものだ。


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1 コメント

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 (鬼娘)
2006-07-30 19:43:12
メールした。

返事はやめで4649.
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