あとりえ日記

しょうちゃんのひとりごとワールド。。
by shoko yukitake (hotaru)

涙の訳

2008-11-19 | 日常・ひとりごと
今日のピアノレッスンで
4年生の女の子、Aちゃんのレッスンで、発表会に弾こうと決めた
『崖の上のポニョ』を練習していたとき。。

まだ、練習を始めたばかりだけど、この曲は彼女が自分から
弾きたいと言った曲だったので、右手のメロディだけは
どんどん練習してて、前回も
「右手だけなら、だいたい弾いてみたよ」と言っていた。

なので、今日からは少しずつ左手練習と両手で合わせる練習を
始めた。
左手は、右手のメロディとは違って、ちょっと弾きづらいとこや
ややこしいとこもあるので、1~2小節ずつ、ゆっくり弾いて
少しずつ両手で合わせてみたりしてた。

左手を入れると、どうしても今まですらすら弾いてた右手が
うまくいかなくなって、ちょっと大変そうになっていた。

でもリズム感もいい子なので、ちょっと取りにくいリズムも
弾けてたから、じゃ、両手でやってみよう~♪

何回かチャレンジしてたとき、Aちゃんの手が止まって
顔を見たら、必死で涙をこらえていた。
「あ。。ちょっと難しかったかな・・」
「だいじょうぶだよ。ゆっくり練習すれば弾けるから・・」
と、声をかけたら、Aちゃんの目からこらえてた涙が
ぽろぽろこぼれてしまった。

年少でリトミックをやって、年中からピアノを始めたAちゃん。
できないことにぶつかったとき、ときどき泣いてしまう時があったけど、
最近では、すっかりお姉さんになって、しっかりしてきたので
あまりこういうことはなかったけど。。

ちょっと不安にさせちゃったかな・・。

この子なら、この楽譜でも頑張ってくれるんじゃないかなーと
普段弾いてる曲よりも、ちょっと難しい楽譜を渡してた。

結局、泣いてしまったところでレッスン時間もきてしまい・・
またお家でゆっくりやってみてね。。ということで今日は終わってしまった。

お母さんは、「最初から上手に弾けるわけないでしょ。。」って
笑ってたけど・・最後にAちゃんと話せなかったので、ちょっと
気になってしまった。。

弾けなかったことが、くやしい・・の涙だったのかな。
予想以上に難しい曲だったことに、不安になっちゃって
どうしよう・・の涙だったのかな・・。

発表会までは、まだ時間があるので
焦らなくても大丈夫とは思うんだけど
好きで弾きたいと思った曲が、自分には難しい・・って
思っちゃうと、そこでどんな気持ちになるんだろう。。

泣きながらでも、弾けるようになりたいー・・ってがんばるか
やっぱり無理だよーって諦めちゃうか・・。

私も去年の自分の発表会は「Another Century」が
直前まで弾けてなくて、それこそ
泣きそうになってけどね。。

Aちゃんの気持ちはどっちだろう。。


心の成長とともに、涙の訳って変わってくると思う。

子どものころって、ホントにちょっとしたことでも
すぐに涙って出るのね。

赤ちゃんや幼児の頃は、
おなかすいても、ねむくても、涙が出る。
「おねえちゃんが、私のおもちゃとった~」とか「帰りたくない~」とか
思い通りにいかないときの涙。
それが、少しずつ泣く理由も「言葉の表現の代わり」や自己主張から
心の複雑な「気持ち」を表すものに変わってく。。

負けてくやしい。
出来なくてくやしい。

すごく嬉しかったとき。
感動したとき。

すごく悲しかったとき・・。
辛かったとき。。


いろんな場面の涙・・。
素直な気持ちが
その中に入っているのかな。

時には泣くのも大事・・だと思う。
泣いていいんだよ・・
ためこんでた気持ちを
外に出したら
ちょっと楽になるかもしれない。。
大切なのは、そのあとの自分。

そのあとに笑顔になれるといいね。
すぐじゃなくてもいいから。。



元気になるといいな。。

そう思うことしかできなかった。

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