朝晩は秋を思わせる風。ようやく夏もおわるのかな?とほっと一息つきたい所なのですが、まだまだ、、、。
「オリバー・ストーンの原水爆禁止大会でのスピーチの内容を日本の新聞はきちんと伝えていない」といくつかのラジオ番組で聞いたのですが、アエラにも書いてありましたね。
「オリバー・ストーンが日本の戦後政治を厳しく批判するスピーチを行った。日本のマスメディアはこの事実をほぼ黙殺した。
『ここで人々は平和と核廃絶について語っていました。
安倍首相のような人でさえ、その言葉を口にしました。でも私は彼を信じません』 と言い切った。
『第二次世界大戦後、日本は素晴らしい文化、映画、音楽、食文化を示しました。けれども、私はただ一人の政治家も、ただ一人の総理大臣も、平和と道徳的な正しさを代表したところを見たことがありません』
ここまで率直に国際社会における日本の評価を語ってくれる人はあまりいない。
ストーン監督の日本批判は現実の発言であり、かつ一層仮借ないものである。
『あなたがたはアメリカの衛星国であり、従属国に他なりません。 (中略)
あなたがたはなんのためにも戦っていない
( You don’t stand for anything ) 』
この語は「あなたがたは何も代表していない、何も意味していない」と読むことも出来る。
彼の言葉はアメリカのリベラル派の日本評価の一つの代表例だと私は思う。
でも、日本のマスメディアはそれを日本人読者に伝える事を望まなかった。
理由はまさしく彼が述べている通りである」 内田 樹 アエラ8/26号より抜粋