とろける。

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『砂と人類』を読み始めました

2021-03-21 13:47:21 | 読書
最近は土壌や下水といったあまり注目されない環境問題に関心があって少しずつ本を読んでいる。
直近では『砂と人類』という本を読み進めている。私たちを取り囲んでいるコンクリート製の建物やアスファルトの道路、ガラスなどはすべて砂や砂利が使われている。これらは本当に大量に使われていて、材料は川や湖の底、砂浜、丘や山の表皮の下から採取している。これはものすごい規模の環境破壊だ。コンクリートの材料のことなど考えたこともなかった。あと、砂の採取を巡って殺人も起きているということが衝撃だった。
注目される環境問題とされない環境問題の違いはなんだろう。答えはいくつもあると思うけど、対処方法が分からないもの、対処するなら生活が犠牲になるものは取り上げられにくいように感じる。一般の人びとでも自分ごとにしやすく何かをやっていると感じやすいプラスチックごみの問題は取り上げやすい。取り上げやすい問題だけじゃなくて、どうしたらいいか解らない、解決の難しいけど破壊力のある問題にも注目する必要があると思う。

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