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Astro Imaging Diary2  gooブログにお引越し!

2005年から趣味の天体写真を通して感じたことなどを日記風にまとめています。

Waddi遠征(19)

2019-05-25 | 南天遠征
ηカリーナ星雲を中心に200mmで切り取ると、とても賑やかでカラフルな画になります。紅色の星雲を円形に取り巻くように広がる暗い領域、さらに外側には青白く輝きを増す銀河、その中に点在する赤や青の星雲、まさしく"南天の花街"。南天病に取り憑かれる方々の気持ちが分かるような.....
Nikon D810A、VR200mm/f2G F=2.8、Exp180sec 、ISO 1250(各フレーム)、Capture NXDでTIFF化した6枚をSIで加算平均、Photoshop CCで色調、コントラスト調整。

Waddi遠征(18)

2019-05-20 | 南天遠征
出目金星雲(NGC6334)と彼岸花星雲(NGC6357)。真っ黒な背景にぽっかりと朱色の星雲が浮かんでいるものとばかり思っていましたが、其々の背景に淡いガス状の物があることに気づきました。強調しすぎないようにオリジナルの色合いに忠実に処理してみました。

Nikon D810A、VR200mm/f2G F=2.8、Exp180sec 、ISO 1600(各フレーム)、Capture NXDでTIFF化した3枚をSIで加算し、DDP処理、Photoshop CCで色調、コントラスト調整。

Waddi遠征(17)

2019-05-18 | 南天遠征
ツアーメンバーのT.Tさんから勧められたNGC6188を処理してみました。Fighting Dragonの翼の拡がり感は出せても、ブロードバンドでは頭の部分までくっきりとと言う訳にはいきません。あれだけの透明度、空の暗さでも表現が難しい難物だと思います。彩度を上げ浮かび上がらせたいのですが、背景の星がとんでもない色になりますので、これくらいが限界かなと思っています。
Nikon D810A、VR200mm/f2G F=2.8、Exp180sec 、ISO 1600(各フレーム)、Capture NXDでTIFF化した4枚をSIで加算平均し、DDP処理、Photoshop CCで色調、コントラスト調整後、中央部4000×4000pixelを切り出し。


Waddi遠征(16)

2019-05-12 | 南天遠征
ω星団のド迫力を伝えたくて、200mmの画像からpixel等倍で切り出した2000×1500をupします。明るすぎて中心部が飽和してしまい、DDP処理でも救えませんでした。
Nikon D810A、VR200mm/f2G F=2.8、Exp180sec 、ISO 1250(各フレーム)、Capture NXDでTIFF化した7枚をSIで加算、DDP処理し、Photoshop CCで色調、コントラスト調整後、ピクセル等倍切り出し。

こちらは、ケンタウルス座A(NGC5128)とのコンビネーションです。四国でも条件が良い時は、そこそこに写りますが、以前撮った画像と見比べるとhttps://star.ap.teacup.com/hubble/61.html
電波銀河もωも、写っている大きさが明らかに違います。

Nikon D810A、VR200mm/f2G F=2.5、Exp180sec 、ISO 1600、Capture NXDでTIFF化した1枚をDDP処理し、Photoshop CCで色調、コントラスト調整。



Waddi遠征(15)

2019-05-09 | 南天遠征

コールサック(石炭袋)は、南十字の左側にある暗黒星雲で、肉眼でも天の川の明るさと対比し確認できます。ところが、写真に撮ると真っ暗と思っていた処に多くの星が写ってきます。点ノイズのように赤くポツンと写った天体は”Gum46”と名付けられているそうな。その他にも、NGC4755、 NGC4609、NGC4815、NGC5189も確認できますので、宝探しよろしくお楽しみください。 Nikon D810A、VR200mm/f2G F=2.8、Exp180sec 、ISO 1250(各フレーム)、Capture NXDでTIFF化した8枚をSIで加算し、Photoshop CCで色調、コントラスト調整。


Waddi遠征(14)

2019-05-06 | 南天遠征
さそり座付近の暗黒帯やアンタレス付近のカラフルなエリアをこんな感じに仕上げました。Waddiではさそり座は天頂近くを移動していきますので、寝っ転がらないと頸が痛くて全体を眺められません。また、国内では南斗六星として親しまれているいて座の星々、柄杓を伏せた形で刷り込まれていますので、南半球では見つけられません。それもそのはず、まさしく柄杓で水を掬おうとしているように見えなから昇ってくるのです。
ミルク・ディッパー(Milk Dipper)と呼ばれているらしいが、南半球では、Milky Wayを掬うひしゃくに見えたのでしょう。言い得て妙です。

Nikon D810A、SIGMA 40mm F1.4 DG HSM Art F=2.8、Exp120sec 、ISO 1600(各フレーム)、Capture NXDでTIFF化した8枚をSIで加算し、Photoshop CCで色調、コントラスト調整。

こちらは、天頂付近を通過するさそり座です。対角魚眼での撮影ですので14‐24mmとは趣が異なり、カメラを西に向けるとガバッと口を開けた天の川中心部が見慣れた構図と逆になって面白い画になります。

NikonD810A,8-15mmf3.5 15mm相当F=4.5、Exp.240sec、ISO1600(各フレーム)。Capture NXDでTIFF化した8枚をSIで加算しPhotoshop CCで色調、コントラスト調整。若干ピン甘なのでシャープ系処理を使用

Waddi遠征(13')

2019-05-05 | 南天遠征
先日のパノラマに再度チャレンジ。Photoshopのシームレスなコンポが上手く機能していないようなので、今回は西側と東側の2回に分け、それを再度合成するようにしました。人工衛星の写っていたコマも入れ替え、なんとか見れるようになったと思います。

Nikon D810A、SIGMA 40mm F1.4 DG HSM Art F=2.8、Exp120sec 、ISO 1600(各フレーム)、Capture NXDでTIFF化した7枚をPhotoshop CCでphotomergeでパノラマ化、色調、コントラスト調整。
原版はかなり大きなサイズで、仮想記憶メモリー容量が足りませんの警告が頻繁に.....
ガム星雲辺りから西ががすっきりと晴れて、おおいぬ、オリオン座まで早い時間に撮影できていたらと.....。チャンスは初日の夜だったような、後悔先に立たずです。

Waddi遠征(13)

2019-05-03 | 南天遠征
南天遠征で撮りたいと思ってた天の川のパノラマ、残念ながら上手く仕上げられませんでした。とりあえず繋がったというレベルで、バックグランドの色合いや明るさなど、調整のハードルが高く、周辺減光にはお手上げ状態です。
とりあえず、西はカノープス、ガム星雲、東はバンビ付近まで、国内では撮影し難いエリアを繋いでみました。薄雲がかかり、月明かりの影響もあり、処理が難しく、私のレベルではここまでのような......

このパノラマ撮影のため、K-astecさんのレポルビング装置に工夫をして、40mmの画角に対応するよう24度間隔で目盛りを印したものを持ち込み、回転軸を「銀の南極」へポイントさせるところまでは成功しましたが、その後、

雲に覆われたり、月明かりで西の空が撮れなかったりと散々な状態で消化不良状態です。それでも、遠征中の画像から探し、オリオンからいて座付近まで繋いでみたものがこちらです。

パノラマ撮影も円周魚眼の微速度動画も、すっきりと晴れた夜に、時間に余裕を持ちながらじっくりと撮ることがポイントなんでしょう。


Waddi遠征(12)

2019-05-02 | 南天遠征
サザンクロス(Southern Cross)を200mmの画角で撮ってみました。深夜のパース空港到着時に見えた、あの高度には驚かされました。南半球に来た実感がひしひしと.......。石垣島まで行って、かろうじて4星が水平線上に見えるか見えないかだったのに......
南側の星(アクルックス)は、今回の遠征では一番に覚えました。この星の銀緯はほぼゼロ、銀の赤道上にあるのです。望遠鏡の同期、ガイダーのキャリブレーション、天の川パノラマの基準星として大活躍です。

Nikon D810A、VR200mm/f2G F=2.5、Exp120sec 、ISO 1600、Capture NXDでTIFF化、Photoshop CCで色調、コントラスト調整。
追記2019/5/2 20:35 添付画像を調整済み分と入れ替えました。

もう一つのクロスは、ちょっと大きめの「ニセ十字」(False Cross)。撮影地では南十字の南とかニセ十字の西とか訳の分からない会話が飛び交います。南天初心者は却ってこんがらがってしまいました。Nikon D810A、SIGMA 40mm F1.4 DG HSM Art F=2.8、Exp120sec 、ISO 800(各フレーム)、Capture NXDでTIFF化した6枚をSIで加算し、Photoshop CCで色調、コントラスト調整。


Waddi遠征(11)

2019-05-01 | 南天遠征
Coalsackを中央に、南北に位置するケンタウルス、みなみじゅうじ、はえ、カメレオン座付近を40mmの画角に纏めました。電波銀河、ω星団、IC2944、無数の暗黒帯、ひと際目立つ"Dark Doodad"もきちんと写っていて、晴れない連休中、しげしげと眺めつつ、南天の思い出に浸っています。

Nikon D810A、SIGMA 40mm F1.4 DG HSM Art F=2.8、Exp120sec 、ISO 800(各フレーム)、Capture NXDでTIFF化した6枚をSIで加算、Photoshop CCで色調、コントラスト調整。