極軸合わせが肝のAM3赤道儀............、油断してると、じゃじゃ馬トルクでガイドグラフが暴れてしまいます。標準レンズでも星像を針で突いたような点像にするにはオートガイダーが必須なのではと考えています。オーソドックスに、サドル横にファインダー規格の純正シューを取り付け、ガイド鏡をセットすることにします。
極望が内蔵されないAM3ですので、ガイダー(兼)電子極軸望遠鏡と言った方が良いのかもしれません。このガイダーを使ってSharpCapのPolarAlighnmentで極軸を追い込まざるを得ないのですから......
この位置にオートガイダーをセットするため光学式極望(PF-LⅡ)はサドル上に取り付けなければならないのでした。ZWOに遊び心があるなら、RedCatイラストの「猫の目」のところに電子ファインダーのレンズを組み込んで欲しかったな(笑)
75mm幅アリガタと干渉しないだろうか、また、カメラ撮影用のアルカスイスクランプの大きな締め付けネジはサドルと干渉しないだろうかなどいろいろと心配しましたが、現物合わせの結果、この組み合わせが良さそうです。Redcat71はビクセン規格のアリガタ固定、L型ブラケットを取り付けたカメラで撮影する時はこのDP75-152+アルカスイスクランプを使用することを考えています。
真上からは...........こんな感じで、カメラ撮影時の左右のクリアランスも大丈夫のようです
この状態でDP75-152の中央に配置されているM8-35c.t.cタップ穴へアルカスイスクランプを付け替えることも可能となり、極めて使い勝手が良くなりました。縦位置に付け替えてレポルビング装置をセットすれば広角系のレンズで自由に星空を切り取ることができます。さらに良いことにガイダーはカメラアングルにかかわらず一定の角位置なので再度のキャリブレーションも必要なくなります。
コンパクトなkOWAのLM75レンズゆえ、AM3本体と干渉しないので、安心して自動導入できます。海外のサイトでは、AM5のトルクフルなモーターでぶつけてしまった失敗談が多く語られていますが、これなら大丈夫そうです。