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Astro Imaging Diary2  gooブログにお引越し!

2005年から趣味の天体写真を通して感じたことなどを日記風にまとめています。

ML8300メンテナンス

2019-12-26 | 冷却CCD
ML8300Mのメンテが漸く終わりました。シャッターブレードの動きが不安定で難儀してたんですが、TOMITAさんからの情報を頼りに原因がわかったようで、処置も終わりました。

シャッターモーターの画像ですが、躯体の横からイモネジで締め込まれ固定されています。イモネジの締め込み過ぎで、画像のようにモーター金物に凹みができていました。画像のテープがはがれているところが凹んでいます。
正常な締め込み具合だとこんな感じらしいです。
(画像提供 天文ハウス TOMITAさん)
ここに凹みがあることで、イモネジを強く締め込むとモーター全体が上方に浮き上がり、ブレードの開閉に干渉が出ます。逆に緩めすぎると、モーター自体の固定が解かれハウジングの中で回転するようになり動作がとても不安定になります。
対処法として、凹みの部分に薄膜の当て物をしてモーター金物の表面をフラット化しイモネジで固定しました。試行錯誤の結果、安定してシャッターが稼働するようになり一安心です。
冷却CCDの製造や価格が今後どうなるか分からない状況の中、とりあえずミドルサイズのモノクロチップが確保できました。手持ちの光学系のF値や収差などから考えてみると4~5μのミドルサイズがベストチョイスになるでしょう。CMOSはデジ一眼との能力差が良く分からないのが本音かな
FLIのマイクロラインをここまで分解した画像は見当たらなかったので、以下備忘録




追記  MLのシャッターブレードの交換はこんな感じだけど、コツがいりますよ
http://www.flicamera.com/microline/shutterRepair.html


星のソムリエ

2019-12-20 | まんのう天文台
星空案内人®の資格取得の一つ目のハードル、準案内人の資格をいただきました。星のソムリエになるための第一歩です。さらに幾つかの実技試験をクリアーすると、(準案内人)のただし書きが取れるそうです。
仕事が終わった後、瀬戸大橋を渡って通い続けた証です。倉敷科学センターの先生方、ボランティアスタッフの皆様、ありがとうございました。
正ソムリエ目指して、実技試験頑張ります。

CCD vs CMOS

2019-12-18 | 冷却CCD
ATIKさんのサイトでとても興味ある内容のビデオが公開されました。
さすがSteveさんと思える客観的な比較をされています。字幕付きなのでヒヤリングが苦手なオジサン達にも優しい解説となっています。
https://www.atik-cameras.com/news/video-ccd-cmos-calibration-files/
内容は、
In this video our CEO, Steve Chambers, explores and compares the differences between CCD and CMOS calibration files using on screen demonstrations. This video includes topics such as bias frames and the effect that CCD providing a more random distribution has. Additionally, Steve explains why glow is often seen around the edges of images taken with a CMOS camera whilst he also covers the extent of fixed pattern signal in CMOS images when compared to CCD images.

ミヤウチ

2019-12-17 | 望遠鏡
賞月観星で双眼鏡の面白さを思い出し、
押し入れから、保管していたミヤウチを取り出してみました。
カビやくもりは発生していないようで安心しました。

街中でも10cmの威力でそこそこ見えますが、
光害のない暗い山の上なんかで覗くと、圧巻です。
デジタル機器の進歩から、撮影地では仮眠しているばかりでしたが、遠征のお伴として、星空案内の実技練習といったところでしょうか


この双眼鏡で2035年の皆既日食のコロナを眺めるのが夢なんだけど........