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Astro Imaging Diary2  gooブログにお引越し!

2005年から趣味の天体写真を通して感じたことなどを日記風にまとめています。

Waddi2025-4_C/2024G3彗星を追いかけて

2025-02-02 | 南天遠征

近日点を無事通過したC/2024G3を西豪で楽しめると思っていたのですが、夕空に姿を現した彗星はあまりにも小さく期待していた程ではありませんでした。

到着日の夕方(1/17)も撮影したのですが40mmレンズでは迫力が無かったので、1/18夕はRedCat71で撮影しました。

AM3のハンドコントローラの"Tマーク"の赤照明が消えるトラブル(恒星時駆動がストップ)に見舞われましたが、何とか見られる画像が撮影できました。20:27(LST)撮影

AM3+RedCat71+D810A   ISO800 Exp.3sec

翌19日はZ6Ⅱ+Sigma40mmを ポラリエUに載せ特徴的な尾の姿を捉えようとしましたが、今度はポラリエUの恒星時駆動に問題が......間延びした恒星像が虚しい。写したかった尾の先端は雲の中だし..........

 

恒星時駆動しなかった原因はUSB_C-Cコードのようで、USB_A-Cコードに変更すると何故かモーターがしっかりと駆動   20:31(LST)撮影

ポラリエU+Sigma40mm+Z6Ⅱ   絞りF=2.5 ISO1,250 Exp.10sec

核が崩壊したらしいとの報告があるものの、太陽との離隔がとれるようになると、どんどん立派な尾が写るようになってきた。 画像は1/27夕撮影 肉眼でも広がった尾がフォーマルハウトまで伸びていることが確認できるほど

ポラリエU+Sigma40mm+D810A    20:47~20:54の多段階露光6枚を加算   絞りF=1.4~2.2 ISO1,250 Exp.10~60sec

晴れた夜にはいっぱい撮影しましたので、その夜の思い出として掲載します。サイズは少し小さくしています

1月26日  20:45 Sigma40mm+D810A   ISO1,250 f=2.2 Exp.30secポラリエU追尾  

1月27日  20:52 Sigma40mm+D810A  ISO1,250 f=1.4 Exp.30secポラリエU追尾

1月27日  21:10 Sigma40mm+D810A   ISO1,250 f=1.4 Exp.20sec ポラリエU追尾

1月29日  20:52~53 Sigma40mm+Z6Ⅱ   ISO AUTO f=2.2 Exp.5sec × 16枚

帰国前夜のC/2024G3、いよいよこの彗星ともお別れです。タイムラプス動画の中から16コマ抜き出してコンポジット


Waddi2025-3_ガム星雲

2025-02-02 | 南天遠征

今回は、前回の遠征で撮れなかった対象を撮ること

そのうちの一つがガム星雲の全景。Sigma40mm+D810Aの一枚画像の色調を整えたものです。これからRAWデータを処理して全体像を浮かび出せたらと思っています。

RAW画像を10枚撮影してましたので、Capture NX-DでTIFF化した10枚を加算し、色調を整えてみました ノ-フィルターだと淡くしか表現できず強調するとザラザラするし難しいです。全体像はそれとなく分かるのではないでしょうか......。NIKON1957さん https://ishizuchi1957.asablo.jp/blog/2019/05/14/9072358  のように上手には処理できませんでした

2025.02.07 処理が控えめな画像に差し替えました

2025.01.24 Sigma40mm+D810A   ISO1,250  f/2.8 Exp.180sec ×10枚


Waddi2025-2_桃色インコ

2025-02-01 | 南天遠征

モモイロインコ(学名:Eolophus roseicapilla)は、オウム目オウム科に分類される鳥の一種。wikipediaより

ロッジ前の水道に毎朝、夕、水飲みにやってくる。モモイロインコが飲み終えると、緑のインコの順番。この順番は毎日変わらない。緑色に同情してしまう

 

RedCat71+D810Aの組み合わせで撮ってみました


Waddi2025-1_AM3、Waddiの地に

2025-02-01 | 南天遠征

C/2024G3がらみで、再びWaddiへ

今回の滞在は2週間とかなり長かったです。預け荷物重量制限の関係から軽量のAM3を 持ち込んだわけですがその間の使用感を備忘録として残します。

こんな感じで10日間ほど牧場に放置していましたが、40℃を越える外気温、突然の雨、突風などがあり、ヘッド部を3回ほど室内に戻して再設置を繰り返しました。

1番心配していた南天の極軸合わせ、お勧めの方法は"SharpCap"によるpolar alighnです。極軸高度は日本国内で事前に合わせておいたので方位の調整がメインとなります。これくらいだろうと設置していましたが"SharpCap"が指示するのは「7.1°Right」!!何とこんなにずれていたのかと思う程でも、きちんと修正方位、高度を指示してくれました。

前回のWaddi遠征で使ったPole masterも持って行ったのですが、出番はなく"SharpCap"によるpolar alighnだけで十分でした。導入はガイドカメラとして使用している75mm+QHY5LⅡ、サドルプレート横のファインダーシュー部に取り付けます

ポラリエU用の極軸望遠鏡PF-Lはwaddiの空だと、はちぶんぎ座の3星を含む台形やひげのあるσ星を確認できますので簡単な極軸合わせ用として十分に使えます。しかしながら、このPF-Lやポールマスターを使わずとも、"SharpCap"によるpolar alighnで極限まで追い込んでいけます。

こちらが最終日前日に現地で追い込んだ時のモニターの画像です


皆既日食がライブで見れるかも

2023-04-09 | 南天遠征

4月20日に起きる金環皆既食。西オーストラリアへの遠征を楽しみにしていたのですが、家庭の事情から諦めました。活発な太陽のプロミネンスと相まって,月と太陽の見かけの大きさから、黒い太陽の全周に真っ赤なプロミネンスが見えるだろうと予想しています。

残念に思っていましたが、天文リフレクションズの山口さんが、エクスマウスより、なんとSTARLINK衛星による生配信!を行っていただけるようで、絶対に見逃せません

4.20 オーストラリア皆既日食ライブ配信 - YouTube


くまもんイラスト

2020-04-23 | 南天遠征
新型コロナウイルス感染防止対策啓発用のくまモンのイラストが公開されています。
https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_32123.html
自粛ムードで閉塞感の漂う世の中を、なごませてくれます。
熊本県のHPより引用しています、
©2010熊本県くまモン

利用方法については、
 通常、くまモンのイラストをご利用いただく場合は「くまモン利用申請」の手続きを経て許諾を得ていただく必要がありますが、今回作成したイラストを、新型コロナウイルスの感染防止対策の普及啓発に利用する場合は、特例措置として届出制(許諾不要)とします。
とされるなど、神対応となっています。熊本県さん、ありがとうございます。
政府が長ったらしい役所言葉を書き綴るより、くまモンが訴えるほうが、遥かに効果があると思いますが...。

魚眼用ヒーター

2020-04-06 | 南天遠征
K-astecさんの魚眼用ヒーターが届きました。いつもながら丁寧な仕上げはお見事で寸分の狂いもありません。天リフさんで紹介された昨年の西豪遠征時のタイムラプスでは、
<ahref="http://reflexions.jp/tenref/gallery/2019/04/17/6166/">http://reflexions.jp/tenref/gallery/2019/04/17/6166/
結露にかなり悩まされたのですが、このヒーターがあれば鬼に金棒です。次回のリベンジにご期待を......

接続はモバイルバッテリー→分岐ケーブル→ヒーターとなります。USB出力で十分な温かさを感じますので大丈夫でしょう

気にしていたヒーターによる写野のケラレ(映り込み)ですが、対角魚眼時の15mmはこんな感じでOK!!。

円周魚眼時の8mmはこんな感じで、ジャスト!!。
ズームリングの10mmあたりで、レンズ外縁押え金物がヒーター上面より沈み込みますが、10mmはまず使わないので大丈夫です。
モバイルバッテリーからの並列接続では、5.12V,0.69Aとなっています。

4月の遠征、取り止め

2020-03-23 | 南天遠征
楽しみにしていた4月の西豪遠征が取り止めになりました。
コロナウィルスの蔓延のため、入国規制や航空機の欠航など考えられない事態になりました。
ということで、2月の初めから組み立てて馴らし運転や導入シュミレーションしていた遠征用の赤道儀を片付けました。
あーぁ、今度はいつ行けるんだろうか?


コンパクトなカーボン三脚

2019-10-28 | 南天遠征
軽量かつコンパクトなカーボン三脚をY編集長に相談したところ、紹介されたのがLeofoto!!
メーカーサイトには、いろんなタイプが掲載されていまして、悩んだ末に、こちらを選びました。
Leofoto LS-284C!!
センターポールが無いため収納時の外径がとてもスリムになります。(メーカーサイトの写真から)


このため、K-astecさんのPTP-C2三脚を折りたたんだ内部の空間にすっぽりと納まり、一石二鳥です。

緩衝材を挟み込んだりすることを考えると、ワンランク上のLS324Cでは、上手く収まったかどうか???

重量的には1.1Kgと超軽量とは言えませんが、長時間露光のタイムラプスには、最低でも28mm径が必要と思っていますので、重さには目を瞑りました。手持ちの自由雲台を取り付けたところです。
うーん、開脚角度がすこし狭くないか..........

付属品も多数完備し、立派なケースも付いていますので、コスパは良いです。(メーカーサイトの写真から)


Waddi遠征(20)

2019-05-29 | 南天遠征
ηカリーナ星雲をDXクロップで撮影したデータを処理しました。ツアー同行者からはトリミングとどこが違うの??と聞かれ返答に困ったのですが、実際に画像処理してみて、周辺減光処理や周辺星像の劣化に悩まされずにストレスなく作品に仕上げられる点がメリットだと思いました。逆に、星像が肥大しシャープさが失われてしまうことがデメリットになります。西豪遠征で初めてDXクロップを試しましたが、重量制限の厳しい海外遠征ではなかなか有効な撮影方法だと感じました。ただし、ガイド、ピント精度は拡大率分ハードルが上がります。

Nikon D810A、VR200mm/f2G F=2.8、DXクロップ(300mm/F=2.8相当)、Exp180sec 、ISO 1250(各フレーム)、Capture NXDでTIFF化した8枚をSIで加算平均、DDPしPhotoshop CCで色調、コントラスト調整。