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Astro Imaging Diary2  gooブログにお引越し!

2005年から趣味の天体写真を通して感じたことなどを日記風にまとめています。

ピクセルマッピング

2025-06-20 | 冷却CCD

ようやく時間が取れたので、ステライメージ10に実装されたピクセルマッピングを試してみました。

といっても16枚のダーク画像(300秒露光)からのピクセル解析を行っただけなんですが..........

画像の赤く表示されたところにあるピクセルの数が20544個と云うことでしょうか

これらのピクセルを無効化するfitファイルが出来上がりました

ノイズに泣かされたQHY294MMpro、普通に使えるカメラになってほしいものです

追記

ところで、294カメラで盛大に出ているアンプグローは、このグラフではどの位置にプロットされているのだろうか???アンプグローを消すためにもダーク補正が必要なわけで.......

 

 


294Mその後

2021-03-14 | 冷却CCD
First Lightから悩まされていた課題に少しずつ対応しています。
スケアリングの問題は、ほぼ解決したようです。
画像は、光軸が信頼できるApo-Sonnar T* 2/135を使っています。
Dither guidingもMaxIMDLとPHD2 Guidingの連携が上手できました。
薄雲が通過しコンポジット画像として5枚しか使えませんでしたが、
背景や淡い部分にノイズが目立たないようにする撮像方法、処理方法が分かりかけてきました。解決の糸口が.....


QHY294M-PRO Standard 11.6mega pixel Mode Gain1600 Offset15
Ha 600sec*5frames composite(sum) 135mm F/3.5

QHY294MPro

2021-02-11 | 冷却CCD
遅ればせながら、冷却CMOS機を導入しました。
First Lightの撮像は順調に終えましたが、その後の画像処理でつまづき、ようやくお見せできるところまでたどり着きました。
Z61+Reducer +Haフィルター、300sec、16frames Composite
ノイズを目立たせないため、1/2にリサイズしています(笑)。

次のステップはスケアリング調整かぁ....
面倒くさいなぁ

IC410

2020-11-18 | 冷却CCD
先日のQHY5Ⅲ290Cの画像では分かりづらかったので、焦点距離を伸ばしてみました。どこを以てドクロと称するのか、釈然としませんが、それとなく雰囲気は伝わってきそうです。
ε160、ML8300M 2*2binning 300sec*10frames、LPS-V4使用
ドクロというか毒マスクのように感じますが如何でしょうか?

QHY5III290Cで遊ぶ

2020-11-11 | 冷却CCD
火星も遠ざかり働き場を失ったQHY5III290Cで遊んでみました。LiveStackを試したいこともあり、光害のある自宅で撮影してみました。135mm+Cマウントアダプターを介して1対象20分くらいの露光です。
サムネイル画像としてなら見られますが、1枚1枚をじっくり見るとやっぱり粗い描写です。電視観望に使うにはこのチップサイズでは解像感が感じられません。観望会でこんなの見せられても、お客さんはあまり喜ばないのではないかな


新年おめでとうございます

2020-01-05 | 冷却CCD
遅れ馳せながら新年おめでとうございます。

年末から家族の看護でバタバタしていて、お正月休みも病院通いです。皆さんから戴いた年賀状を拝見し、ようやく、新年を迎えたことを実感したところです。
友人たちからの年賀には、素晴らしい写真に、星空のこと、山登りのこと、初孫のこと、健康のこと、退職のことなどが書き添えられ、みんな還暦世代なんだなと感じてしまいました。
全国に散らばっている大学時代の友人や天文仲間の皆さんの顔を思い浮かべながら、今日くらいはゆっくりと正月気分を味わうことにします。

ML8300メンテナンス

2019-12-26 | 冷却CCD
ML8300Mのメンテが漸く終わりました。シャッターブレードの動きが不安定で難儀してたんですが、TOMITAさんからの情報を頼りに原因がわかったようで、処置も終わりました。

シャッターモーターの画像ですが、躯体の横からイモネジで締め込まれ固定されています。イモネジの締め込み過ぎで、画像のようにモーター金物に凹みができていました。画像のテープがはがれているところが凹んでいます。
正常な締め込み具合だとこんな感じらしいです。
(画像提供 天文ハウス TOMITAさん)
ここに凹みがあることで、イモネジを強く締め込むとモーター全体が上方に浮き上がり、ブレードの開閉に干渉が出ます。逆に緩めすぎると、モーター自体の固定が解かれハウジングの中で回転するようになり動作がとても不安定になります。
対処法として、凹みの部分に薄膜の当て物をしてモーター金物の表面をフラット化しイモネジで固定しました。試行錯誤の結果、安定してシャッターが稼働するようになり一安心です。
冷却CCDの製造や価格が今後どうなるか分からない状況の中、とりあえずミドルサイズのモノクロチップが確保できました。手持ちの光学系のF値や収差などから考えてみると4~5μのミドルサイズがベストチョイスになるでしょう。CMOSはデジ一眼との能力差が良く分からないのが本音かな
FLIのマイクロラインをここまで分解した画像は見当たらなかったので、以下備忘録




追記  MLのシャッターブレードの交換はこんな感じだけど、コツがいりますよ
http://www.flicamera.com/microline/shutterRepair.html


CCD vs CMOS

2019-12-18 | 冷却CCD
ATIKさんのサイトでとても興味ある内容のビデオが公開されました。
さすがSteveさんと思える客観的な比較をされています。字幕付きなのでヒヤリングが苦手なオジサン達にも優しい解説となっています。
https://www.atik-cameras.com/news/video-ccd-cmos-calibration-files/
内容は、
In this video our CEO, Steve Chambers, explores and compares the differences between CCD and CMOS calibration files using on screen demonstrations. This video includes topics such as bias frames and the effect that CCD providing a more random distribution has. Additionally, Steve explains why glow is often seen around the edges of images taken with a CMOS camera whilst he also covers the extent of fixed pattern signal in CMOS images when compared to CCD images.