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DAZN観戦 2019年J1参入プレーオフ2回戦 徳島ヴォルティスvsモンテディオ山形

2019-12-12 09:04:04 | サッカー視聴記(2020年以前)

<徳島スタメン> フォーメーション 3-4-2-1
GK 梶川
DF 石井 ヨルディ・バイス 内田裕
MF 田向 小西 岩尾 島屋
   野村 鈴木徳
FW 河田

<山形スタメン> フォーメーション 3-4-2-1
GK 櫛引
DF 熊本 栗山 松本
MF 柳 中村 本田 山田
   坂元 井出
FW 山岸

1回戦・甲府戦で渡井が負傷退場した徳島、その際にシフトした「シャドー鈴木徳真・ボランチ小西」を継続。
また前節コンディション不良でベンチから外れた杉本が復帰したものの、スタメンは上記以外に変更無く挑む。
サブにはその杉本はじめ、押谷・清武・藤田・表原と駒が揃う。

長距離アウェイとなった山形、1トップの大槻がベンチにも入れず、代役になるであろうジェフェルソン・バイアーノも不在。
代わってベンチに入ったのが今季リーグ戦未出場の新人・高橋と、アクシデントを予感させられる布陣を強いられた。
1回戦・大宮戦で途中出場で結果を出した山岸を頂点に据える事で代用、その他は不動。
こうなるとサブも手薄だが、流れを変えられそうなのは南・高木辺りか。

試合開始
最低でも1点獲らなければならない山形、序盤から果敢にチャンスを作る。
また風が強く、山形がコイントスで風上を取ったのも影響したか。
前半1分 山形・井出がボレーシュート
敵陣の右サイドで山岸がボールを奪ってクロス、これに合わせた井出。
電撃作戦成功か、と思われたシュートはGK梶川に阻まれて先制ならず。
5分頃までは山形ペースだったが、以降は徳島が押し戻す。
とりわけこの日は1回戦であまり目立たなかった内田裕斗が、序盤から突破力を見せつける展開になる。
前半9分 徳島・島屋がボレーシュート
ゴールキックを跳ね返され、それを田向が拾ってからの攻撃。
右に流れていた河田がパスを受け取り、そのままクロスを上げるとファーサイドで島屋が合わせるも、ジャストミートはせずあっさりGK櫛引がキャッチした。
前半14分 徳島・岩尾がヘディングシュート
コーナーキックからのヘディング。
このCKを奪ったのは内田裕のドリブルからで、最初は左ハーフレーンぐらいで前進を見せた内田裕。
その後パスワークから右サイドにボールが渡ると、内田裕はそこに出張ってパスを貰いそのままドリブル(その後野村にパス→クロスがブロックされCKに)と、逆サイドでも飛躍する内田裕が印象に残った。
一方反撃したい山形は、この時間ロングボールを多用するも攻め込めず。
前半18分 徳島・野村がミドルシュート
しかし徳島も、この日はいつもよりボールキープの割合が少ないシンプルな攻撃が目立つ。
ここはゴールキックから、右サイドで田向が頭で受けて収めてからのチャンスをシュートに繋げる。
同点ならば勝ち抜けという状況からか、カウンター気味に心理状態がシフトしていたのだろうか。
前半21分 山形・熊本がクロス気味のシュート?
前半25分 山形・熊本がミドルシュート
そうなると山形はボールを持たされる展開を作られるのは必然で、不得手なはずのポゼッションでの攻撃を余儀なくされる事多々。
10分程山形のターンが続き、徳島にボールを前に運ばせる事無く分厚い攻撃を仕掛ける。
センターバックの松本・熊本も高い位置を取り、それが熊本のシュートに繋がるものの、逆に前線のメンバーは徳島の守備の固さもありどん詰まり気味に。
前半32分 徳島・島屋がシュート
徳島の反撃、右からのスローインから逆サイドへ展開し、島屋・野村の2人でチャンスを作る。
野村の股抜きスルーパスで島屋がエリア内に抜け出し、シュートもGK櫛引が防ぐ。
命拾いした山形、直後は徳島の最終ラインでのパス回しにプレスを掛け、際どいパスを誘発させるもショートカウンターには繋げられず。
前半35分 山形・柳がヘディングシュート
CKからのヘディングシュート、ゴール右に外れた。
前半37分 徳島・野村がシュート
前半38分 徳島・河田がヘディングシュート
徳島もCKから二連撃、最初はキッカー野村のクロスが跳ね返された後、自ら拾ってカットインからシュートする。
GK櫛引に防がれて2本目、今度はクロスからのヘディングシュート。(左に外れる)
前半40分 山形・井出がボレーシュート
これもCKからで、バイスが珍しくクリアをしくじり(頭に掠って後方へ)、ファーサイドで井出が撃つも枠には飛ばず。
前半41分 徳島・田向がシュート
前半42分 徳島・鈴木徳がボレーシュート 直後鈴木徳がシュート
田向のシュートがブロックされ、CKへ逃げられてからの攻撃。
キッカー野村はエリア内へ上げると見せかけ、エリア手前へとクロス。
これを鈴木徳がボレーシュート、ブロックされたボールをさらに鈴木徳がシュートするも、これもDFに当たって再びCKに。
しかし次のCK、得たのは遅延行為による野村への警告だけだった。
前半AT 徳島・河田がシュート
それでも野村の躍動は止まず、島屋のロングボールを高く足を上げて収め、その後スルーパス。
走り込んだ鈴木徳から河田に渡ってシュートに繋ぐが、決められず。
前半終了
後半前 山形 柳→三鬼に交代
早くも動いてきた山形サイドだが、放送によると柳の小破による交代らしい。
後半開始
前半とは逆に風下の山形、それでも点を獲りにいく姿勢は変えられず。
立ち上がりはセットプレーの応酬、山形はCKの際キッカーに中村・坂元の2人を立たせるトリックプレーを見せるも、結果には繋がらず。
後半5分 山形・坂元がシュート
ロングパスを受けた坂元、ドリブルで持ち込んでそのままエリア手前からシュート。
しかしGK梶川の正面に終わる。
7分、山形は後方でパスを繋いでからじっくりと攻めたのち、中村がスルーパスを出すも繋がらず。
遅攻も使う事で攻撃に人数を掛けてという姿勢が見られたが、結果的にこれが自身の首を絞めてしまう事に。
後半8分 徳島先制 河田がシュート 1-0
直後の徳島のゴールキック、山形が跳ね返すも田向に拾われ、彼のパスを受けた野村は2タッチで前方へスルーパス。
すると前掛かりになっていた山形ディフェンスは裏を取られ、抜け出した河田がGKと一対一になってしまい、河田はエリア内に入った所でループシュート。
流石のGK櫛引もどうする事も出来ず、先制点は徳島に入った。
後半11分 山形 山田→南に交代
早くも2枚目の交代カードを切った山形、この後4バックにシフト。(CBは栗山と熊本、右SBは三鬼・左SBは松本)
後半12分 山形・井出がシュート その後山岸がシュート
その効果が現れたか、2本シュートを重ねる山形。
しかしそれも束の間、再びのアクシデントで流れが止まってしまう。
松本が徳島・田向と接触すると、松本は起き上がれず担架で運ばれ、左SBに穴が開いてしまう事態に。
後半17分 徳島・岩尾がミドルシュート
3枚目の交代を用意している間も容赦無く試合は進み、徳島がその隙に攻撃。
尚この間中村が左SBを埋める。
後半18分 山形 松本→高木に交代
最後の交代はFWの高木で、彼を前線に入れる代わりに左SBには坂元が回るが、後に(30分頃から?)井出が回り坂元は右サイドハーフへ。
最終ラインも高めにしてコンパクトな布陣で攻め上がるものの、堅い守備の前にシュートまで持ち込めない山形。
逆に23分に徳島のカウンター、内田裕縦パス→野村収めた後スルーパスという流れで、再び河田が抜け出すピンチを招いてしまう。(ここはエリア内で戻った栗山・熊本が何とか防ぐ)
後半28分 徳島 河田→押谷に交代
早くも押谷を投入した徳島、前線での追い回しでピンチの数を減らしにかかる。
しかし30分、山形は左サイドでパス回しの後、南が山岸とワンツーでエリア内に進入する。
シュート体勢に入るも田向のディフェンスで撃てず、倒れてその後反則を主張するもPKは無し。
後半34分 山形・高木がシュート
エリア付近での細かいパス回しからのシュートだったが、徳島のブロックは固く防がれる。
後半34分 徳島 島屋→杉本に交代
この交代を境に、再び徳島は攻撃で良い形を作り始める。
後半36分 徳島・杉本がシュート
岩尾の左サイド奥へのロングパス一本から好機、受けた杉本は対面の三鬼に対してフェイントを仕掛けながらカットイン。
そしてエリア内に進入してシュートもブロックされ、野村の足元にボールが転がるも撃てず。
その後も杉本のいる左サイドから攻撃する徳島、41分には最後列(GK梶川)からのビルドアップで内田裕が、縦パス→押谷収めた後のパスを受ける→中央に向かってドリブルと跳梁。(その後杉本が奥でカットインを仕掛けるもシュートまではいけず)
いよいよ窮地に立たされた山形は、栗山を前線に上げるパワープレイ体制へ。
後半43分 山形・中村がFKを直接シュート
そのパワープレイが実り、ロングボールを受けようとした栗山がバイスに倒されて反則。
ゴール正面・エリアからすぐ手前という絶好の位置で、当然中村は直接狙う体制。
対する徳島、壁だけでは無く岡山戦で功奏した「ゴール前に人を立たせる」という、二重・三重の守備体制を取り徹底抗戦。
そして中村のキックが放たれたが、ボールは僅かにバーの上に外れた。
後半44分 徳島・鈴木徳がミドルシュート
この試合で定番化しつつある、右サイドの田向に当てるゴールキックからの徳島の攻撃。
落とされたボールを野村がダイレクトで左へサイドチェンジ、受けた杉本が仕掛けてクロスという早い攻撃で翻弄。
エリア内にこぼれたボールを押谷が落とし、走り込んだ鈴木徳がシュートするも山形・三鬼の足に当たり際どく外れる。
後半AT 徳島 野村→清武に交代
時間稼ぎの交代か、清武は右ウイングバックに入り、田向がボランチ?に。
後半AT 山形・高木がシュート
パワープレイ故、ひたすらロングボールを放り込むだけの山形の攻撃。
この場面は山岸が落としたボールを南が繋ぎ、高木のシュートに繋げたもののブロックに阻まれる。
どうしても徳島の守備を破れない。
後半AT 徳島・清武がFKを直接シュート
清武が田向のパスを受けて前進、幅の大きいドリブルで熊本をかわそうとした所をオブストラクションを受けて倒れてのFK。(熊本に警告)
かなり遠目だったが直接狙い、限られた時間でアピールしようという風に映った清武。
最後は山形がロングボールを上げようとした所を押谷がブロック、ルーズボールになった所で審判の笛が鳴った。
試合終了 1-0 徳島勝利

決定戦進出を決めた徳島、この日は自慢のポゼッションスタイルはあまり見られず、支配率では46-54と山形を下回りました。
しかしそれが「俺達はボール支配だけじゃあないぜ」というメッセージにも映り、引き分けOKの立場を存分に生かしての立ち回りを展開。
後半前掛かりになる山形に対しカウンターで先制点を獲得、その後は山形の攻撃をいなしつつ、選手交代で流れを作り直すという具合に完璧な試合運びでした。
山形は善戦したものの、駒落ち・アクシデントと負の要素を跳ね返す事は出来ず。
後日木山隆之監督の退任も発表されるなど、やり切ったものの及ばずという結果に終わりました。


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