WBA・WBC・IBF・WBOスーパーバンタム級タイトルマッチ
王者:井上尚弥 vs 挑戦者:ルイス・ネリ
結果:井上6RTKO勝ち
■分析~井上の場合~
ギタリストに興ざめ。
shutdownを何とか堪えた。
1発目の空振りの右フックは肩の筋肉を柔らかく使い、スピードもあり、ウェイトも乗り、放物線を描き
まるでシュガーレイ・レナードのような打ち方。
1Rダウンは油断、ミステイク、想定外ではなく、瞬間的予想外と言うべきか。
食ってから 「 しまった! 」 て感じ。
メンタル、フィジカルともにダメージあり。
詰められた時、相手に右パンチが多彩だったならばもっと大きなトラブルになったかも。
もっとも相手にそれが無いことは想定内だっただろうが。
2Rテイクダウンは左フック。
オスカー・デラホーヤ vs アイク・クォーティの6R、最初にデラホーヤが左フックでダウンとり、
直後にクォーティが左フックでダウンとったがダメージはデラホーヤが大きかった。
ラウンド、順は逆だがそれに通ずる。
ダメージを回復させる能力は共に前者にあったようだ。
井上はダウン食ってからやけにハイテンションだったが、それはアドレナリンがポジティブに作用していたのだろう。
zoneに入り、食っても効かない。 ( 数時間後に効いたりするが )
2度目のテイクダウンはロープを背に、ミドルの左フックからウィービングしてタメの態勢を作りショートの左フック。
ショートのは脇が閉まって腕力も利いて強烈なパンチ。
相手の右グローブを左手で上から叩き落とすのはウラディミール・クリチコがクリス・バードに対して行ったもの。
意外にvsサウスポーには有効。
6Rフィニッシュ前から右ボディストレートで下を意識させ顔面への右ストレート。
左右違えど、vsフルトン同様に戦略的、戦術的なテクニック。
勝利者インタビューのハイテンションぶりに 「 ボクシングは麻薬 」 のフレーズを思い出した。
■分析~ネリの場合~
どっしりとしたスタンスで連打するイメージはあったが
スゥ~と立ち、軸の回転で左フックを巻き込むような打ち方。
テイクダウンのそれよりも、その数秒前に空振りしたパンチの方がキレがあった。
ていうかヤバいくらいのキレだったぞ。
相手も一瞬硬直したように見えた。
左パンチの破壊力は常に持っていたが、ヒットさせるための伏線が意外に少なかった。
それは右パンチ。
回転上がって連打する時は良いが、その展開をなかなか作れない。
トレーニングでのミット打ちで見せていたジャブ4連打は試合でどのような効果を見せるのか期待していたが見せずじまい。
前足踏んだり、ロー打ったりしなかったのはクリーンで良かったが、ちと優等生すぎたか。
帰りの道中、多くの観客に握手を求められていたが 「 優等生も悪くない。大金も貰ったし 」 てな。
王者:井上尚弥 vs 挑戦者:ルイス・ネリ
結果:井上6RTKO勝ち
■分析~井上の場合~
ギタリストに興ざめ。
shutdownを何とか堪えた。
1発目の空振りの右フックは肩の筋肉を柔らかく使い、スピードもあり、ウェイトも乗り、放物線を描き
まるでシュガーレイ・レナードのような打ち方。
1Rダウンは油断、ミステイク、想定外ではなく、瞬間的予想外と言うべきか。
食ってから 「 しまった! 」 て感じ。
メンタル、フィジカルともにダメージあり。
詰められた時、相手に右パンチが多彩だったならばもっと大きなトラブルになったかも。
もっとも相手にそれが無いことは想定内だっただろうが。
2Rテイクダウンは左フック。
オスカー・デラホーヤ vs アイク・クォーティの6R、最初にデラホーヤが左フックでダウンとり、
直後にクォーティが左フックでダウンとったがダメージはデラホーヤが大きかった。
ラウンド、順は逆だがそれに通ずる。
ダメージを回復させる能力は共に前者にあったようだ。
井上はダウン食ってからやけにハイテンションだったが、それはアドレナリンがポジティブに作用していたのだろう。
zoneに入り、食っても効かない。 ( 数時間後に効いたりするが )
2度目のテイクダウンはロープを背に、ミドルの左フックからウィービングしてタメの態勢を作りショートの左フック。
ショートのは脇が閉まって腕力も利いて強烈なパンチ。
相手の右グローブを左手で上から叩き落とすのはウラディミール・クリチコがクリス・バードに対して行ったもの。
意外にvsサウスポーには有効。
6Rフィニッシュ前から右ボディストレートで下を意識させ顔面への右ストレート。
左右違えど、vsフルトン同様に戦略的、戦術的なテクニック。
勝利者インタビューのハイテンションぶりに 「 ボクシングは麻薬 」 のフレーズを思い出した。
■分析~ネリの場合~
どっしりとしたスタンスで連打するイメージはあったが
スゥ~と立ち、軸の回転で左フックを巻き込むような打ち方。
テイクダウンのそれよりも、その数秒前に空振りしたパンチの方がキレがあった。
ていうかヤバいくらいのキレだったぞ。
相手も一瞬硬直したように見えた。
左パンチの破壊力は常に持っていたが、ヒットさせるための伏線が意外に少なかった。
それは右パンチ。
回転上がって連打する時は良いが、その展開をなかなか作れない。
トレーニングでのミット打ちで見せていたジャブ4連打は試合でどのような効果を見せるのか期待していたが見せずじまい。
前足踏んだり、ロー打ったりしなかったのはクリーンで良かったが、ちと優等生すぎたか。
帰りの道中、多くの観客に握手を求められていたが 「 優等生も悪くない。大金も貰ったし 」 てな。