王者:ディミトリー・ピログ vs 挑戦者:石田順裕
試合予想:ピログ判定勝ち
沢木耕太郎著の ” 一瞬の夏 ” の一文に沢木氏が工面し、カシアス内藤をOPBFに挑戦させる話を
聞いた放送ディレクターが 「 震える様な話だなぁ 」 と呟いた、とあるが、
その言葉を借りるならば、石田のこの試合、更にはその生き様には震える様な感銘を受ける。
本人も充実感と高揚感に燃え上がっている事だろう。
しかし、この王者は難攻だ。
ナチュラルなM級でどの距離にも対応し、独特のリズムがあり、攻撃パターンは予想がつかず、
能力を隠し持った雰囲気もある。
P・ウィリアムスは恐怖のパニッシャーだったが、ディフェンスに難があるので隙は見いだせたが、
今回はそれが見つからない。
展開としてはボックスが続く中、挑戦者が前に出る機会が多くなり、王者はその動きを見ながら
攻撃時は一気に連打するメリハリのボクシングをするのではないか。
挑戦者が其々のRを明確に取る事は難しいだろう。
ダウン取る位のパンチを入れる事も難しいだろう。
もしも一瞬効かせたとしても追撃は難しいだろう。
そして終了のゴングを聞く。
計量後の食事は大丈夫だろうか?
モスクワのレストランに日本人の口に合うステーキとかあるのかな?
ボルシチとピロシキだけでは満足出来ないだろうし。
また、カミさんも流石にモスクワには行けないだろうなあ。
心身共にコンディションは仕上げてほしい。
まあ、もしも負けたとしても契約の2試合残るからね。
かまちょ