Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~三浦隆司 vs ダンテ・ハルドン~

2014年01月07日 | BOXING

WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ
王者:三浦隆司 vs 挑戦者:ダンテ・ハルドン
試合結果:三浦9RTKO勝ち

●所見~三浦の場合~
後脚にバランスを置き気味で左踵をべったりとキャンパスに付けたスタンスからの左はスピードが
有る訳で無く、寧ろ初動はスローに見えるがヒットする。
相手に言わせれば 「 予想以上に伸びて来た 」 て所だろうが
管理人は相変わらず何故この選手の左が簡単にヒットするのか判ら無い。
スパーでもすれば判るか。
帝拳に道場破りでも行こうかな。
Just jocking.

4Rコーナーで左右フック連打はまるでJ・フォアマンがK・ノートン、JK・ローマンらを薙倒した攻撃を
見る様だった。
相手にショートの左フックでも合わせられたら回転しながらダウンする光景が目に浮かぶが
意を決して迷い無く攻撃しているので優位性は攻撃側にある。
また、あの攻撃はコーナーに限定して行っていたが
相手としてはロープを背にする場合と違い、コーナーを背にするとスウェイ、サイドステップが難しく
F・メイウェザーでさえ嫌う。
葛西トレーナーと話合って決めたのだろう。
「 この攻撃はコーナーに詰めた時だ 」
この打合いで戦略をしっかり実践出来る冷静は海外防衛したキャリアから来る自信によるものだろう。

●所見~ハルドンの場合~
1Rボディが効いたのか一瞬、苦悶の表情を見せたがメキシコのファイターがする事か。
実際、相当に効いたのかもしれないが。
その時点で負けは見えていた。
この選手はパンチ有る故、自ら打って出るスタイルだが適して無い様に思う。
右の打ち方など力を入れ右半身を投げ出し、バランスを戻さず、無防備に成ったりするが
畑山氏と試合したS・デュランの様な肩から真直ぐスパーンと打つ方が良いと思われる。
トレーナーもこの選手の性格が邪魔してスタイル改造が出来無いのだろう。
ボクサーは性格によりスタイルが決まり、それが優位になる事もあれば逆も。
この選手は恐らく後者。

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4 コメント

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謹賀新年 (バタービーン)
2014-01-07 11:52:47
今年も宜しくお願いします。
三浦選手は海外防衛で自信を深めたか中々風格が出てきたように思います。
三浦贔屓の私としては大満足の年越しになりました。
ポンセデレオンが名前を出して対戦をアピールしていましたがもし決まれば海外進出の第一歩になりそうですね!
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Unknown (ジョー)
2014-01-07 21:07:27
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!
三浦選手は、海外防衛してから一気に伸びてきたような気がします!
内山選手との統一戦もやりそうですね・・・
個人的には内山有利なのですが、以前の試合のように三浦がダウンをとって勝ちそうな予感も・・・
何はともあれ2014年度もビッグマッチが成立することを祈ってます(笑)
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Unknown (ゲート)
2014-01-08 10:16:20
派手な試合が出来て世界クラスで勝てる逸材です
ジョニゴンのような派手な倒し屋と倒され屋を兼ねるような選手になってほしい
負けをリスクに思うようなメンタルでは無いでしょうし
そんなメンタルでは力を発揮できないスタイルでしょう
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Unknown (管理人)
2014-01-09 09:04:50
>バタービーンさん
自信持って戦う事はとても重要です。
私は三浦がこれ程世界レベルで活躍するとは全く予想しませんでした。
vsポンセは良いですね。
ばっちり噛み合いますよ。

>ジョーさん
vs内山は本当に実現しそうなってますね。
共に指名戦後とか具体的プランも上がってますし。
試合した場合、私も内山有利ですが力量差は前戦よりも遥かに小さいと思います。

>ゲートさん
帝拳所属ですしWOWOWがバックアップしたならばビッグマッチがあるかもしれません。
1Rに三浦が2度ダウンし、相手が仕留めに来た所を
ボンバーレフトをぶち込み3度ダウン奪い大逆転。
そんな試合をやってくれそうな期待感がある選手です。
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